令和6年度調剤報酬改定を完全攻略!〜算定要件・施設基準に関する通知の整理と改定前後の比較資料
2024.5.21更新:算定方法の一部を改正する告示を比較した資料を追加しました。
2024.5.26更新:特掲診療料の施設基準等及びその届出に関する手続きの取扱いについてを比較した資料を追加しました。
2024.6.2更新:5/30付で公開された留意事項通知と特掲診療料の施設基準等の訂正を反映させました。
2024.6.14更新:6/12付で公開された留意事項通知と特掲診療料の施設基準等の訂正を反映させました。
2024.7.2更新:令和6年度改定に関する疑義解釈資料のまとめを公開しました。
2024.7.17更新:令和6年10月、12月から施行される医療DXに関する改定の内容を追加しました。
2024.8.27更新:留意事項通知を更新し、医療DX推進体制整備加算(令和6年10月1日施行)と医療情報取得加算(令和6年12月1日施行)の改定内容を追加し、改定前との比較を行いました(それぞれ最下部に追加)。
調剤報酬の算定要件や施設基準を調べるには?
2024年6月1日から令和6年度診療報酬改定が施行されます。
みなさん、改定の準備を進めていると思いますが、現時点の疑義解釈資料(その5まで)は調剤基本料の加算の届出に関する内容が大半を占め、6月1日から算定を開始する薬学管理料に関する具体的な内容は乏しい状態です。
そのため、改定までにできるのは厚生労働省の資料を読み込むことだけです。
可能な限り正確な情報を集めたいという方向けに押さえておきたい資料をまとめてみます。
他にもありますが主なものを書き出してみました。(疑義解釈は省略)
これらの資料のうち、薬学管理料の算定要件等を細かく規定しているのは★印をつけた2つ、施設基準について詳しく記載されているのが☆印になります。
これらに疑義解釈を加えたものが調剤報酬の算定における主な
根拠となります。
改定前後の違いを比較する
そのため、改定前後(今回の場合は令和6年度改定と令和4年度改定)の文書の違いを見れば何が変わったかは一目瞭然となります。
算定方法一部改正告示と留意事項通知のリンクを貼っておきます。(改定後しばらくの間は修正等が行われ、リンク切になる可能性があります)
算定方法一部改正告示
留意事項通知
特掲診療料の施設基準等 通知
この3つについて、改定前後をしっかり比較して勉強しておきましょう!
というのは簡単ですが、かなりの量があるので手間と時間がかかりますし、慣れないうちは意味を理解するだけで時間が浪費されてしまいます。
各資料を比較する意味
ぺんぎんは毎回比較するための資料を自分用に作成して利用しているのですが、実際、そこまでしなくてもネットやメーカー作成資料等で情報を得ることができるため、読み込んでいる方はごく一部の方なのかな・・・と思っています。
ですが、さまざまな媒体で解説されている内容はどうしても大きな変更点ばかりになり、細かい部分については省略されていることが多いです。
が、実際は目立つ部分についてはレセコンが対応してくれたり、情報を目にする機会が多いため、そこまで困ることはありません。
それよりも表に出ない細かい部分の変更の方が、個別指導であったり、今後の改定の方向性を判断する上で重要になってきます。
資料をじっくり読むのはめんどくさいって方には
でも、そんなめんどくさいことしたくない!点数ごとに必要な変更点だけまとめて教えてくれ!
って方のために、自分のブログ(薬剤師の脳みそ)では点数ごとに分けた内容で記事を公開・更新中なので、そういう方は「薬剤師の脳みそ」の更新を待って、読んでください。
ですが、物好きな意識の高い方にニーズがあるかもということで、算定方法一部改正告示と留意事項通知を比較した資料を公開してみることにしました。
調剤報酬改定マニア向けの資料になりますが、有料で公開します。
それなりに時間をかけて作ったので少し高めに設定していますが、それでもいいという方はどうぞよろしくお願いします。
資料はExcelファイルのみでの公開
令和6年度の算定方法一部改正告示、留意事項通知、特掲診療料の施設基準等 通知については5/18時点のもの(算定方法一部改正告示:2024.3.4更新、留意事項通知:2024.5.2更新、特掲診療料:2024.5.17更新)
厚労省のホームページにアップされているままのpdfではなかなか読みにくいところがありますが、エクセルで項目ごとにシートを分けているので、必要な情報を探しやすくなっていると思います。違いを比較する以前に、単純に算定要件等を確認する場合にも有意義なファイルと自負しています。
なので、マニア向けとは言いましたが、調剤報酬の勉強をする上で必須の資料と言い切ってもいいかもしれません。
少し高額に設定してはいますが、自分で作ろうとするとかなりの時間と労力が必要になるので決して高くはないと思います。
留意事項通知と特掲診療料施設基準等通知の比較は有料になるので、是非、ご購入の上でご確認ください。
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