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【オーディオ編】楽しみつつお金をかけない趣味

様々な趣味に存在する「沼」という言葉。沼というのは「良いものを求め続ける探究心」の顕れで、常に自分が思う最高の物を手に入れては、更なる高みを目指し、一生満たされないであろう「欲」を楽しみ続ける酔狂なものです。
沼と向き合い、破産するのも良しですが、私はなんとか踏みとどまっています。なので、そのコツについて、恐れながら書いていこうと思います。

■注意!


この記事は、私見の固まりです!全部私の偏見で書いています!
しかし、一生懸命趣味を追う人の夢や楽しみを否定する意図はありません
あくまで、私が実践している沼を回避する「敗退行為」の記事です。
趣味を始めようとする前に読んでもいいですし、沼から抜けたい人が読んでもいいです。
でも、決して怒らないでくださいね…
ガチ勢の方は、「あ〜無知なやつが馬鹿なこと言ってるな〜」ぐらいにお願いします。

プロフィール


理由は後述しますが、自己規制をかけているので、オーディオの知識はそこまでありません。なので、詳しい人からするとナンセンスだと思いますが、僕は僕で、沼を制御するためにしていることなので、許してください。
趣味というのは、自分が満足すればなんでもいいのです。

所有機材


イヤホン:KZ ASX、KZ ZAS、WF-1000XM4、Peal Pro
※過去にはUE10pro、UE900Sも…
アンプ、DAC:PHA-2
※過去にはiBasso D2 + Hj BoaとPHA-1、HP-P1も…
再生環境:MacBook Pro、iPhone等
過去にはiPod nano 2gen、iPod Classic、iMod化けしたiPod、T51、COWON J3など
あと、カーオーディオでCarozzeriaのスピーカーとか高出力のデッキとかサブウーファーとか自分でつけていました。一番いじりやすかったのはMini R50ですね。車の話もまた書きます。

いやー、デジタル出力になったから無理ですけど、D2+Hj Boaのクールな音をまた聞きたいなあ〜と思っています。いろんな専門家に聞いてみましたけど、あの傾向の音ってなかなか無いみたいです。いや、世界は深すぎるので、なんともですが。
そうそう、良いイヤホンとかオーディオを手軽に始めて見たい人は、eイヤホンの店員さんに聞くといいですよ。ちゃんと誰にでもわかるように、商品を選んでくれますし、試聴もできます。そして、沼知識も質問しない限り提供してくれませんし、多分、沼に沼ってゴリ押ししてくる店員さんはいないと思いますので、安心です。eイヤホンがきっかけで、沼っている人はおそらく、自ら足をつっこんでいると思います。まあ2回ぐらいしか行ったことないんですけれどね。田舎者ですから。
で、普通の人からすると、十分沼っているように見えると思いますけれど、こんなのクソザコナメクジです。というわけで書いていきます。

□上の世界を覗いてはいけない


オーディオの世界というのは、常に「上には上がいる世界」だと思います。最初はiPodに付属のイヤホン刺して、128kbbpのMP3かAAC?で聞いていた小学生が、数年立てば、上の一覧みたいに散在するようになるんです。
きっかけは、高校のときに、若干オーオタな友達がいて、Cowon J3のJetEffectでゴリゴリに弄り回したやつを、なんか高いイヤホンで聞かせてくれたのをきっかけに、中毒になり、いい音を聞かないと禁断症状が出るようになりました。
上の世界を一度、覗いてしまうと、同じ世界に行きたくなるのです。ここが沼への第一歩。ただ、当時はハイレゾなんていう言葉はなく(Colorfulが作ってたような記憶もありますが)ロスレスでも、わりと変態な感じでした。高校生でしたしね。なので、私の知識はロスレスで盛り上がっていたころぐらいで止めています。ハイレゾとかロスレスの世界の数百倍は危険だと思います。レートの違いやそれに対応した機材との組み合わせ、イヤホンとかスピーカーの性能…ロスレスが現物取引だったら、ハイレゾの世界は仮想通貨FX並の危険度だと思います。人によりますが。なので、上の世界を覗くのを辞めました。
あと、ハイレゾってDSDだとかレートだとか、ややこしすぎるし奥が深すぎるのもあって、辞めています。理解できね〜!
あと、カーオーディオもヤバいですね。最初はMini R50に載っていたんですけれど、17cmのスピーカーがつくのと、手軽で高出力な1DINデッキがたくさんあったので、気軽にいい音を楽しめたんです。自分でできましたし。暇だから、何気なくいじっていたら、予想外に音が良かったです。しかし、次に買ったF56は13cmしかつけられないうえに、デッキも交換できなかったうえに、出力が弱すぎたこと、シート下にサブウーファーあるはずなのに全然お仕事していなかったことなどから、なんと車を買い替えました。車を買い替えるほど、中毒性があるのがオーディオです。まあ、オートマが嫌だったというのもありますけどね。
ちなみにカーオーディオでもハイレゾ対応のものがありますが、おそらく走行音とかで良さを活かしきれていないので、意味はないのかなあ…と個人的に思います。高いですし。あと、完全に自分の環境で試聴できないのが、カーオーディオの恐ろしさです。取り付けないと分からないある種の博打みたいなものですから。

