考えなきゃいけないけど今はちょっとね
娘の学校では、今週から分散登校とオンライン授業の組み合わせで、不完全ながらも授業を開始しました。
昨日は、分散登校日で2時間学校に滞在し戻ってきたのですが、夕ご飯を食べている時に、「ママ、私ちょっと将来がわからんようになってん」と話すので、片付けを終えてから話を聞く時間を作りました。
私立中高一貫校に通っているので、中1の時から「将来の進路を早めに決めるように」と言われ、中3の時はかなりしつこく言われたなぁと記憶しています。
私が中学や高校の時に、「早く進路を決めなさい」と先生から言われたかなぁと振り返ると、高2の1学期で「お前ら、進路のこと考えてるんか!」と言われたぐらいだったかなと。
昨日は、一枚の紙を渡され
・どこの大学と学部へ行きたいか?
・将来、どういう職業につきたいか?
・指定校推薦を受けるかを考えているか?
を書くように言われ、まだ2つの道で迷っているし、今は学校がいつ再開するかが気になるのにと戸惑ったらしいのです。
ひとつは私の病気にいつも寄り添ってくれる職業、もう一つは「数字大好きな人に向いている仕事」で2択ありの職業。
なぜこういう表現かといえば、まだ本人が決めかねているし、ここ最近、慣れないオンライン授業で疲れているからです。先生方も慣れない授業をしながら、生徒の進路指導をして、学級運営をしているのですから、双方での思いのすれ違いは出てきてますよね。
娘も自分の成績のことはもちろん性格について、よく分析し理解しているから、最初に目指していた職業は向いていないかもと考えたようです。
「ママに厳しいこというのに、いろんな人とお話しするのに、向いていないかもしれないと思うねん」
それは思春期だから、私や大人に対して、腹が立つことは逆らったり怒ったりしてくるのは当然だと思うんです。思春期まっさかりだから、高1の段階で「絶対この道でなければいけない」って決めつけるのは、まずいなと思うのです。
しかし、学校が今は余裕がない状態で、高3生に至っては毎週土曜日に登校し授業を開始していました。
昨日、「大阪モデル」として一定の数値基準をクリアすれば、徐々に自粛を解除するとし、太陽の塔や通天閣を緑のライトで照らしました。
「達成したー」と喜ぶ声は多いのですが、まだコロナがこの日本から消えた訳ではありません。また、いつ感染者数が大量に増える危険はあります。だから、心から喜べないし、学校からの連絡に今は怯えるばかり。
娘も今のリズムでようやく慣れてきたところで、もしまた感染者が増えた時が怖いと話ます。
「高校生だから、怖がることないでしょ」という声はあると思うけれど、入学式なしで、いきなりオンライン授業。分散登校で、大の仲良しの子と会うことはまずない。(出席番号で分けられたから)
LINEのビデオ通話で、仲良しの子達と話をすることはできるけれど、まだまだ精神面は未熟だから、「顔と顔を付き合わせる」機会を増やさないといけないと思うし、大人の政治的というか教育論で振り回される子供達って、一体なんだろうと。
そりゃ、今の状況下を乗り切れる子供は今後も有利といってる教育者もいるけれど、実際に身近で見ていると、それが正しいのかがわかりません。
教育に正解はないし、希望を出しても打ちのめされることだってある。だから、今は結論は急がずに学校にいち早く戻れることを願いながら、生徒達と接して欲しいと学校には祈るのみです。
学校だって、慣れない環境下で頑張っているだから、今は批判はなし。現場で頑張る先生や混乱の中で頑張る子供達をそっと見守りたいです。
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