ブンデスリーガ、あれこれ
ドイツに住んでいた頃、ブンデスリーガのチームのスタジアムが市内にありました。サッカー好きの息子と夫のおかげで、サッカーのある生活が日常でした。ドイツのサッカーが身近な毎日の話。
ブンデスリーガのスタジアム、一体感があります。観客席が、日本のスタジアムより、そびえてる感じ。2階席の上の方は、コワイほど、斜度があります。
4万人位のスタジアムが、大体満員に近く、迫力があります。
特に、選手紹介やゴールの時、選手の名前のアナウンスと観客の、コール&レスポンスが、とても盛り上がります!
バイエルンやドルトムントの人気チームとの対戦チケットは、取りにくいですが、他であれば、数日前や当日でも、取れる事があります。中心街のオフィシャルショップや、ネットでも気軽に買えます。
ゴール裏は、ディープなファンがいく応援席で、熱烈なファン用の、立ちっぱなしの椅子なし席もあります。仕切りしかない。10数ユーロで入れるので、息子は、そこにも行っていました。😁
ブンデスリーガは大体土日15時や18時が試合で、テレビでは、いつもお決まりのビールのCM、クロンバッハが流れ、ゴールすると、熱狂するという黄金パターンでした。ドイツでは、日曜はお店が休みなので、郊外の自然に行くか、家でのんびりサッカーみるか、そんな選択になります。
ブンデスリーガには、強豪バイエルン、野球でいえば、強い阪神のようなドルトムント、レッドブルの資金力と戦術で一気に強くなったライプチヒ。それ以外のチームも、年によって、浮き沈みがあり、優勝争いに絡んできます。
ドイツは連邦国で、歴史的にも、群雄割拠の王国の時代が長く、今も州ごとに法律が違います。ブンデスのチームも、大都市にもありますが、ここどこ?と思うような小さな地方都市のチームも多いです。
そして、シーズン最後に盛り上がるのが、優勝争いに加えて、降格争い。ブンデス1部の18チームのうち、最下位2チームは自動降格、下から3位と2部のチームは、入れ替え戦があります。上位は優勝をかけ、下位は残留をかけ、これも、熱い戦いです。そんな訳でブンデスリーガは盛り上がっています。
ブンデスリーガは、1部で、2部も、3部も有ります。息子の所属していた地元のサッカーチームは、ブンデス6部にいました。つまり、裾野が広い国中のサッカーのリーグ戦の頂点がブンデスリーガ(1部)という位置付けで、アマとプロが地続き。
息子の所属していた近所の地元クラブは、創立100周年でした。すごい!そして、クラブには、子供の年齢別のチームが沢山あり、息子位の若者のチームもあり、更には、おじさん達がブンデス6部に属している。クラブのパーティとなると、ビールが出て、子供からおじさんまでいる。この裾野の広さがドイツの強さかもしれません。
リーグ戦の他、ポカールと呼ばれるカップ戦もあります。ドイツ3部くらいまでのチームがバイエルン等強豪チームも含めて戦います。
ブラジルのW杯(2014年)のドイツ優勝時にドイツに居ましたが、街角のカフェが軒並みスポーツバーに。外にテレビが置かれ、臨時の屋外の席が作られる感じ。各家の窓や車のバックミラーには、移民の人はルーツの国の旗を飾っていました。優勝が近づくにつけ、更に盛り上がり、試合の日は、大渋滞でした。
ちなみに、平時も、土日のブンデスリーガに加え、火曜日20時45分のチャンピオンズリーグ。これはSkyなどに契約していないと見れないので、スポーツバーで見る人も多いです。中位のチームは、ヨーロッパリーグに出れるので、その楽しみも。
ドイツのサッカーは地元と生活に根づいているから、裾野やファン層が広いのかと思います!ドイツに行ったら、ぜひスタジアムに観に行って下さい!(スタジアムの外には、アウェイのチームのファンと揉めた時用なのか、馬に乗った警察官がいます。蹴散らすには、馬が1番⁈ドイツらしいです)