東京道場フィードバック記事
申し訳ございません、大変お待たせ致しました
フィードバック記事が完成しました。
参加者の皆様はご査収ください。
なむさん
『具体性の中から抽象的な術理を掴む』というところに苦手を残されているなぁと感じています。身体というものを考えた時に、つい自身の身体すら客観的な観察の対象としてしまう傾向があると思います。客観的という言葉は何となく冷静で、間違いなく見るためには必要なモノというイメージがありますが、自身の身体を客観視した時点で、自身とその身体の間に距離が発生します。この距離の分だけ、『見えないものが見えなくなります』
今後の稽古の指針として、なるべく主体的に感じることを重視していただけると良いかと思います。
しろくまさん
今回の運動で、主に足首と股関節に負担がかかっておられるようでした。
ここの箇所は『軽やかに動く、思い通りに動く』という部分で非常に重要になってきます。
しろくまさんはわりと小器用なところがあるので、ついつい上半身だけで(つまり、その場に居着いて)技を処理出来てしまうというのが一番の困りポイントです。
人間、下半身の統合ありきで動いてる箇所が結構あるので、加齢とともに上半身だけでは負荷に耐えられなくなっていくことも増えてきます。
全身で負荷を散らせるようにする、それはすなわち、接触点から相手を全身で感じることが可能になるということでもあるので、蹲踞等の稽古を丁寧に行っていただきたいです。
さえちゃん
初参加、お疲れさまでした。
全体的に体がバラバラなのに、腰だけが異常に重い、というなかなか現代では見ない身体性でした。道場中でもお伝えしましたが農家の方かしら?と思うところがございました。
意識的につなげてやらないと上半身がバラバラで力の方向性が拡散してしまっているのが気になりました。それを意図的に行っているなら何も問題ないのですが、無意識で行っているとなると自身のコントロールが上手くいってないのかな、ということになりますので。
お教えした手の動きもそうですが、床を転がりまわったり、体をまとめて相手とつないだり、という練習を継続してもらえればおそらくそう時間はかからずに改善は出来るかと思います。ですが、本人的に特段問題ないのであればそのままでもオッケーかもしれません。
くれあちゃん
久しぶりの参加お疲れさまでした。
自分自身に意識を向けるワークは人並み以上にできるのに、対人系のワークになった瞬間いポンコツ化するのは正直面白かったです。道場でもお伝えしましたが、『ニンゲン、コワクナイ。ココロ、ヒラケ』です。
とはいえ、心を開くって実際何すればええねん、という話になりますが、身体的な部分ではなるべく相手に対してリラックスして触れるということを意識していくと良いでしょう。
自分自身の状態への感性は結構できているので、きちんと呼吸しているか、余計なところに力みはないか、というのをひとつひとつチェックして触れていくと、『ひとへの心開く入門』としては良いかと思います。もう一度言いますが、ニンゲン、コワクナイ。
すうちゃん
久しぶりの参加おつかれさまでした。
課題が結構わかりやすく明確で、『相手の反応を待ちすぎる』『筋肉でなんとかしようとしすぎる』というこの2つです。特に後者は加齢とともにしんどさが上がる課題なので、早期解決を強くオススメしておきます。
相手の反応を待ちすぎる問題ですが、これは『自身の想定するシナリオを押し付けないようにする』という思考習慣の癖から来るものと推測しています。
現状、【刺激→脳内で予想シナリオ複数構築→最適なシナリオ選定→本当に上手くいくかどうかの確認→確認後、本格的なロールアウト】という流れになっているように見えます。この流れをもう少し簡略化していき、最終的には「感じたまま動く」まで持っていけると大変良いですね。
ちなみに筋肉問題は、自分のシナリオに無理やり寄せていく癖を抜くと改善していきますし、筋肉問題を改善すると、寄せ癖も抜けていくかと思います。
さっこさん
前回からの連続参加、ありがとうございます。
今回は前回よりも感覚ベースな構成内容だったので、掴むまでが難しかったかと思います
さっこさんの場合、まだ自分のリアルボディと、イマジナリーボディが連動していない領域が多いため、今回のようなワークで普段意識していない(もしくは意識できない)部分を見つけて、自分の身体を発見していく稽古を積んで頂けると進歩が速いかと思います。
前回のフィードバック記事でも書いた稽古を引き続き積んでいきましょう。
昼休み
→会場近くの居酒屋さんのアジフライの定食が神だったの。
サクッ!ほろり、旨味爆発!みたいな。塩で食って旨いアジフライってすごいぜ。
午後の部
ふみのさん
初参加、お疲れさまでした。
まさかのクランを一撃クリアという偉業を達成したため、僕からの風当たりがビュービューときつくなったのを深くお詫びします←
構造として強い状態を作るにあたって、どうしてもプリケツ状態が邪魔してしまうのが大変もったいなかったですね。壁にくっついているときは割合よくできていたと思うので、壁の補助なく出来るようにするのを当座の目標としましょう。
