再開! ペンギンの赤い血 〜少年院編〜#6 お母さん!
あらすじ
お母さんを殺した罪を掛けられたペンギン、ペンギン人。少年院に入れられて、本当の犯人を解明するため、少年院から抜け出すことにする!!!
「ここから逃げよう」
と言ったのは僕だ。
「作戦はある」
僕らは作戦を話し会った。
少し経った後、一人が僕の後ろを指差した。
「あれ…」
「ん?」
後ろを振り返って…
「ぁっ…」
絶句した。
そこにはたまたま、少年院の職員が…
「何を言っている」
「いや…その…」
「君は隔離だ」
そう言って少年院の職員が流屋の鍵を開けた途端…
「今だ!!!」
僕はみんなに叫んだ。
職員が反応する前に、みんなが牢屋から抜け出した。
「なっ!まて!お前ら!」
僕は職員のお腹をぶん殴った。
「がはっ」
職員が気を失っている内に、僕は職員から牢屋の鍵を取って、他のペンギンたちの牢屋をあけていった。ここの牢屋の鍵は、全て同じ型なので、鍵は一つで良い。
僕はみんなを引き連れて、なんとか入り口まできた。入り口にいる門番をなぎ倒し、なんとか少年院の外に出れた。
ウウウウウウウ!『脱獄です!警報を!直ちに確保を!!!』
「…無駄だ」
ブウううううううううううううううううんんんん!!!
海の上に大きな音が鳴って、船がやって来た。
「大丈夫か?」
そこにいるのは、この中の誰かのお父さんだ。心配して来てくれたらしい。元々の作戦は、職員の誰かを脅して、船を操縦させることにしていたので、助かった。みんなでその船に乗り込み、僕らは少年院から脱獄した。
今頃少年院は大騒ぎだろうが、僕らを探し始めたときにはもう無駄だ。そのときは僕らは遙彼方だ。
僕は空を仰ぎ、誓った。
「お母さんが殺された事件を、絶対解決させてやる!!!」
と。
続く
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?