「無償転載させてください」てきた話
今回の件については、運営様にはご報告はしていませんが、今後は起こりえるかもしれないので、昨日起きたこととして、紹介します。
私のtwitterアカウントのDMが入っていて、新しくやりとりするアカウントだったので、許可を出した途端、目を疑う内容のDMが出てきました。
※メール内容については、非公開とさせていただきます。バイアスはかけていません。
メール内容はというと、「あるNPO団体であり、社会貢献をされた方の記事を紹介したい。無償転載として、そして掲載時に少し手をくわえさせてもらう」という内容です。
もう、著作権や引用・転載については、物書き業をしていれば、いろいろと勉強しているはずだし、少し間違えれば即クビか罰金かになります。
引用・転載というのは、誰かの著作物から一部分をパクるか、全てをパクるかとなります。(口が悪い文章で申し訳ない)
引用・転用も実は「複写」ということになるのですが、ある条件をクリアすることで、「複写権」侵害にあたらないという解釈になります。
引用は、ある著作物の一部分を引用すること、たとえば、ある方の文章が素晴らしく、心に響いた部分を記載する場合は、
「きみえちゃんのご飯はおいしかった」より引用(〇〇作)
と引用した文章のどこかに明記する必要があります。
転載は、いわゆる丸パクリにはなるけれど、著作者の同意を得て、なおかつどこからの転載であるかということを明記する必要があります。
しかし、同意を得ずにどこかに載せること、さらに転載したものを改ざんすることは、「複写権」「著作権」両方を侵害することになります。
【参考としたサイト】
DMを送ってきた団体のサイトでの紹介例を見たのですが、原文を改ざんされて掲載されることがわかり、これは認めるわけにはいかないということで、拒否しました。
ライターとして書いている記事で、著作権譲渡について引き渡す条件はありますが、このnoteでの記事については、こちらとしては、一切著作権を放棄もしくは転載は一切認めてはいません。
以前、あるクリエイターさんが、別のクリエイターに丸パクリされて、大問題になったこともあるので、気はしていましたが、まさか自分のところに来るとは思いませんでした。
そして、私の記事をパクって改ざんすることが社会貢献になるのかというのも、非常に疑問に感じました。
ピースオブケークスには報告はするつもりはありませんが、もし話がきておかしいと思った時は、簡単にOKを出さないということでしょうか?
著作権関係は、非常に難しい一面もあるので、裁判にまで巻き込まれないためには、怪しい話には注意ということですね。
※追加
「無償転載」と書きましたが、転載することは相手の許可は必要で、お金のやり取りはなしです。
転載は、相手の許可を受けて成立することですが、「無断転載禁止」とあれば、転載できないというわけです。
公の機関が公表している資料は、引用として使い、出どころを明確にしていればいいのですが、引用・転載は、ライターでさえ、選ぶところを慎重に選ぶので、引用・転載は気をつけてくださいね。