□できるだけソフトウェアでどうにかする


DAPとかDACとかだと仕方がありませんし、完全再現は不可能ですが、ごまかす程度ならソフトウェアでなんとかなる可能性があります。例えば、Macに入れているeqMacです。これは、イコライザで弄り回すので、ピュアオーディオ界隈の人からすると親の仇のようなソフトなのですが、出費を抑えたい僕にとっては神ソフトです。Cowonから入ったのも影響しているかもですね。

というのは、求める音を奏でるイヤホンやDACを探求し、試聴して回ったり、とっかえひっかえに機材を購入したりしなくて済むからです。また、試聴して回っていると、新たな世界を知ってしまうきっかけにもなりますので、それも危険です。
あと、どうでもいいのですけれど、僕はドンシャリが好きなので、そういうのも沼りにくさに繋がっているのだと思います。低音もそうですが、高音の透き通った感じを求めまくるのが、一番沼な気がします。
ちなみに、最初にDenonのPeal Proを持っていると書きましたが、これもどちらかと言うと、ソフトウェアで弄り回すタイプのイヤホンだと思います。とりあえず、耳につっこんで、分析させていれば、理想の音にだいたい近づいて、更にイコライザや低音ブーストがあるので、なんとでもなります。そこそこ、余裕のある設計にしてあるので、破綻することも少ないですし。でも、イコライザのバンド数が気に食わないので、Line Musicで弄り回しています。圧縮音源ですが、いずれ非圧縮音源になると噂されていることと、外で聞くのでどうでもいいです。どうせ、iPhoneだとBluetoothじゃ大した音出せないし。だから、Peal Proを選びました。正解でした。
とりあえず、ソフトウェアで理想に近い感じに誤魔化せば、所有欲以外は満たせるので、それでなんとかしています。あ、でもイコライザは嫌いとか、よく知りませんけどASIO使ったりして、徹底している人は、すいませんがあきらめてください。ちなみに僕は排他モードすら理解してなくて、使わないようにしています。おそらくクソ耳なので、違いはわからないでしょう。
要は、自分で好き勝手弄り回せる環境を作るのが大切だと思います。

□自分の環境の限界を知る


PHA-2はハイレゾ対応ですが、初期のものなので、そこまでのものではないと思います。また、そもそも僕はApple Musicとかしか使わないし、動画も主にNetflixだし、生活の都合でイヤホンしか持っていないので、ハイレゾ対応していても全く関係ないです。さらに、自分の聞きたい曲はハイレゾでは無いんじゃないかと言い聞かせていますし、古い歌も聞くので、それは当時の録音環境的に対応してないんじゃない?とも言い聞かせっています。
じゃあ、Amazon Musicとかにしなよ?みたいなことも思いますよね。運良く相性が悪かったのか、音がブチブチ途切れまくって、聞いていられなかったので、すぐにやめました。
そして、上の世界を知ることがないように、CD等は漁らないようにしています。カメラでもそうだったのですが、持っているものの限界を知りたくなるのが趣味の世界です。

