今見直されている90年代の「宝塚歌劇」

いきなりの題名にひいた人はいるかと思いますが、高校3年生から私が離れようともまた戻っているのが「宝塚歌劇」です。

まだ大学受験など進路が確定していない高3の夏に、「ベルサイユのばら〜アンドレとオスカル編(雪組)」を観て、それからはもう月に一回在阪番組での「宝塚・花の指定席」は正座で観ていました。

その後、進路が決まってからは月に1度は観に行くという「ガチ宝塚ファン」になってしまいました。

その当時、月に1度のペースでいけたかといえば、座席料金がピンキリで、学生だった時は一番下のC席で500円で感激できましたからねぇ〜。

C席は、けっして椅子の質がいいわけではなく、舞台は見えにくい。

C席ならではのおもしろさは、舞台下から迫り上がるスターさんがチラ見できるってところでしょうか?

ヅカ友の高校時代の友人と、きゃっきゃっきゃ楽しんで観劇して、帰りの電車で「ここがよかったよね」「また観に行こうね」とか、乙女モード全開でした。

その後は、旧大劇場は解体されて、今の大劇場に改築されたので、C席はなくなり、座席料金が「え?これは毎月1回はしんどいなぁ?」となりました。


結婚して、偶然にも宝塚市民になったけれど、すぐに子供ができて、観に行く機会も薄れ、宝塚歌劇自体からも離れていきました。

ヅカファン真っ盛りの時においていた、パンフや宝塚出版が出している「歌劇」「宝塚グラフ」も全て処分してしまいました。

たまたま、子供の中学時代にPTA主催の話で、宝塚歌劇鑑賞会があったので、久しぶりに観に行って、少しだけヅカファン熱に火がついたけれど、すぐに消えました。

2017年を最後に、宝塚のことはすっかり頭から消え去りました。


また再燃したのは、たまたまメルカリで欲しい本を探していた時に、私が過去に観た「宝塚歌劇」のパンフを見かけたのがきっかけです。

「確か、実家においていた宝塚関連全部処分したよね?買っちゃおうかな?」

昔、キャーキャーと小娘のごとく騒いでいた時の思い出が、パンフの画像を見た瞬間出てきたのです。

私の耳元で悪魔の微笑みと声がするんですけれど、その声に引きずられて、たくさん買ってしまいました。

宝塚歌劇の昔のパンフ

譲ってくださった皆さん、とても梱包が丁寧で「少々汚れています」と買いていたのに、気になるほどの汚れなんて一切なし!

皆さん、手放すまではきちんと保管していて、気持ちは宝塚歌劇にあったんだなぁと。ヅカファンは、礼儀正しいなぁと思うわけです。

最近、簿記の勉強の都合で、YouTubeで気になる動画を見ていた時に、90年代の宝塚作品を振り返るチャンネルを見つけたので、勉強後に見るようになりました。


たぶん、同じ年代のヅカファンと思うのですが、「90年代の作品は宝の山やねぇ」と話していましたね。

今、再演されている作品の一部に、私が熱烈に愛していた作品があり「この人でないと絶対いやや!」という作品があるんですよ。

どれも、脚本を書かれた方はお亡くなりか外部のお仕事をされているかです。

それでも、再演されるのには、その作品を生み出した時代がのんびりとした時代で、個性的な生徒さん達が作品の良さをより美しく引き出す力が大きかったのではないかと考えられます。

いつの世にも通用する「素晴らしい作品」を生み出した年代に、私は初演を観れたかと思うと感無量です。

また観にいきたいけれど、お金の問題はもちろん、なによりも……

一番の問題は、今のトップさんがどんな方々がいらっしゃるかわからなーい!

まずは、今のスターさん達の勉強をしてから、いずれの機会か宝塚歌劇を観たいですね。

90年代の作品が再演されるということは、いつの時代にも通用する素晴らしいい作品が登場した時代で、私は偶然出会えたことは良かったと思います。

今の歌劇作品は、観劇していないし、CS有料チャンネルに加入していないので、どうなのかというのはいえませんが、きっといい作品を拝見できるんじゃないかなぁとワクワクしています。




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