森の歌がきこえる
『森の歌がきこえる』
田島征三 作絵
L.インシシェンマイ オブジェ
偕成社、2024
8分10秒
壮大で悲しい物語。
幸せとは?
富とは?
さまざまな問いかけがあるように感じました。
ラオスの森にある小さな村。
ピーという精霊が住んでいて、村人たちは森の食べられる草や薬草、小さな動物をとって暮らしていた。
そこにやってきた見知らぬ男。
お金や珍しい食べ物を配り、森の木を切って、〈金もうけの木〉を植えるように言う。
一人で反対するノイだが、みんなは男に従って・・・。
そこからもすごいストーリー展開。
どうなっていくの?とハラハラドキドキが止まりませんでした。
美しい歌が聞こえてくるだけで幸せな気持ちになれるのに。
お金もうけの木は必要だったのか?
お金があって幸せな人もいるけれど、不幸な人もいる。
幸せは自分で決めるしかないんだよなぁ、きっと。
そして今はお金があってもお米が売ってなくて買えなかったりする。
お金があっても解決できないことがこれから増えるかもしれませんね。
そんなとき、自分はどう生きるのか?
試されているような気がしてなりません。
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