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平凡な日常の一コマ

昨日は赤ワインの「SIEMPRE」を飲みながらNHKで台風関連のニュースを見ながら23時から始まる韓国の歴史ドラマ「不滅の恋人」を見ようと思って待っていたら寝てしまい、起きたら0時を回っていた。残念。韓流ドラマは現代ものはあまり興味がないのだが、歴史ドラマは数年前の「トンイ」を見てはまってしまい、欠かさず見るようにしている。特に「不滅の恋人」は女真族=満州族が出てきて、中国が明から清に変わろうとしている時代を描いているので、清朝マニアの私には特に興味がある。
仕方がないので、最近、ブックオフオンラインで買ったマイク・オールドフィールドが1973年に発表したソロ・アルバム「チューブラー・ベルズ」(「パート1」の冒頭が、1973年12月公開のアメリカ映画『エクソシスト』のテーマ曲として使用された)を聴きながら「本当に恐ろしい中国の歴史」を読んだのだが、何故か集中できない。ローソンに行って赤ワインの「MICHAY」を買ってきて、もう一度ウトウトしてもよかったのだが、それもつまらないので、コーヒーを入れてブログの編集と投稿をする。
4時を回ったころにアダルトDVDを処分するため釜ヶ崎へ向かう。普通にゴミで出せば良いのかもしれないが、透明のスーパーのレジ袋しかないのでパッケージの写真を見られると恥ずかしい。昔はよくビデオを持って行って喜ばれたものだが、さて今は?
釜ヶ崎は相変わらず朝が早かった。南海の高架の両側にびっしりと出店していた露店は、今宮小中学校に統合されるときに、小学生や中学生の通学路にアダルトの裏ビデオなどが売られていると風紀上よくないということで撤去されたという話だが、まだ取り壊されてないセンターの周りでひっそりと復活していた。昔は平気で睡眠薬や安定剤、バイアグラなどが売られていたが、今は見る影もない。内科の胃薬や痛み止めなどはまだ売られていた。また、アダルトDVDも密かに復活していた。それでも2,3店くらいのものだが・・・
センターにあった西成労働福祉センターは南海の高架下に小奇麗に移っていたが、釜ヶ崎のオッチャン達にとってはあんな小奇麗なところは居心地が悪いに違いない。規則に厳しい(酒が飲めない)シェルターを嫌がって野宿しているオッチャン達の居場所は、本当に屋外に追いやられたようだ。
釜ヶ崎に行ったついでに再開発現場を見て走ることにする。いちばん近いのは、星野リゾートが新今宮駅前で工事を進めている都市観光ホテル計画「OMO7 大阪新今宮」だ。客室数が436室の予定で、竣工は2021、開業は2022年4月を予定している。現場は高い工事フェンスで囲まれていて、ブログの記事の写真を見ると杭打ちと基礎工事が終わっているようだが、躯体はまだ立ち上がっていなかった。
その足で南海の高架に沿って走り、難波のヤマダ電機の横の駐車場の北半分を利用して工事が進められる34階建ての超高層ホテル「センタラ・ホテル&リゾート」の現場へ向かう。「センタラ・ホテル&リゾート」はイに本拠地を置く高級リゾートホテルで、着工が2020年の4月で、今は埋蔵文化財調査が行われていた。お知らせ看板を見ると、事業主の一つと設計が大成建設になっていて、施工業者は未定になっていたが、大成が設計だけやるとは思えない。当然、施工も大成建設だろう。大阪市都心部では観光需要の高まりから超高層ホテルの計画が相次いでおり、活発な投資が行われている。
難波に行ったついでに新歌舞伎座跡地に建設されている、隈研吾建築都市設計事務所が設計した地下1階・地上19階の都市型ホテル「ホテルロイヤルクラシック大阪」(仮称)を見に行く。既存の新歌舞伎座のファサード及び屋根の一部を継承したデザインの低層部はどうなんだろう?個人的には好きじゃない。スケジュールを見ると今月オープンの予定なので最後の追い込みだろう。
その後は、南堀江から南船場あたりをうろちょろして、住友不動産の総戸数854戸・地上48階建ての超高層免震タワーレジデンスの「シティタワー大阪本町」や、「淀屋橋駅東地区都市再生事業」、「日本生命淀屋橋ビル建替計画」をチェックした後、北浜の「北浜ミッドタワー」を見て、OBPに移動し、「(仮称)京阪神OBPビル」の鉄骨躯体が立ち上がってきているのを確認した後、自宅に戻ってきたのが6時を回っていただろうか。トータルで2時間ちょっと走り回ったことになる。
今日は9時半に訪問看護師さんが来るので待っているとラインに「来るのを忘れていた」との連絡が。仕方がないので業務スーパーに買い物に行く。ここのところほとんど食欲がなかったのだが、ちょっとずつ食べられるようになってきたので、ヘルパーさんに作ってもらおうと思ってアスパラと卵、それにナスが安かったので、それを2袋とオーストラリア米5kg、もちろん赤ワインの「SIEMPRE」も忘れない。
明日はまたYの面会に行くので、持っていくものを用意したり、買ってきたナスで焼きナスを作って食べたり、Yとの電話のやり取りをしていると間もなくヘルパーさんがやってきた。今日は何度もYから電話が入る。休日なのでやることがなく暇だったらしい。
精神病院の場合、携帯電話の持ち込みは出来ないので、電話のやり取りはすべて公衆電話からになる。公衆電話から携帯に電話をかけるとテレホンカードの減りが激しい。金曜日に105度数のテレホンカードを5枚差し入れしたのに、もうほとんど使い切ってしまってるようだ。明日もテレホンカードの差し入れを頼まれる。後からやってきたMさんも呆れていた。右腕のない主婦のYちゃんに電話すると明日、病院に行く前にテレホンカード代を持ってきてくれるとのこと。助かった!!!私の持ち金だけでは限界がある。テレホンカード代にいくらかかるんや!!!
かかりつけの歯科医から定期検診のハガキが来ていたので15時に予約していて、治療を受けて帰ってくるとMさんがやってきた。Yの退院時期や警察に保護された時のことなどを話していると、Yの話と、一応被害者のMのオッサンの話が食い違う。同じ階に住んでいるKがその時に立ち会っているので、Kの話を聞こうと思って訪ねてみると、私もKも何故かMのオッサンに来られて迷惑しているのだが、Kの場合、部屋に入れてしまったらしい。そのとき、KはMのオッサンに暴行を受けて、部屋のテーブルも壊されたという。
Mさんが帰った後、警察に連絡し、事情を説明して被害の写真を撮った。一応、刑事課にも話を通してもらった。私は話を大きくして事件にしてしまうのが好きなので、Kが障害者だということを強調して説明する。なにぶん今日は休日なので、平日の日中に警察署に行って被害届を出すということで話がまとまって、警察は引き上げていった。
とりあえず今日の予定はすべて終わったので赤ワインの「SIEMPRE」を飲みながら「本当に恐ろしい中国の歴史」を読んでいると、またしても寝落ちしてしまった。

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