新しい相棒
禁煙2ヶ月達成しました。
ひたすらに心が弱く、甘えてしまうところがあり、屁理屈をこねては正当化する、口だけは達者な自分が、よくここまで吸わずにやってこれた。考えてみれば苦しい道のりだったけれど、案外なくてもやってけるなぁ、と、これから先ずっとこれが続くのか、という絶望の繰り返しだった。
通常勤務が始まり「どこで煙草吸ってるの?」と職場で聞かれるのが怖くて誤魔化したり、実際に聞かれたときに禁煙しました、と白状することで、なぜか負けた気持ちになったりもしました。禁煙したら誇れるもんなんでしょうか?褒められるものなの?個人的には、負けた気がするし、寂しい気持ちのが強い。そんなん言うなら禁煙やめれば?と言われたなら、それは違う。中毒になっている時点で、いずれ何らかの形でお別れしなきゃいけない、刹那の嗜好品なのだと思えば、もう一度、初期のニコチン離脱症状を味わいたくないのです。あれはほんとに地獄の苦しみだった。私の場合ですけど。
もう一度、あの悲しみ、不安感、苛立ち、無力感と戦わなきゃならないなら、とりあえずは吸わんとこ、ってそれだけ。
今回のコロナだったり、4月からの禁煙の広がり、吸えるところがなくなった、ってきっかけで禁煙した人って、私の周りで聞く話は、ヘビースモーカー、依存度が強い人ほど辞めようと決意してる気がする。
喫煙所を探す時間ってやっぱストレスだし、無駄ですよ。減っていくなら更にだし。出かけるにしたって、駅を降りて、煙草を吸う場所探して、誰かを待たせながらまた煙草吸って…この繰り返し。煙草に歩かされてる人ほど、そんな人生ってどうなの?と問うきっかけにはなった。
気分転換、喫煙所でのお付き合いって具合で、嗜好品の範囲で付き合えてる人は素晴らしいと思うし、人に迷惑をかけず、煙草に振り回されず、ゆるやかな付き合いが出来ている人はやめることはないと思う。嫌煙家にはなりたくない。むしろ私は未だに煙草に憧憬を抱き続けてます。だけど、私はきっと、吸えるところがないことで落ち着きをなくしてばかりの人生になるから、このまま禁煙を続けてみようと思っている。
ただ、耐えるだけでは本当に折れてしまいそう。
これから私は、人生の新しい相棒を探さなきゃなんないんだなあ。
煙草以上の相棒に会えるかな。
2ヶ月経って、ようやくそれを探し始めました。