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6/27東京道場フィードバック記事

お待たせしました。今回のフィードバックです。
ちょっと今回は参加人数が多かったので、誰が誰かわかりにくいかなと思ったので、お名前伏せておりません。問題があればすぐに差し替えますのでご連絡くださいまし。

それでは始めていきますよー。



◆ビッグボス氏
身体はかなり出来上がってきてるし、身体自身も以前よりもクレバーになってる印象なんだけど、自分の思考でなんとかしようとしてしまってるせいで、少し動き出しが遅れている印象。
「頭で考えないで動く」というか身体自身の導きに任せてしまう感覚を持てるとたぶん次のステップが見えてくるかと思います。というか、そろそろ僕が指導できる限界位置な気がしてる。あとは勝手に見て勝手に参考にしてくれた方が結果的に君のためになるような。


◆しろくま氏
既存の持っている価値観、考え、経験してきた運動が悪さして動きが悪くなっている印象でした。目の前の術理に対して考え込んでしまっている感じですね。思考を止めて技を味わうような感覚を持つともう少し術理がスムーズに自分の動きに反映されてくるかと思います。
1人稽古の方針としては、それぞれの動きをゆっくりやっていって、過去の経験との照らし合わせをしにくい状態を作って、ひとつひとつの動作の味をシンプルに味わってみてほしいです。


◆菊池氏
全体を通じて、型の緊張が動きの邪魔をしていたのが印象的でした。
まだ緊張との付き合い方に結構改善の余地が多そうなので、今回の構造の強さの習得と並行して、自身の緊張の飼いならし方を覚えていくと良さそうです。
特に、一人稽古においてはみぞおち周りの柔軟(手で揉み解すなどで大丈夫です)と、股関節の柔軟を取り組まれると良いと思います。肩は現段階では固まりすぎていて、いきなり直接的なストレッチをすると少し痛めてしまいそうなので、じっくり取り組んでいきましょう。

◆みなも氏
身体が「あ、私って動けるんだ」ということを思い出すのに時間がかかりそうだなぁという印象でした。動けること忘れすぎ問題。
現状のイマジナリーボディの解像度が低くて、実体のかなりの部分が半透明なゴースト状態なので、術理を体現出来たタイミングでも、自分自身では術理が出来たことに気が付かないという現象が発生しています。
時間の都合で実践できなかったワークで、10分かけてゆっくりと座っている姿勢から立ち上がるというのがあるんですが、これをやってみてほしいです。解像度がもう少し上がって自身の身体がどのような状態にあるのか認識できるようになってくるかと思います。
あと、ようかんと洋菓子ごちそうさまでした。美味しくいただきました。


◆さっこ氏
自分の身体がどこでどのような状態になっているのかをあまり把握できていない、という問題は稽古パートナーのみなもさんと非常によく似ています。

違いは、解像度はわりと高いのですが、イメージと身体がズレているという点です。本人が思っている位置と体が細かくずれているので、イメージの動きは正解しているのに、実際の身体は正しく動いてくれていないという状態です。

ここを改善するには「鏡の前で目をつむって、頭の中で「この位置に動く」とイメージして見て動かしてみて、目を開けて実際の位置を確認する」という地味な稽古が一番オススメです。
ここのズレが改善すると運動以外の問題も解決に向かうのではないかな、と思います。


◆明城氏

とにかく正解を探して考え込んでしまうのがもったいないです。
課題は速度。待つべきところは待つ。動くべきところは動く、の見極めをきちんと身体に聞くこと。全般的に頭優勢で動かしてしまうので、体がその考えを反映して「動けない身体」になろうと動いてしまっているのが非常にもったいない。せっかく身体が導き出した正解を思考でつぶさないようにすることを心がけていきましょう。
ひとりでの稽古でオススメは瞑想です。とにかく思考を意識的にクリアしていけると良いですね。


◆あねちゃん

稽古の後半で触れたけど、ナイフを持つと初めて存在がクリアになるという現象が今の課題を如実に表していると言っても良いでしょう。
稽古中は解説の時間をきちんととれませんでしたが、ナイフでクリアになるということは素での状態では「力の流れの方向性を自分の意志で作れていない」ということです。
最初は道具に導かれる形で良いので、まず「意思に沿って動く」という行為に慣れていきましょう。そこの部分の課題が解決すると、施術等でも自身の方向性が明確になって動きやすくなっていくでしょう。
日常生活での稽古としては、料理で野菜や肉を切るときに「刃筋」を意識して一回一回、しっかりと切っていくことです。ぼんやりとしたながら作業に慣れてしまった結果が今なので、そこらへんを改善していきましょう。