□お金をかければかけていくほど、得られる効果は減っていくと思い込む


とりあえず、オーディオにハマっていくきっかけは、良いイヤホンやスピーカーからでる音を聞いてしまうことが多いと思います。なので、こういった末端の出力機器は、ある種の「ゲートウェイドラッグ」の側面も持ちます。
しかしながら、イヤホンやスピーカーで気に入ったものが見つかると、次はアンプやDACに手を入れるようになります。ただし、末端の変化ほどの大きさはありません。でも、ここまでは、おそらく僕でも、一般人でも違いはわかります。もう、高音の透き通った感じとか、解像感とか低音の底から響き渡りかつ自然な音質とか、全然違うんですよね。音量あげても、耳痛くないし。ただ、イヤホンとかヘッドフォンの場合だと、音場だけはどうにもならないので、仕方ありませんがね。個人的にそう思います。
そして、次に手を出すのは、ケーブルとかだと思います。ケーブルの世界には手を出さないと決めているので、あまり知りませんが、おそらく材質によって、データの伝送効率とかが良くて音が良くなったり、電磁波が防げて、ノイズが減ったりするんでしょうね。
ライン接続の時代だと、ケーブルの質も音に影響あるのかなあ・・・と思っていたのですが、デジタル出力になってきたので、100円のケーブルでも、データさえ届けばいいやあ〜と言い聞かせています。
あと、バランス接続も、今の僕の環境だと、またDACを買わないといけなくなるので、手をだしていません。あと、KZは2pinなので、探すのも面倒です。
結構端折りますけど、最後に家をオーディオ向けにリフォームしたりするようになる人もいるようですね。一番驚いたのは、専用の電柱を立てた人ですが…

□メーカーに拘らず、必要なものを買う


メーカーを揃えたほうが、色々と都合がいいのは当然だと思います。しかし、僕みたいなクソ雑魚ナメクジだと、別にこだわりはないので、メーカーはバラバラです。
元々UE信者で大学の頃は「お金貯めてUE18Pro買うぞ〜」とか思っていたのですが、お金が手に入るようになった頃には、UE信者でなくなったし、そもそもUEの勢いなくなったし、新しいUE900より古いUE10proの方が好みだったし…というのもあって、別にどうでもよくなりました。しかし、多ドラへの興味は残っていました。ある日、某巨大掲示板を見ていると、なにやら安くてドライバ盛り盛りで評判のいいイヤホンがあったのと、なんか友達が誕生日プレゼントくれるって言ってたので、要求しました。そして、普通に満足しました。あ、僕別にメーカー関係ないんだ。と思いました。これがASXですね。じゃあ、なんでZAX買ったの?という話ですけれど、Amazonでありえないほど安く売られていたのと、レビュー見てるとハイブリッド式が僕に合っている気がしたので、買ったわけです。結論としては、ZAXの方が好みです。LIVE音源が聞きたかったので、ある程度低音がきれいで音場が広い有線のイヤホンが欲しかったのもあります。
一部の人によると、ドライバをぶち込みまくって、ネットワーク歪みまくっているし、品質もバラバラだから、KZはダメだ!って言う人もいますけど、僕は幸いにもクソ耳だし、ドライバが複数積んであるイヤホンって、10proとue900ぐらいしか経験ないので、特にわからないんですよ。
そして、もう満足したので、ここからイヤホンに手を出す気はないです。一応、KZの最上位(ぐらい)のイヤホンを2本持っているわけですので、ここで打ち止めです。そういう点でもKZは良心的ですね。他のメーカーで打ち止めにしようとすると、えらい金がかかると思います。
逆に、僕みたいにクソ耳じゃなくて、理解を放棄していない雑食系オーオタさんは、多分ですけれど、メーカーにこだわった方が、破産のリスクが低いと思いますよ。だって、メーカーという制約をなくせば、組み合わせは無限大です。選択肢が多ければ多いほど、危険なのが趣味の世界です。

以上となります。ほとんど私見なので、見る人が見たら、爆笑するか激怒するかだと思うのですが、これ以上お金を費やさずに、満足するためにあらゆることから逃げている敗退行為なので、許してください。
もちろん、趣味の世界は夢の世界でもあります。追い続けるならば、財布と家族以外は止めはしないと思いますが、ご利用は計画的に…

あ、そうそう。僕はカメラも沼っていた時期があって、ローン組んでまで買っていました。その話もまた書きますね。最後は車編〜!気が向いたらPCやガジェット系〜!

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