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魔性のボールペン

――そのペンは人を魅了する――

本日は、そんな魔性のボールペン、木軸ペンの魅力に迫りたいと思います。



1.育てる筆記具


文房具は毎日の暮らしにそっと寄り添う存在ですが、その中でも「育てる楽しさ」があるものは珍しい。木軸ペンは、そんな育てる筆記具です。使うほどに手に馴染み、色や質感が変化していくので、自分だけのペンへと成長していきます。まるで革小物のように、時間とともに味わいが増していくのが魅力です。

当然ながら、いまいちな点もあります。簡単にメリットとデメリットをまとめると以下の通りです。

メリット

1.手に馴染む自然な質感
木の温もりが心地よく、長時間の筆記でも疲れにくい。

2.経年変化を楽しめる
使い込むほどに味わいが増し、自分だけの1本になる。

3.軽すぎず重すぎない絶妙なバランス
金属軸よりも軽く、プラスチックよりもしっかりした手応え。

4.リラックス効果
木に触れるとストレスが減る効果があり、落ち着いた気持ちで執筆ができる。

5.1本ごとに異なる個性
木目がひとつひとつ異なり、唯一無二のデザインが楽しめる。

デメリット

1.水や湿気に弱い
長時間濡れたまま放置すると、ひび割れや変形のリスクがある。

2.金属軸に比べると耐久性が低め
強い衝撃を受けると傷がつきやすい。

3.価格がやや高め
一般的なプラスチック軸のペンに比べるとコストがかかる。

4.木目の個体差がある
「思っていたデザインと違う」と感じることがある(でもそれが魅力でもある)。

5.メンテナンスが必要
乾燥しすぎると割れることがあるので、定期的なオイルケアが理想。

これらを見ていただけるとわかりますが、木軸ペンは「大事に育てる楽しさがある筆記具」と言えます。逆に「手間がかかるのは面倒」と感じる人には向きません。


2.木軸ペンの魅力


●世界にひとつだけのデザイン

木目は1本ごとに異なるため、まったく同じものはありません。それぞれのペンが持つ個性が、使うたびに愛着を深めてくれます。まさに、「世界にひとつだけのペン」ですね。

●使うほどに変わる表情

長く使い続けることで、木の色合いが深まり、ツヤが増していきます。使い手のクセや持ち方によって変化するので、まるでペンと一緒に時間を過ごしているような感覚になります。

●お手入れも楽しい時間に

木軸ペンは、乾燥や水濡れに気をつける必要がありますが、適切にオイルケアをすると、より長く美しい状態を保つことができます。お手入れをするたびに、ペンへの愛着が増していくのも魅力のひとつです。

●「育てることが好き」なあなたへ

もし、革小物を育てるのが好きだったり、植物を大切に育てるのが楽しいと感じたりするなら、木軸ペンはきっと気に入っていただけると思います。一方で、「道具は変化しないほうがいいな」と思う方には、プラスチックや金属製のボールペンが向いています。


3.書くたびに深まる味わい


木軸ペンは文房具の中でも変化する筆記具。一度ハマると抜け出せない魔性さを秘めています。書くたびに深まる味わいに魅了されたら、もう他のペンには戻れなくなるかもしれません。本日は、そんな魔性の木軸ペンについてお話ししました。


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