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来年R6司法試験の予想と対策(自分への備忘記録)

みなさんこんにちはアラフォー司法受験生のボーダーです。

今日は打ち合わせもなく、ローもなく、のんびり過ごしてます。

さて、今日はR5司法試験を踏まえて、R6来年の試験がどんな感じになるか予想してみようと思います。来年受験することになった場合の自分に対する備忘録的な意味合いです。

1.民事訴訟法

ことしR5の試験で、問題として一番難しかったのは民事訴訟かもしれません。(相対的に合否ラインに達するという意味では他の科目と同じですが。)

答案を見て、試験委員は相当反省するでしょうし、相当に批判もされるでしょう。それくらいにアカデミックな問題でした。

受験生として気を付けるのは、「R6は必ず振り戻しがあり、R4の問題のようになる」ということですね。

間違えてもR5の問題に対応できるように知識をインプットするなどとは思わない。ぶ厚い基本書などに手を出さない方がいいです。

R5は守り力の勝負となりましたが、来年は予備校っぽい問題になると予想します。R4のような問題になると予想します。

今まで通り、弁論主義や処分権主義、既判力、複雑訴訟を中心に基礎を固める。

私が来年受験する場合にも、特に勉強内容は今年と変えません。

2.刑事訴訟法

やられました。
本試験過去問やってた人は相当アドバンテージある問題でした。
刑訴の論点はほぼ100%本試験で出つくしましたね。
改めて思いました。

つまり、今後も本試験過去問の焼きまわしです。

今年はH22の領置。H25の伝聞でした。

過去問で出題実績あるので、受験生的には文句言えませんね。

来年も間違いなく焼きまわしでしょう。

受験生として理想は全19年分の本試験過去問を繰り返すことです。
でも、なかなかそんな時間はないと思います。
私が来年受験する場合も、そんな時間はありません。

そこで、取捨選択します。
①まず、伝聞は過去問を全部フルで繰り返し、血肉にする。来年も出そうです。。
②訴因の過去問も全部フルでやる。訴因も出そうですね。

③捜査等のそれ以外は時間がないので、問題を繰り返すのは諦める。
一方で、出題論点だけは絶対に網羅しておく。例えば、領置の適法性枠組みは押さえるなど。
➡LEC矢島先生の速修テキストには過去問出題情報があるので、それで押さえる。

論点知ってて、大枠分かればBは確定ですね。

私も来年は過去問出題論点だけは網羅しようと思います。

3.行政法

今年R5は問題文、個別法ともに例年に比べれば理解しやすい方でした。
都市開発やら、収用やら組合やらに比べれば取り組み易かったです。
誘導文も、平易だったと思います。

来年R6は極めて危険です。
個別法が都市開発系が来そうです。
問題文や誘導文もより分かりづらくなる可能性があります。

受験生としては、「守る」方法をトレーニングする必要がありますね。

個別法も複雑すぎ、誘導文も日本語が難しい、そんな中でも「守る」、最低でも素点30-35点(BやC)を死守する、そんなイメトレ、振る舞いをトレーニングしておくことをお勧めします。

4.憲法


今年は25条と14条が見えやすかったですね。

来年も今年のように会話文となると思います。

そして、来年も選択条文は見え見えな気がします。

それをいかに問題の事実を使ってまとめ上げるのか。その勝負となりそうです。

読解力、まとめ力のトレーニングが必要ですね。R5の問題を使って繰り返し書く練習が必要ですね。

また、設問形式はまた変えてきそうです。受験生としては過去19年分の設問形式、主張反論や3者間、意見書、行政側からなど、全てに対応できるようにしておく準備が必要ですね。

私も来年は、読解まとめ&書くトレーニング及び、設問形式に応じた書き方(型)をちゃんと決めようと思います。


5.民法

出題形式は安定しましたね。
独立した3問。
来年も同じでしょう。

今年は契約の解釈系が出ませんでしたね。

来年は①契約の解釈系の問題(法解釈力を問う系、フッ素判例など) ②条文問題(遺留分減殺請求と予想) ③論文典型論点(錯誤や代理などの総論)が出ると予想します。

民法は量が膨大なので、やはり短答対策が中心で、その中で論文を意識するって感じだと思います。

論文問題集をいかに繰り返しても、短答の点数が50点超えない一方で、短答条文判例知識があれば、論文の点数も飛躍的に伸びますね。

私も特に今年と異なる勉強はしないと思います。

6.刑法

刑法も特に例年と異なることはなかったと思います。
ただし、感じたことは、本当にほぼ短答知識と重なるってことです。
刑法は論文できれば短答も点取れますね。

特に今年と異なる勉強は不要ですね。


7.商法

今年は判例オンパレードでしたね。
しかも、設問2の判例はいずれも受験生の8割が当然に知っているものではなく、受験生の4-5割くらいが知ってるような判例。
瑕疵連鎖、原告適格、共有株式。

ここまであからさまに判例知識をそのまま聞くということは、これは試験委員からのメッセージだと思います。

今年の問題は、判例知ってれば即A確定って問題でした。

来年に向けても判例は大枠だけは押さえる必要がありますね。
受験生の4-5割知ってるレベルの判例まで網羅する。少なくとも株式や機関の分野については。

① 本試験過去問で出題実績ある判例は全て網羅する。
② 基本テキストに記載ある判例については、その範囲内で大枠だけは押さえる。

私はLEC矢島先生の速修テキストにある判例だけは問題の所在、大枠押さえようと思います。
機関、株式は必須。他の分野は本当にざっとでいいと思います。
10-15時間くらいで終わると思います。
判例百選をつぶすって方法は時間的には無理ですね。

来年は、自己株式と合併無効の訴えが臭います。過去問にもあるのでやりましょう。

おわりに

以上、来年R6受験する時のための、自分への備忘記録でした。

特に刑訴と商法は、論点知ってるかどうか、で決まる印象です。
知ってれば即Aと感じました。
この2科目は特に受験勉強的な網羅性が特に大事になると思います。
論点も多くなく、時間がかからない一方で、得点は跳ねやすく、効果的だと思います。

ではまた。




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