2021BRM1009日本橋600中山道 DNF
東京から大阪まで中山道で行く600km。N2BRM方式開催のため出走時間選択可、10/10(日)の朝スタートを選びました。
その週は遅い夏期休暇にしていたので、ゴールが平日に食い込んでも大丈夫だし、土曜日スタートでは金曜日の仕事終わりが遅くなった場合につらいので・・・
結果的には10/9は曇りのち雨の肌寒い天気、10/10は曇りなれどそんなに寒くなく、天候は良好。ナイス判断。
準備
一週間くらい前からキューシートをもとに計画を立てます。
だいたいいつも、平均予想速度でPC・通過チェックごとの到着予定時間を立てます。
今回は碓氷峠から中津川を抜けるまでの300kmアップダウンが続くことと、その区間はほぼ夜中に走ることを考え、平均16.5km/hで走る想定。(これが間違いのもとだった・・・)
210km地点の和田峠越えにパワーを使うと思い、ちょっと早いが240km地点の塩尻のビジネスホテルで3時間休憩、残りはアップダウンといえども下り基調なのでなんとかなるだろうという作戦。
スタート~PC1(132.7km)
ほぼ平坦。覚悟していた都心エリアの渋滞・信号峠も思ったほどではなく、予想より30分早い到着。1h20mの貯金。
過去の経験から、ここまででお腹が空いていなくても食べ続けないと、後半エネルギー切れと胃もたれでペースダウンすることがわかっていたので、1時間ごとになにか口に入れることにしていました。これはよかった。
ここまでは順調。
PC1~PC2(204.7km)
まず碓氷峠越え。「碓氷峠は長いけど斜度は大したことないから楽勝」と言ったのは誰ですか?
眼鏡橋までは結構辛い。インナーローでダラダラと登って、眼鏡橋でお約束の写真撮影。
その後は確かに斜度は大したことないんですが、足を温存しておきたかったので2kmごとに休みながら登ります。軽井沢に入ったあたりはガスってました。
軽井沢は車も多く、登り基調で腿がつりそうになりましたが、だましだまし走っているうちに佐久に抜ける長い下りになって助かった。ここで平均速度がだいぶ持ち直しました。
途中ところどころで中山道の旧道に入って、宿場町を巡る旅気分が盛り上がります。
ブルベで走り抜けるのはもったいないコースだー、と思っていたところ、まったくノーマークだった200km手前の笠取峠で、あれ?
脚が止まった。
2km平均5.6%くらいの、(普段なら)なんてことない峠のはずが、油断したのか、日が落ちて急に暗くなってテンションが下がったのか、進んでいる感覚がなくなってしまいました。
それでもなんとか峠を越えて下り、PC2まで数km下り基調で行けるだろうと思いきや、いつのまにやら速度が落ちてる。サイコンを見ると3~5%で登り続けてました。まだ18時過ぎですが明かりがなくて真っ暗、登ってるのか下ってるのかもよくわからない状態でPC2に到着。到着時間は予想通り、1h20mの貯金はあったものの、なかなか再スタートできず20分以上休んでしまいました。
PC2~新和田トンネル越え
ここから難所和田峠スタート。真っ暗な中2kmほど登りますが、進まない感覚に脚より先に心が折れて、押しが入りました。確か新和田トンネル料金所まではそんなに距離がなかったはず・・・ なのに、歩けど歩けど料金所が見えてこない。車が来ないと真っ暗で前に何も見えない。
一番心配していたのは、RideWithGPSの読みでは新和田トンネルの中まで登りが続いていて、交通量が多かったら恐ろしいな、ということ。
事前にチェックしていたトンネル近辺ライブカメラでは交通量少ないように見えましたが、実際にはかなり多い、しかもトラック多め。これは死ぬなと。(結果的には全く杞憂だったのですが。)
料金所を超えた後は8%超の登りが続き、全押し。もう心がバキバキに折れまくり、新和田トンネル入り口に着くまでにはDNFを決めてました。結局トンネルまで15km以上押し歩きしました。
RideWithGPSの読みとは違い、峠のピークはトンネル入り口までで、トンネル内はずっと下り。しかもトンネル通過中は奇跡的に車の往来がほとんどなく、トンネル内も思ったより明るくて、心配して損した感じ。
そしてリタイアへ
でも折れた心は回復せず、そのまま下諏訪駅までずーっと下って、20:42にバイクを降りたのでした。この後の塩尻峠を越えられる気がしなかった・・・
下諏訪駅からホテル取ってた塩尻まで輪行して、予約していたホテルで宿泊。3時間滞在の予定が、夜も翌朝も大浴場入れてよかったよかった。そのまま大阪まで輪行して、名古屋できしめん、大阪でお好み焼き食べて、予定通り大阪で一泊してきました。
ここで最大の後悔。下諏訪で慌てて輪行したので、カーボンホイールに傷をつけてしまい、ブレーキシューが当たるところが一部削れてしまった… ブレーキの効きに影響無さそうだけど。ぐぬぬ。
600kmは二度目の挑戦でしたが、今回も走破ならず。普通のおっさんには600の壁が高いと痛感しました。PBPへの道が遠のく・・・