だんろのまえで
『だんろのまえで』
鈴木まもる
敎育画劇、2008
4分
寒くなると開きたくなる1冊。
山の中で迷っているぼく。
雪も降ってきて、疲れていたところ、ドアが付いた大きな木を見つけます。
中に入ってみると、まっくら。
ろうそくを点け、中を進んでいくと、だんろで薪が燃えています。
そこにはうさぎがいて、一緒にだんろの前に座ります。
「つかれたら やすめばいい」
うさぎは言います。
男の子の様子を順に追っていくと、彼は極限状態だったのではないかと私は思いました。
ろうそく、他の動物・・・ぼくの心は少しずつほぐれていったのではないかと。
うちは暖炉ではありませんが、木を燃やすペレットストーブを使います。
灯油のストーブも使いますが、ペレットストーブの方が空気が柔らかく感じます。
疲れたら火の前でゆっくり。
とても大切な時間ですね。