浪人生は成績が伸びるのか大北あきや氏へ質問してみた。
大北あきやさんという予備校講師の方に質問を送ったところスルーされたので自身で考察してみたいと思う。
実際に送った質問文は以下。
"現役と浪人の比が4対1とすると、春→冬の偏差値比較で現役生が平均2上がってるとすると浪人生は平均8下がらないと整合性が取れないんですよね。優秀な現役合格者が抜けて浪人生は春に偏差値が10上がったとしても、浪人冬には8下がってしまい、現役冬と浪人冬を比較すると偏差値が2しかあがっていないことになります。実際には浪人春の模試で10も偏差値は上がらないと思うので偏差値の上昇は2以下になる気がします。何か間違っていそうな点はありますか?"
現浪の人数比を4:1としたのは85:15=17:3だと計算が面倒臭いから。母集団全体で見ると偏差値の変化はプラマイ0となるので現役生が1上がると浪人生は4下がらなきゃいけない。つまり浪人生は、偏差値が上がって下がり最終的にはちょい上がるというのが平均的な姿なはず。どういうことかと言うと高3冬、浪人春、浪人冬の3回で分けて偏差値を見ると、春に上がって冬に下がる。何故かと言うと浪人春の模試は母集団全体のレベルが下がるから。現役合格した強者が抜けて1つ下の現役生が大量参入してくるから当たり前のこと。浪人生自身は学力が上がった訳では無いが春には周りのレベルが下がるので偏差値が勝手に上がってしまう。しかしここから現役生は伸びるので浪人生は偏差値が下がっていく。現役生が平均して1上がったとすると浪人生は4下がる計算である。そうでないと母集団全体で見たときに変化がプラマイ0にならない。つまり浪人生は上がって下がって1年前と比較して少しだけ偏差値が上がるということ。高3冬と浪人冬を比較して偏差値が5以上のプラスとなっている人はどれほどいるのだろうか?