自分の心の声を聞くこと、自分の心を喜ばせることの大切さ



みなさんは、自分の心が喜ぶ選択ってできてますか?

それだけ聞くと、一見簡単にできそうなことにも思えます。

ですが私の周りを見ると、誰かに強制されたわけでもないのに、好きなことを我慢して、自ら苦しい世界へと自分を運んでいる人を見ます。

その人が、納得してその道を選んでいるのなら、何もいうことはないのですが、
そういう人に限って、メンタル疾患になってしまったり、いつもイライラしている姿を見ます。

強制されたわけでもないのに、世間の声に振り回されて、不本意な人生を送らなければならないのは、苦痛でしかないですよね。


かく言う私も、いつもの私の行動を振り返ってみると、どこか世間や周りの空気感に押されて、「やりたい!」ではなく、「やらなきゃ!」が多くなってることに気付きました。

とあるエピソードを書きます。

先日書店に行った際、最近売れてる本として、「第二の本業を持とう!」といった趣旨の自己啓発本が紹介されていました。

その本をパラパラめくると中には、
「生計を立てるための本業以外に、自分が本当に好きでやっていることを見つけよう!
そして、それを通して世間に貢献できている実感を持とう!」

といった趣旨の話が書かれていました。

ライスワークとしての本業以外に、ライフワークとして取り組みたいことがあるのは素晴らしいことだと思います。

私も、「好きなことを通して、世間に貢献したい!そのために、好きなことをもっと極めなければ!」と思いました。

ですが、ふと心に引っかかることが。

「世間に貢献するために好きなことを極める」って、順番がおかしいのではないかな?と疑問がわいてきたのです。

好きなことを、好きこそものの上手あれ、で極めた結果、誰かの役に立つことは素晴らしいです。

ですが、誰かの役に立つために好きなことを極めるって、もうそれ自体が義務となってますよね。

私は、「好きなことで世間に貢献する」という趣旨の話を読んだ時、
自分に趣味はあれど、「それで誰かを幸せにすることはできない」と、多少の焦りのようなものを感じました。

ですが、そんな鬱々とした気分でいた中、ふと浮かんできた心の声があったのです。

「好きなことを極めて、世間に貢献することは、本当に私が心から望んだことなのだろうか?」と。

その本の著者の方は、自分の経験や知識をもとにして、「好きなことで世間に貢献できるのが良い」、と述べているだけですよね。

そもそも私とその著者の方は、性格も考え方も、これまでの考え方も異なるので、何が自分に合った生き方なのかも、大きく異なってくると思います。

なのに私は、その著者の方が書かれた内容を、半ば義務として自分に課そうとしていました。

決して誰かから強制されたわけでもないのに。

その本の内容を実践して、幸せになれるのであれば、是非そうすれば良いと思います。

あくまでも、私の考え方や価値観とは合わなかっただけのこと。

売れている本を出版されているような、立派な方の考えを聞くと、まるで世間がそれを強制してくるような、自分もそうしなければいけないような気がしてきます。

ですが大切なのは、「本当は自分はどうしたいか?」、心の声を聞くこと。

私の場合は、結果的に趣味が世間や誰かの役に立つことがあるかもしれませんが、今は深く考えずに、ただ自分が楽しむことが大事なのだと、感じました。

気を抜くと、世間の声に流されて、自分の本音というのを見失ってしまうこともありますよね。

そんな時は、一度どっしりと立ち止まって、しっかりと自分の心の声に耳を傾けて、自分の幸せを第一にして、生きていきたいと思いました。





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