◆なむさん

イマジナリーボディと実体とのズレが極めて少なく驚きました。
一方で、今までの経験してきた身体が術理の体現を邪魔してしまっているのがもったいないところです。優秀な経験身体を持っている人ほど陥りがちな状態ですからあんまり深刻に考えなくても大丈夫なんですけど。
ひとり稽古をやっていく際には、ワークで触れたゆっくり立つアレの応用で、型をゆっくりとやってみてください。特にナイハンチ。
型の文化が体に染み込んだ時点で、一気にいろいろと理解が進むと思うので、当座は試行錯誤しながら実験していただけたらと思います。
具体的な指示を出しすぎると、具体的な答えばっかりにたどり着いてしまうので抽象的な指示になってしまいますが、ご了承くださいましまし。


◆しゅわっちくん

稽古の具体性、正確性を上げるとどうしても現段階での弱点である、「形だけ整えてしまう」が露呈してしまいますね。技の内実を見ていく稽古ということで、頑張っていきましょう。
特に、基本の立ち方と突き方は術理が通る感覚を理解するうえで非常に重要なので、繰り返し稽古していきましょう。
動きのアドバイスとしては、「背中をまっすぐに保つこと」です。今は胸骨が前に出て威張ってしまっているので、なるべく背面側に意識を持ちましょう。壁にかかとをくっつけて立った時に、背中をくっつけて、背中と壁の間に隙間がない状態を作るという練習をすると、背中が器用に動いてくれるようになるかもしれません(不確か)
背中を改善したうえで、基礎の動きをやると、自分でも驚くほどうまくやれるようになるのでお楽しみに。


◆涼さん
別のアプローチから既に類例の術理には出会っている部分もあったようで、非常にスムーズに理解されている印象でした。
ただ、その理解があるせいで、新たな術理の理解に苦しんでいることがあったので、新しいものと過去の技の延長線上にあるものをしっかりと自分の中で整理していかれるとより正確に素早く理解が進んでいくかと思います。
技術を使いたい方向性が明確なので、今回入れた術理をまず試してみていただいてからフィードバックする方が良かったかもしれません。また別の機会にそこらへんは対応いたします。
ひとり稽古としてやってもらいたいのは立ち方の練習です。どうしても身体を小さくまとめる癖がついてしまっているので、大きく伸び伸びと動く体の第一歩として、「動き出せる立ち方」を身に着けていただいたらと思います。

◆米加田さん
今回、僕に一番の謎を残して去っていた男…それが貴方です…!
術理を感じ取る感受性が並外れてて、普通に驚きました。なんかやってたんですかね。
いきなり出会った術理だったはずですが、非常に正確に術理のコアをかなり理解されていたように見えました。肉体への再現性には課題がありますが、そらもうなんというか当たり前のことなので、僕は今どうフィードバックを投げるべきか非常に悩ましいです。
もう少し具体的な方向性をいただけたら、こちらに追記しますので、どういう方面のフィードバックが欲しいかDM頂けると大変助かります(白旗を上げて降参)


◆aYさん
情報量が多い中で、よくぞ最後まで受け切りましたね…!と正直驚いておりました。
初見のよくわからない運動達ばかりのなかで、たいへんよく頑張っておられたと思います。
今のところ、自分の身体がどこで何をしているのか、そして、見つかった自分の身体の動かし方を身に着けていってもらうのが当座の課題かと思います。
ひとり稽古としては、「ゆっくり立ち上がっていく」を思い出した時にでもやってもらえると良いかと思います。最初は3分とかの短い時間で大丈夫です。
稽古を積んでいく中で、疑問点が出てくるかと思いますが、焦らず「疑問に対してうんうん悩むこと」を楽しんでもらえたら幸いです。



以上、フィードバックでした。

以下、僕の雑感。

初めましての方が多い回だったけど、みんな吸収力高いし、集中力あるし、普通に驚いたよね。すげー。
以前までの身体操作クラスの内容はまだ抽象性が高すぎたので、具体的な型をもう少し取り入れた稽古を行っていこうかな、と感じる今日この頃。やったねたえちゃん、学習難度が下がるよ!

次回、東京道場は7/18を予定しております。
あらためて告知しますけど。

感想等をつぶやいていただいたり、本当にありがたいです。
贅沢を言わしてもらうなら、ハッシュタグで#かぷり鼓道場 と付けていただけると大変助かります。

ではでは、またお会いできますように。




僕は肉が好きです。ステーキ食いたい。