【週刊日記】できること、できないこと、できたこと#14
クラウドファンディングを終えて
先回から、2週間ぶりの週刊日記である。
先回も扱ったように3/1から、自分が取り組んでいたプロジェクトのクラウドファンディングを行い、4/28の23時を持って無事に終えることができた。
第一次目標だった金額を達成することができ、さらに少し上乗せすることもできた。非常にありがたいことである。第二次目標であったネクストゴール達成には至らなかったが、よくよく考えれば自分自身が無理に背伸びをしていたことにも気づかされた。人は欲に満ちてしまうのは非常に危険だと言うこともしみじみ感じてしまった。欲に満ちてしまうことで、自分を冷静に見ることができなくなる。自分にそうした傾向があったことを深く反省した。「身の程を知る」ではないが、当初の計画もじっくり考えた上での目標であって、そこから高望みはしてはいけない。それを悟った時に、私はネクストゴール達成よりも、今まで集まったことを感謝することに重きを置くことにした。私は、このクラウドファンディングを通していろいろなことを学ばせていただいた。きっと私はこの一件を一生忘れないと思う。
美談で終わらせてはいけない話もある
クラウドファンディングは、確かに達成しハッピーと終わる話になってしまうが、ちょっと問題提起もしておきたい。そもそも「みんなのトイレマップ」は、誰のためのサイトであるのか。本来このサイトは石巻市のために作ったサイトであり、助成金などで公の機関が支えてもいいのではないかと思っている。もちろん公の機関が応援できなかった事情はあったかもしれない。しかし、こうしたプロジェクトを後押ししてくださる、公の機関があっても良かったと思っている。加えて、こうしたプロジェクトを地元の人が支える仕組みも確立しなければならない。もちろん助成金のチャレンジが厳しいので、クラウドファンディングの選択肢が生まれたのであるが、最終的に続けていくためには、行政といったバックアップを求めていく必要があると考えている。そのためには、まず「みんなのトイレマップ」を完成させ、形として見せていくことによって、次へのステップへ繋げていきたい。
何はともあれすべてのことに「感謝」
3/1から始まったクラウドファンディング、実際には昨年の秋から取り組んだプロジェクトであるが、無事に達成することができて、ご支援いただいた皆様に深く感謝しております。
特にクラウドファンディング期間中は、いろいろな思いをしたけど、今となってみれば、100人を超え得る応援を頂くことができ「感謝」という言葉に尽きる。私は、今の団体に所属するようになってから、代表に「応援してくれる人はいる。その人のために仕事を頑張れ」とよく教えられていたが、今になりこの言葉を実感している。もちろんここがゴールではなく、ここから先が本番であるので、もう一度自分を締め直して「みんなのトイレマップ」完成に向けて全力を尽くしたいと思っている。今回のGWは、なにもしなかった。それはただ、ダラダラとしたわけではなく、次に向けてのしっかりとした充電であって、また明日から頑張っていきたいと思うのである。