タコピーの原罪 レビュー
茶番(読み飛ばしてくれて結構です)
ペンギン人(以下「ぺ」)「うわこの漫画最高!次は…」
心の中のペンギン人(以下「心」)「おいペンギン人」
ぺ「なんだよ、今すっげえ面白えサスペンス漫画読んでんだよ!」
心「ほーん、どんな漫画だ?」
ぺ「アイテルシー」
心「打ち切りじゃねえか」
ぺ「いやあ、最近ハマっててさ」
心「打ち切り漫画に?やべえ奴だな」
ぺ「いやあ、やっぱりお財布を圧迫しない量の漫画はいいよね」
心「そう言うもんかねえ」
ぺ「あーあ、アイテルシー、レビュー書こっかなあ…」
心「レビュー?…そういやお前、投稿サボってるよな?」
ぺ「ぎ、ぎくっ」
心「タコピー、書くんだろ?」
ぺ「なんの話だい?そんなことより、アイテルシー を完結まで読ませてくれよ」
心「レビューを書くか、お前の人生が完結するか、どっちが良い?」
ぺ「そんなこと言ってビビらせても無駄」
心「じゃあこれを見ても言えるかな?」
心「良いのか?アイテルシーが完結する前に、お前の人生が完結しちまうぞ?」
ぺ「…イヤデス」
心「じゃあレビューを書け」
ぺ「アイテルシーノ?」
心「タコピーのだよ☺️」
本題
(やっと茶番終わった…)
はい。投稿サボってました!
すみません‼︎
昨日はまじで用事あって休んでたんですが、他の日はサボりです(笑)すみません。
じゃあ早速、真面目にレビュー書いていきます。
あと、今回珍しくネタバレありです。
未読の人は厳重注意を!
鬱漫画
まあこのペンギン人、ミスミソウのせいで鬱漫画体制がついてしまったんですよね。
あれは流石に強烈すぎて、心に石をぶち込まれたみたいに胸が重かったのを覚えています。
まあそれで、たいていの鬱漫画は読めるようになったつもりなんですよね。
そこで、愛用のサイト、(?)「ジャンプ+」で連載していた、「タコピーの原罪」を読んでみたんですよ。
まあ最初は、「どうせ日常形の漫画だろうな」と思って、チャチャっと最後のページ(1話の)だけ見て終わりました。(なんで?)
まあ1話の最後のページがこれだったので、
日常系漫画だと思って舐めてました。
魅力1 リアルな描写
それから少し経って、タコピーが話題になっていると知って、「ただの日常系漫画が、そんなに人気になるのか?」と不思議に思い、7話が更新された日に、5話まで読みました。(そこは全部読めよ)
1話のしずかちゃん自殺のシーンは椅子から転げ落ちそうになりましたし、4話のまりなちゃん殺害シーンは思わず「はあ!?」と声が漏れました。
それほど釘付けになって読んでいたんですが、5話でいったんやめたのには理由があります。
それは5話の最初のコマ。
なんの問題もないように見えると思うのですが、僕がやめた理由はここです。
まりなちゃんが死んだと言う衝撃な事件が起こったあとの話の、この文章!
わざとコメディタッチにしているのでしょうが、ちょっとキツかったですね。
暗いまんま行くのなら、こう言うアオリ文とかはやめて欲しかったですね。
ここで一旦ギブアップしてやめました。
ん?「ペンギン人てめえ批判ばっかしてんじゃねえか!」だって?
忘れましたか?
僕は面白い漫画以外はレビューに書かんのですよ!!
つまりここで、、転機が訪れる訳です。
ある日、友人が、「タコピーキツかったわ…」って言ってたんです。あれ、こいつもタコピー知ってんだ!ってなった僕は、話を聞いてみました。すると、
「結構伏線とかもいっぱいあってミステリーチックだから、お前は好きだと思うよ」
と言うサスペンス漫画好きには最高の言葉が!
家に帰ってジャンププラスを開くと、まさかの全話無料ではないですか!!(11話くらいまで無料!!)
今すぐ読まなくては!と、11話まで読みました。
いやあ…キツかったですねw
ミスミソウ読んで鬱漫画体制はついたと思ってたんですが、もうとにかくキツい。なぜかと言うと、
描写がとてもリアルだから。
タコピーという非現実的な存在がいる世界なのに、なぜかどこかで起きていることが書かれているようなリアルな雰囲気が漂う漫画。
キツいキツい言っときながら、やみつきになりましたね。
この、「リアルな描写」というのが、この漫画の魅力だと思います。
虐待、毒親、いじめ…
「タコピーの原罪」は、現実世界で今まさに起きている問題を、リアルに生々しく描いている漫画です。
魅力2 ラスト
※ここからは最終話のネタバレが入って来ます。まじで未読の方は注意して!
さて、そんな本作も3月25日に完結を迎え、つい昨日、単行本下巻が発売しました。(もちろん買ったよ?)
そこで気になったのは、
ラストが賛否両論ということ。
Twitterから感想を引用すると…
などなど。
さらに最終話更新日には、Twitterのトレンドに、「百合エンド」が上がるという結果に。
個人的にはとても綺麗な終わり方だったので、「百合エンド」や「微妙」という意見には、「そうか?」と思うしかありませんでした。
確かにラストは何も解決せずに終わったので、「微妙」というのは分かりますが、
「百合エンド」だあ!?どこがだよ!?あれは「仲直りエンド」であって、決して二人が恋愛感情を持ってることではないんだよ!!
にわかは黙ってろ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
取り乱しましたが、本音はそういうことです。
まあ「微妙」という感想については、ああいう着地もいいんじゃないかな、って感じです。
全部全部救われて終わり〜じゃなくて、タコピーとの関わりがあったことで、しずかちゃん、まりなちゃん、東君が少しだけ救われて前に進めた…。そういうエンドが、この作品にはあっているのかなと思います。
そもそも僕が、全部救われてハッピー!っていう終わり方があんまり好きじゃないんですよ。
特に虐待やいじめなどの問題が書いてある作品とかだったら。
綺麗事言って、いじめがなくなる訳ないじゃないですか。それなら少しでも被害者が救われて、前に進めるようになる。そんな現実的なエンドを迎えたこの作品は、僕にとってはただの「傑作」です。
終わり!
いかがでしたでしょうか?
全二巻ととても読みやすい長さで仕上がっていますので、ぜひ読んでみてください!
それでは、終わり〜〜。
下巻のリンクです↓
またバグった…