ナイフワークでは動きに躊躇いと遠慮がにじみでるというか、当てる気がないというか、根本的に当てるのを拒否しているというか、そういう刃筋になってしまっていたのが課題です。本身の包丁等を振ってみるなどして、まずは適切に刃筋を通す感覚を養ってほしいです。
しゅわっちくん
突然の急成長、寝ている状態での腰の改善がいきなりできたのでびっくりしました。真面目に稽古してたんだろうね。とてもえらい。
寝転がっている状態でそれが出来れば次は立っている状態と動いている状態で出来るようにしていこう。「自分の意志以外の力」が働くと途端に反り腰になってしまっているのが次の課題ですね。
外圧を受けた状態で動く、ってのを当座の最終ゴールとしていきませう。
ナイフワークでは、過剰に反応してしまって動きと軸が崩れてしまっていたので、そこらへんもナイフを通じて練習していきましょう。
やとみん
お疲れ様でございました。
1人でやる型ではそこまで顕著ではないのですが、対人稽古になると体の癖が浮かびあがりますね。やとみんの最大の弱点は「既存の動きでなんとかしようとして身体が逃げてる」というところです。ここは早急に改善したほうが良いでしょう。いろいろなことに連動してしまっている癖のようです。
ポイントは、「どう動くかをあらかじめ限定しておく」「相手の動きをきちんと誘導する」という2点です。
現状の癖があっても問題ないのは「逃げ切れる格下」だけなんですよね。格上が相手だと間合いを詰められてお陀仏南無三です。
どう動くかの限定は対応の自由度が高い型を身に着けることで、相手の誘導は隙の見せ方で改善していくので、そこに焦点を置いた稽古を積んでいきましょう。
高梨さん
初参加お疲れさまでした。
今回のコンテンツで見えたのは「自身のスペックの高さに頼りすぎ」というところですね。
「自身と系統が似ている師匠」を可及的速やかに探すことを強くオススメします。高梨さんに合うムーブは「相手をきちんと正しく観察する」というムーブですね。
わりと相手の挙動を予想して動いてしまってるので、予想が外れた途端にすべてがから回るという状態になっているように見えました。適宜相手の状態を確認する習慣を身に着けていくと勘違いからくる誤解やらを格段に減らしていけると思います。
身体的な課題としては、「自分の身体が今どこで何をしているか」を正しく把握するということが挙げられます。まずは鏡の前で目をつむって手を真横にまっすぐ上げて、目を開けて実際の位置を確認する、といった地味な稽古を積んでいかれると良いでしょう。
ふゆねむさん
久しぶりの参加、お疲れさまでした。
以前よりも格段に上半身はよく使えるようになりましたね。
自分の動きたい場所にそれなりに動けるようになった印象です。とても良いですね。
次の課題は、その場で硬直して対応しない足もとを何とかしていくことです。
フットワークの向上は、リアルの人間関係や社会的なポジションの取り方の感覚に直結していくので、まずフットワークが反射的に出るようになるまで反復練習をしていくのが良いですね。
特にトライアングルステップは応用のさせやすさ、習得難易度の低さ、ともに非常にお手頃でコスパが良いので、しっかりとやっていきましょう。
千夜さん
お久しぶりの参加、お疲れ様でございました。
以前よりも格段に力みの感覚に濁りがなくなってたので、今の職場が以前よりも随分とストレスが少ないのだろうなぁとか感じました。とても良き。
力の流れをつかむ感覚はまずまずグッドなんだけど、思った通りに動けてないのが当面の課題かなぁ…プリケツの弊害をなくそう。まず隙間なく壁にくっつくところから。
これが出来るようになると、外圧を特定部位で受け止めず全体でさばけるようになってくるので、そうするともっと負担が減って余裕が出てきて視野が広がってくると思います。
けいちゃん
ひさしぶりの参加お疲れさまでした。
ナイフワーク、イキイキとしてましたねぇ…動きに躊躇いがなさ過ぎてこわかった…今まで見てきた素人の中では間違いなく最速クラスの腹部突きでしたね。マジで速かった。やとみんが叫んでたのが印象的でした。
動きに対する理解度に対して、イマイチ動きそのものがよろしくなかったので、頭で理解している運動が体に反映されにくいところがあるっぽい。
特に肩甲骨から先が感覚がまだ通ってないぽいから、そこらへんを重点的に開発していくと良いでしょう。そうすると末端まで意識が行くので、動きたいように動けるはず。たぶん今も仕事なんかで「出したはずの指示が正しく末端まで届いていない」があるはず。それが改善していきます。
あねちゃん
今回もお疲れさまでした。
前回もそうでしたがナイフを持つことで初めて自己主張が出来るという状態がやはり気になります。それが悪いこととは言わないのですが、補助輪付きの自転車しか乗れない感じと言いましょうか。
ナイフがやっていることって、「流れに方向性を与える」ってだけなんですよね。
素手の状態の自分と何がちがうのか、自分のなかでどういう流れが出来ているのかをゆっくりと見ていけば、ナイフに頼らなくても自分の動きを御せるようになっていけるはずです。
ナイフで行った挙動を素手でも行って、その差を味わう、という稽古を積みましょう。
僕は肉が好きです。ステーキ食いたい。