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小説『配達員・夢路英介』11
この物語は尊敬して止まない、俳優・船越英一郎さんを主役に、いつか2時間ドラマで採用される事を夢見て描き始めたものであります。皆様も是非、登場人物を実在する俳優さんや女優さんに当てはめてお読み頂けたら幸いです。
ペナルティヒデ
喉の渇きを潤した英介は、水分で胃袋が刺激されたのか、急激に腹が空いていた。
プロの配送ドライバーとして、運転に集中しつつも、昼メシをどうするか考えていた。外回りは大変だ。刺すような陽射しの強い日も台風やゲリラ豪雨の日も、木枯らし吹く日も、息の白くなる冬の朝も。配達員は荷物を届けに外へ出る。
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