アラフィフにしてハイトーンカラーデビュー
40代後半から少しずつ白髪が出てきて、気にしていた私。
50代に入ってから、急激に白髪の量が増えて、見つけては抜く生活が始まった。
そのうちに、もみあげ部分から白髪が出てきて、目立つし恥ずかしいから家でできる部分白髪染めや、美容院で白髪染めをしてもらっていた。
でも、白髪染めをすると真っ黒しかないし、少し明るくしたくても「そういう色がないのよ。おしゃれ染めで白髪は隠せないのよ」と言われるばかり。
美容院に行くのが憂鬱になって、ほったらかしにするようになってしまった。
しかし、ある場所で「これやってみたい!」という色に出会い、アラフィフでも引き受ける美容院と出会って、夢がかなった。
呉服屋さんの店員さんがしていた髪色に惚れる
娘の成人式の振袖の貸し出しで、いろんな呉服屋さんや専門店を訪ねて行った時に、一軒だけ店員のおばさまの髪の色がファンキーだった。
ショートカットにオレンジ色。
呉服屋さんだから、接客業で髪の色が厳しいのではないかと気になった。
思わず「髪の色、素敵ですね。接客では注意されないんですか?」と聞いた。
意外と「うちは注意なしよ。着物だから絶対黒髪でないとダメっていう概念がいやでねぇ。」とあっけらかんと話してくれた。
お堅い業界なのに、古い概念をぶち破るお店ってあるんだと勉強になった。
気がつくといろんな場面でアラフィフ女子の髪の色が変わってきている
小さなスーパーで買い物をしていると、イヤリングカラーといって、正面から見てイヤリングになりそうな部分のみにカラーを入れている人を見かけた。
インナーカラーといって、表面は地毛で内側にカラーを入れて、髪の毛を束ねたりした時などにちらっと見せるカラーリングもある。
オレンジやグリーンなど、今まできれいに発色しにくい髪はブリーチをして、色を入れていくのだがブリーチで髪や頭皮が痛む人は多かったらしい。
しかし、白髪だらけの髪の毛で、真っ黒の白髪染めはまた白髪が出ればストレスしかない。
思い切ってハイトーンカラーにするのを決めた。
ブリーチつきカラーリングだと、結構高額で地元では2万円が相場。
もっと安いとこはないのかと、娘がよく利用している「ホットペーパービューティー」で、通いやすいところで口コミがよく懐に優しいお店に決めた。
希望の色に仕上がるまで半年かかった
地元の美容室ではなく、大阪市内の穴場的なところの美容院を選んだ。
大阪市内なのに、ブリーチ付きでも高額ではないのにびっくりした。
担当の人に「この髪の色とカットしたいんです」とスマホに入れておいた写真を見せると、
「うーん、半年は定期的に通って欲しいのね。白髪染めの部分を抜き切るのにブリーチをしても取れきれないし。頑張っていきましょうか!」
半年!まじですか!
白髪染めって意外と頑固でブリーチをしてもしぶとく残るそうな。
特に私はハイトーンホワイトベージュを選んだので、白髪染めを取り除くのに時間はかかる。
月1で通って、一度だけ2ヶ月あけるというペースで通うけれど、途中でやめる人はいるらしい。
まず最初から3回目までは、ブリーチを全体にして、ハイトーンホワイトベージュになる色を入れていく。
今まで黒髪と白髪だった髪が、金色の髪の色に変わった。
ただし、白髪染めの黒が「僕頑張る!」と残っているので、完全にはハイトーンにならない。
根本から髪の毛が伸びてくるのでリタッチもしていく。
ハイトーンにするには、根気が必要だった。
え?!その色入れるの?やめてー!
半年の間に一回だけ青色が入った時がある。
担当さんは「大丈夫、青色はシャンプーするごとに落ちるから。」と必死に説明してくれた。
ずっとハイトーンを入れていくと、ベージュ系ではなくホワイトに変わってしまう。
そこで、ラベンダーブルーを入れてやることで、スーパーハイトーンに抑えてやるという段取りなのだ。
担当さん曰く「大体の人が信じてくれなくて、また来てくれなくなるのよ」としょんぼりしながら話してくれた。
私は、この担当さんが私の悩みを親身になって聞いてくれて、いろいろと提案してくれたし、手入れも美容院でしか買えないものではなく、市販のものを紹介してくれた。
この人に自分の髪の毛を任せたし、アドバイスもたくさんくれたから、青色が取れるのを信じてみた。
すると、シャンプーするごとにどんどん青色は抜けて、下から綺麗な金色の髪が出てきた。
そして、ようやく完成!
先日、ようやく自分が「この色にしたい!」という髪の毛の色に変わった。
髪型はウルフカットにしたかったけれど、暑いので今は束ねられる長さにして、秋ぐらいにまた長さなどは調整する予定。
完成はしたけれど、伸びてくる髪の毛のリタッチは必要で、1ヶ月半〜2ヶ月後で大丈夫。
白髪は出ていたけれど、髪の色で隠れるので全く気になっていなかった。
担当さんに「白髪出てたの気が付いてた?」と言われて、初めて気が付いたぐらい。
黒髪に白髪染めでイライラしていたけれど、この色にしてからイライラもなくなって美意識ガタ落ちだったのが、上がってきた。
家族や実家の両親からも「いいやん!素敵やで」と褒めてもらえて嬉しかった。
ただ、注意しなければいけないのは、
半乾きは禁止
必ずドライヤーをかける前にヘアクリームなどで毛先を保護
と少し大変だけれど、慣れれば全く苦にならない。
まとめとして
アラフィフになってから、ハイトーンのカラーリングをしたけれど、娘が小中高生だった時ではできなかったことだと思う。
今でこそ、若いお母さんが気軽にメッシュカラーをしたり全体に私のようなカラーをしている人はいる。
アラフィフ世代で子育て時代にハイトーンカラーをしていれば、学校によっては白い目で見られていた。
今は子供が大学生になって、子供のことで大学へ行くことはまずないし、ハイトーンカラーに対しての偏見ってのは、減ったと思う。
まだまだお堅いところはあるので、変な目で見られはするけれど、事情を話せば「あ、そうよねぇ」と納得してくれる。
今まで「こうしたいな」と願っていたことが叶って、今はとても嬉しい。
定期的なリタッチは必要だけれど、しばらくはこの色を楽しんでみる。