003 服。
子どもの時、ハンバーガーの総柄の服を着させられるのがとんでもなく嫌だった。
嫌だと言っても、かわいいからって着せられた。
このハンバーガーのいったい何がかわいいんだ。
同級生にはいじられるし、大人にはいちいち声かけられる。とにかく嫌だった。
そのうち体が大きくなって服のサイズが小さくなってやっと着なくなった。
絶対に自分は子どもにそんな服は着せない!って小学生ながらに思った。
のだが‥‥
子どもを産んでから、小さい子どもが総柄、それも食べ物の柄の服を着ているのがとんでもなく可愛く思えるようになった。
結果、今しか着られないから!!を大義名分に息子の服はほとんど食べ物の柄で揃える始末。
おにぎり、ハンバーガー、ポテト、コーン、アボカド‥とにかく食べ物柄。
そんでもって着せてるとまぁ声をかけられること。老若男女問わず、かわいいねぇ、お洋服もいいねぇ。なんて言ってくれるもんだから、息子の服への課金が止まらず。
育休中はほんとうに服にこだわって着せた。
さすがに保育園は服の縛りが多いから(ポケットがないものーとか、素材とか)普通のシャツとかだけど。
あんなに幼い頃は嫌だったハンバーガーの柄の服を息子に着せてる。不思議。
でもちゃんと息子の好みが出てきたらやめようと思う。きっと私の親はそのタイミングを逸したのだと思う。
私の親も今思うと服にはこだわって着せてくれてた。
自分の趣味で着せて良い期間って決まってると思う。
息子が嫌だと言ったらすぐやめよう。
この柄がいい、キャラクターがいい、と言われたら理由を問わずにすぐ用意してあげよう。
話のオチは特にないんだけど、、寒くなってきて、息子に牛柄の上下セットの服を着せながらぼーっとそんなことを考えていた。🐮