好きなもの再確認
先週末は2日間とも出ずっぱりだった。
休みの日のどっちかは家でダラーっとしたい性格の私だが、義兄夫婦の1歳になる子に送る誕生日プレゼントを探すため、2日間ともお出かけした。
それにこの2日間は行きたいところがあって、それも目的の一つだった。
1日は美術館に行った。「フィンランドのライフスタイル」展。
デザインを学んでいるわけでも、フィンランドが特別好きなわけでもなく、私は美術館に行くことが好きなのだ。そのものが誕生するまでの歴史を知って、そのものの製作に携わった人を知って、その時代に思いを馳せるのが好きなのだ。
その作品を見たからといって崇高な思いが湧いてくるわけでも創作意欲が湧くわけでもなく、ふ〜ん、へえ〜、すごい!で終わってしまうんだけど、そうやってボーッと「なんかいい」と思えるものに出会えるから、美術館っていいのよね。
2日は広島本屋通りというイベントに行った。大きな蔦屋書店でやっている、広島近辺の本屋が集合したイベントだ。本屋に本屋がくるなんて面白いに決まっているし、案の定面白かった。
愛媛にある本屋さん(店名は忘れた)で本を三冊買った。俵万智と、糸井重里と、あと誰だったかな。俵万智は問答無用で好きなので見つけた瞬間即決だったのと、糸井重里とあと一人は、装丁にヨシタケシンスケのイラストがあったのでちょっと中身を読んで買うことにした。
読書って、初めましての人、場所、空気を知ろうとする感覚に似てる。読書のための時間を十分取れているわけではないけど、読んでいるうちは心が落ち着く。だから読書っていいのよね。
で、第一目的の誕生日プレゼントも無事に渡せた。2日間出ずっぱりは本当に疲れたけど、2日間の最後に義甥の可愛い可愛い笑顔が見られて疲れはどっかに飛んでいったとさ。