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R6司法合否発表、20時間後 by トリプルE

おはようございます。

昨日の16時から20時間経ちました。

昨日はずっと実家で両親といました。

ずっと大統領選挙を見ながら、私が不合格だった場合にどうするか、などをダラダラしゃべりながら過ごしました。

昼には最後の晩餐をする予定でしたが、それも私のソワソワでそれでころではなく、キャンセル。


でも、最後のお参りだけ行こうと思い、谷保天満宮に3人で行きました。


その道中もずっと、私の不安を聞いてくれる両親。

11回目の受験で司法試験に合格した親父の不合格話もたくさん聞いた。
毎年霞が関の掲示板で番号ないことを確認して、呆然自失で徒歩で3時間かけて家まで帰った話。論文落ちた次の年に短答で落ちた話。口述落ちた話。修習が人生で一番幸せな時間であった話。


リベンジ受験生の私にとって、親父は最高のメンタルコーチ。自分の数倍苦労してきた親父の受験時代の苦労話を聞くと、すーっと不安がなくなってきた。

「ダメで当たり前。2回なんて早すぎる。ダメだったら1週間休んで、また頑張ればいい。健康だけ気をつけろ」

口述落ちも経験した11回戦士の言葉は説得力がある。


3人で菅原公にお参りして、家に戻った。


すでに16時20分。


本当は親父も一緒にパソコン見ようと誘ったけど、「一人で見ろ」といい、すぐに風呂に入ってしまった。母親曰く、不合格の気持ちが痛いほど分かるから見てられないらしい。


私の心は平穏。お参りもして整ってる。
私はリビングのテーブルでPCを見る。母親は離れたソファに座る。

16時半。ネットもつながる。最初に合格点と人数を見た。1500人台。770点。。。。


毎日の可算用では1700人。760点を想定してた。


「ヤバい。これは厳しい。。。」


そして、名古屋の合格番号へ、、、、、

一番上に136番。

私の番号は180番台後半。

もうちょっと下。

ゆっくりゆっくりスクロールする

深呼吸 深呼吸

、、、、、

173

176

、、、、、、、、、、、、


「ヤバい。次で来る。もう一気に見よう」


思い切って一気にスクロール。

すると「18〇」


え、ある。あるんだけど。

その後は記憶飛びました。

実家の二階まで叫びながら駆け上がり、ベッドに飛び乗り、

「うぉーーーーーーーーーーーやばい、マジで受かってる。番号ある。やばい。来た。まじで受かってる。ふざけんなよ 俺受かってるじゃねえか。ヤバい 俺すげー」

ベットでジタバタするも

ふと我に帰り 信じられず、もう一回番号の確認しないと。と一階リビングへ駆け降りる。

「ちょっと 俺の番号見てくれ」

母親に受験票と番号を照らし合わせてもらう。

母親は指差しながら一つ一つチェック

「ある。よし。あんた受かってる。」

来たー

母親は風呂入ってる親父にすぐに報告。

親父も慌てて風呂から上がってくる。

私も風呂場に行き、親父と目が合いがっちり握手。

親父はびしょびしょのフルチン姿。

そして
「よっ、二代目」

親父からの第一声。

謎の言葉 

でも想いは伝わる

はい、あなたの息子は我が家の二代目弁護士になります。

後から知ったけど親父は28期でした。

私は78期

なんとちょうど50年後輩

親父の人生最良の時からちょうど50年息子にとっても最良となった。

親父の13年に及ぶ地獄の時から50年 息子も合格というハッピーエンド

こう考えると去年の不合格は運命だったのかも

凡人親子の司法試験大作戦 これにて終了

めでたしめでたし


おわりに。

2020年、、、、コロナ禍
合弁パートナーに裏切られてサービスを盗られ、廃業し精神的に参っていた私。
プライべートでも離婚、調停で参っていた私。
実家に戻ると、コロナ自粛で電車に乗れずに事務所へ行けずに半分引退状態の親父。

なぜかこの時期は弁護士との接触が重なった。


そして、ふと思った、「司法試験でもやってみようかなー」。


数日後には伊藤塾へ100万超の課金。


そこから約4年と7ヶ月


無事ハッピーエンド。


昨年不合格になってから本ブログは私にとっては受験勉強の不安を吐きだす場所。ブログを書くと、気持ちが落ち着きました。なくてはならないものでした。

その役目も今回で終えました。あとは、2週間後に来る成績通知の分析をもっていったん司法試験受験編は終了しようと思います。

一方でXは全く触っていなかったので、そちらでは呟こうとは思ってます。

よかった。


事後談
後日X等でたくさんメッセージいただきました。読んでくれてる人いたんだなーと実感
不安な受験生の気持ちを少しでも和らげられてたとしたらこんな最高なことはない。ありがとうございました。




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