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こんな私でよかったの?
どうやら婚活コンサルさんのもとに「婚活したいんだけれど」という女性が現れた時に、
「〇〇大学(むちゃくちゃ有名大学)で、〇〇とかの企業に勤めていて」と
リクエストを出す方が多くて、お断りするケースがあると聞きます。
私は、その話を聞いて「我が旦那はどうして私を好きになってくれたのか?」とたまによく聞くのです。
私は、在籍当時は有名短期大学だったけれど、今では負債を抱えて、名前を売った落ちぶれた短大。
旦那は、某帝国大学の工学部(特殊なものを扱う学科)で、大学院・修士課程終了で、1度の転職歴あり。とある会社で研究職として働いています。
知り合いの紹介で、学歴や趣味を聞いていたけれど、「私とお付き合いなんて、まぁ無理だよ」と思いながら、約束の場所に出向いて、なぜかシャアザクとガンダムで盛り上がって、一気に結婚までいきました。
主人は後から教えてくれたのですが、「ペンちゃんの方が、話を聞いて、僕とは釣り合いが取れないかも、サヨナラされるかもと怖かった」と話してくれました。
どうやら、その知り合いが「ぺんさんはね、クラシックバレエとフルート演奏が趣味なんだよ」と、話したことが彼にとってはハードルになったそうです。
「むちゃくちゃお嬢さんで、僕みたいな人間とは世界が違う人だろうな。会うだけでも行くか」と諦めていたけれど、私と話すと俗にいう「ギャップ萌え」をしたらしく、それで付き合いたいと決めたらしくて、かわいいこと。
◇
でもね、たまに思うのです。
「私と一生を過ごすパートナーでよかったの?」と。
産後、大病をしてから、持病として持つようになり、かなり苦労させているし、入院もしたことがあるから、ものすごく迷惑をかけているって、時々泣いてしまうんです。
それでも、主人はいいます。
「初めて出会ってから、とても楽しい人だったから。僕が一番迷惑をかけているんやで。だから、一緒にいよう」
学歴や育った環境は違うし、私なんて、足を引っ張る存在でしかいないのに、こうして私をいつまでも一緒にいたいという、主人に感謝です。
◇
学歴や育ちは、ある程度違ったとしても、結局は本人達の気持ち次第。
それと、あと一致したのが、お金の使い方・価値観だったかなぁと思います。
結婚が決まってから、一人暮らしをしていた主人の製品をそのまま使うことができたのと、住まいも賃貸住宅からスタートで、慎ましやかな生活からスタートしました。
妊娠するまでは、かなりいろんなことを我慢して、爆発して泣いたこともあるけれど、「ぺんさん、そんなに我慢していたなら、僕に相談してよ」と話を聞いてくれて、実現したのは、ボーナス時の「ボーナスディナー」。
今は子供の進学があるからできないけれど、夏冬のボーナスが出た時だけ、地元で美味しいイタリアンレストランに、ディナーにいくという、慎ましい楽しみ。
ささやかな楽しみがあったから、今があるのかな?
今はお互いの学歴のことなんて気にしていないし、ケンカする要因があるとすれば、しょうもないことかな?
夫婦って、本当に不思議であり、何でどうなるかわからないものだと、最近思っています。
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