フィリピン4日目
リンガエン滞在3日目は短期留学コースの通常レッスンの日。レッスン開始はフィリピン時間の午後1時から午後5時20分の4時間ちょっと。80分一単位のレッスンを3コマこなす。毎日夜にビールのサンミゲルで精神安定剤や睡眠薬を流し込んでいるというのにかかわらず朝は日本時間の4時過ぎに起きてしまう。薬とアルコールの量が足りないのだろうか???
毎朝トライシクルを飛ばしてセブンイレブンでサンミゲルを4本買ってテレビを見ながら時間をつぶすのだが、現地時間の8時までが精一杯で時間をもてあましてしまう。仕方がないので歩いて英会話学校まで行こうとホテルを出発する。
ホテルはビーチに近いが、町の中心から離れたところにあるので周りに何もない。あるといえば英会話学校の先生たちの多くが卒業しているパンガシナン・ステート・ユニバーシティやパンガシナン州政府のキャピトルなどがあるが、特に見たいという気にも起こらなかった。いっそのことビーチまで行って日の出を見ながらサンミゲルを飲んだらよかったのにと今になって思うのだが、後の祭りだ。とりあえずセブンイレブンまで普通の住宅地を歩くと、それ以降はだんだん町が賑やかになってくる。
町の中心のマーケットで友達から頼まれたお香やお香立てを探してみるのだが、それらしきものは皆無だった。それでもカフェでコーヒーを飲んだり、マーケットで売っている明らかに火を通していない生肉のバーベキューをかじってみたり、固すぎる肉のドネルケバブを頬張りながらストリートチルドレンをからかっているとちょうどいい時間になってきたので学校へ向かった。
レッスン1コマ目は初日にディナーを共にしたQUEENIE先生が担当。新人先生と一緒にこれまでの経歴や病気のことを色々話しした。私は東京八王子の多摩美術大学の建築科を卒業して神奈川県川崎市にある建設コンサルタントに入社して、建築や土木設計、測量、土質調査、補償コンサルティングの仕事をしていたのだが、毎日朝8時から朝3時4時までの残業が当たり前の職場環境で、しかも上司とウマが合わなかったのでいつの間にかうつ病になって酒を飲まないと眠れなくなっていた。しかも酒の量もだんだん増えていき、はじめはワインフルボトル一本でちょうど良かったのが、いつの間にか3日で焼酎2Lを2本飲むようになって、朝からも飲まないと仕事に行けなくなる程に症状は悪化していた。その話を英会話のレッスンでよくしていたので、大人のQUEENIE先生はいつも私の体調を気にかけてくれていたのである。
レッスン2コマ目はVEVERLY先生とNESSLIE先生。NESSLIE先生は私がお昼ご飯を食べていないことを知ってカレカレを買ってきてくれた。レッスンしながらカレカレを食べる。VEVERLY先生はフレッシュマンゴーとバレンタインデーが明日だったのでチョコレート、それにお土産用にと魚醤のバグーン(魚ペースト)を買ってきてくれた。マンゴーは日本で買ったらかなりの高級フルーツだ。しかしフィリピンでは1kg50ペソ(100円)で売っている。カレカレのあとにデザートのマンゴーをいただく。
レッスン3コマ目はVEVERLY先生とのマンツーマンレッスンだったが、普段スカイプで話しているので新鮮な話はなく間が持たなかった。2コマ目の続きでマンゴーをいただきながらレッスンを進める。いつもスカイプではお互いに、Future husbandとかFuture wifeだとかラブラブトークをしているのにこの時はお互いシャイなので本音トークができない。
3コマのレッスンを終えてマネージャーのU氏にノートブックパソコンを借りてブログを書いたりホームページの更新をしたり、ネットをやっているとフィリピン時間の午後7時になった。今日はこれくらいにしようかと思って暗い夜道をトボトボ歩いてセブンイレブンまで来てサンミゲルを4本買ってホテルへ。トライシクルに乗ってホテルに着くとありったけの薬をサンミゲルで流し込んで眠りについた。いつものことながらエアコンとテレビは付けっぱなしである。
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