漫画レビュー「THE COMIQ」と「蝶々」についてのお知らせ
うん、もう下の『「蝶々」について』は飛ばして。うん。目次で今すぐレビューに飛んで。
ふざけまくった話は見なくていい!!(自分で描いてるくせに何言ってんねん)
「蝶々」について
不定期連載
こんにちは。ペンギン人です。
今日は「THE COMIQ」のレビューをやるのですが、まずは今連載中のオムニバスファンタジー小説「蝶々」について伝えておかなければいけないことがいくつかあります。
まずは小見出しにも書いてあるように、「蝶々」は不定期連載とさせていただきます。
その理由については二つ目のお知らせで話します。
だいたい1ヶ月に1〜2回くらいのペースで更新できたらと思います。
楽しみにしてくださっていたみなさんには、ご迷惑をおかけしますが、どうかご了承ください。
第2話 「宇宙人の願い」について
第2話に更新予定の「宇宙人の願い」ですが、「結構面白いストーリーになりそう!」と意気込んでおり、とても自信のあるストーリーだったのですが…
下の漫画(Key noteで頑張って作った)をご覧ください。ちょっと長いけど。
てことです。
いやあ…宇宙人のネタ…
結構自信あったんだけどな…
まあしょうがないということで。
(ほぼ僕の責任ですが)不定期更新にさせていただきます。
本当にすみません!!
そこんとこお願いします。
ではレビューいきましょ〜
本題 漫画レビュー THE COMIQ
これが最期の単行本作品
「THE COMIQ」。この漫画、予告していたつぶやきからわかるように、作者が遊戯王の作者 「高橋和希」さんなんですよね…。
高橋先生といえば、最近お亡くなりになられた方です。
今回のレビューは、追悼の意味も込めて、いつもみたいにふざけずに真面目にやろうと思います。
なので上の漫画は忘れてください。(上の漫画っていうのはふざけまくったKey noteで作ったやつね)
真面目にやっていきます。
はい!
スタート!
この作品は、おそらく僕が調べた限りでは、作者最期の単行本作品だと思うんですよ。(間違ってたら教えて)
しかも意欲作みたいで…
ipadを使って、初のミステリー漫画を描いたみたいです。
今回は、そんな漫画の魅力を最大限にお伝えできればと思います。
魅力 メッセージ
この漫画の魅力はこれ。
「作者が作品に込めたメッセージ」
これだけ。
これだけです。
はあ?そんなことあるかよ!?
と思った方。読めばわかります。
以下、少しネタバレが含まれます。
できるだけ物語の核心の部分には触れないようにします。
それでも嫌だという方は、今すぐ買って読んでください。
読めば面白さはわかります。
全1巻なのでさくっと読めます。
ではここからネタバレが含まれます。
ネタバレが嫌な方は今すぐ上のリンクに飛んでください。
この作品は、あらすじからもわかる通り、「冤罪」が大きな鍵になっています。
作品に出てくる「馬場」という男。彼は主人公の「坂巻」のアシスタントであり、獄中で仕事をしています。いわゆる獄中アシスタントというものですね。
彼は3年前の「ハロウィン殺人事件」の犯人として刑務所に収容されています。
そんな坂巻と馬場が面会をし、馬場は「ハロウィン殺人事件」の犯人ではない、真犯人は別にいる!ということから、坂巻は真犯人を探し始めます。
はっきり言いますが、ガチのミステリーを期待していると肩透かしにあいます。伏線も張っていることは張っていますが、まず真犯人を推理する事は不可能です。
そんな作品なのに、僕がお勧めしたのは、作品に込められたメッセージが素晴らしかったからです。
高橋先生は、「THE COMIQ」という漫画を通して、「自由」「解放」を描こうとしていたのです。
あとがきを引用させてもらうと、
そして、作中に出てくる坂巻の、「ようこそ、自由へ!」というセリフからも、高橋先生は、「THE COMIQ」を通して、「自由」「解放」を描きたかったのでしょう。
そのメッセージの回収の仕方が秀逸です。ほんとにラスト3、4ページなのですが、そこでゾワっと鳥肌が立ちました。
「あ、この人天才だ」
その言葉が体中を駆け巡りました。
たった200ページ。200ページで、高橋先生は、「自由」「解放」を描きあげたのです。
この漫画は本当に好きで、何度も読み返していました。
なので、お亡くなりになられたと聞いたときはショックでした。
すぐに本棚からこの作品を取り出し、読み返しました。
ほんとに面白くて感動しました。
またこれからも読み返すと思います。
素晴らしい作品をありがとう。
最後になりましたが、高橋和希先生のご冥福をお祈り申し上げます。
マジでおすすめ。絶対読んで。
Kindle版
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