電車であったある出来事
実はというと、私は医師の勧めもあって「ヘルプマーク」をつけて外出するようにしています。
「ヘルプマーク」は目に見えない障害・妊娠初期・体の不自由な人が「出先でなにか困ったことがあれば助けて欲しい」というマーク。
私はうつ病の中の「気分障害」治療中で、19年間闘っています。
休養が必要だけれど、子供のことで何かと走り回り、家の収入の足しにとライターもしたけれど、結局ドクターストップがかかりました。
私の場合は、薬でかなり落ち着いてはいるけれど、最近は頭痛・めまい・知恵熱・過呼吸・突然涙が出ることです。
ちょっとしたことで、嫌な気持ちになって「自分が嫌い」と自己否定も始まります。
話は変わり、ここからが困ってしまったことです。
コロナが2類から5類に変わり、海外からの旅行客が入るようになりました。
百貨店や電車に外国の観光客さんが出入りするようになっていますよね。
そして、私が利用する電車で復活した出来事があります。
関西空港に近い町に住んでいて、関西空港行きの電車に乗る人が戻ってきました。
しかし、この関西空港行きの電車に乗るのが曲者で、和歌山へ行く「紀州路快速」と連結していることが多く、日根野という駅で切り離し作業をします。
車両を間違えると和歌山に行ってしまうので、車内放送でも英語・中国語・韓国語のアナウンスが流れて「関空やりんくうタウンに行くなら〜」と注意喚起をします。
なぜかヘルプマークをつけていると「この人は英語ができる」と思われるのか外国の人に声をかけられて、なんとか通じてほっとしたことは多々あります。
先日、用事で阪和線に乗ってでかけて帰りはぐったり。
たぶん立って帰らないといけないのは覚悟していたので、冷たいお水など「しんどくなった時の対応」ができる準備をして電車に乗りました。
もちろん、帰宅ラッシュに巻き込まれたのでヘルプマークをつけていても誰も助けてはくれません。
たまに気が付く人は「しんどいでしょ?座って」と座席を譲ってくれることはあります。
すると、目の前に外国人の観光客らしき人が「りんくうタウンがなんとかほんとか」と喋っているので、「りんくうタウンのホテルに泊まってる人かなぁ」と気づきました。
その時の私は、疲れているしもう立ったままで寝てようとしていました。
すると
英語だけれど「ちょっと!あなた英語できるんでしょ?」と声をかけられて、私のヘルプマークを指差しながら色々と質問をしてきました。
次々と言われるのでどんどん過呼吸を起こしかけて、どうしようと困っていると、英語に堪能な女の子が気がついて対応を変わってくれました。
その後、いろんな人に声をかけて英語で質問をするので、周りにいた乗客は寝たふりか避けるように別の車両に移動しました。
ヘルプマークは本来は「目に見えない障害をもつ人」が助けを必要とするとわかるようにデザインされたものなんですね。
しかし、国際基準のマークではないから外国人の人にはわからなかったのかなと思います。
それと、異国に旅行で来たものの不安になる人の気持ちは、私が海外へ旅行した時に感じたので理解はできます。
今回は、さすがに執拗に聞かれるししんどくなっているのに、どんどん自分達の主張ばかりを言うのにはまいりました。
今までは、なんとか困っている海外から来た人には下手くそ英語で伝えるようにしていました。
先日のこの体験で、もうヘルプマークが見えるようにもつのもやめて、気軽に海外の人に声をかけるのも避けようと決めました。
トラブルに巻き込まれないようにするには、もう自衛するしかないのかなと、少し悲しい気持ちになった出来事です。
ネガティブな話なって、気を悪くさせてしまったかもしれません。
現実にはこういう出来事があるってのも知っていただければと思います。