腕時計のはなし
こんにちは。Pelikanです。
僕は腕時計が好きです。高校の入学祝いに腕時計を買ってもらったのが嬉しくて、それから時計好きになりました。
初めての腕時計
高校の入学祝いで初めて買ってもらったのが、ALBA(SEIKOのサブブランド)のクロノグラフデイトのクオーツ時計です。父に渡されたカタログ通販みたいなので自分で選んで買ってもらった記憶があります。確か2万5000円くらいだったと思います。
届いて実物を見た時にぴかぴかの黒い文字盤に綺麗でカッコいいなと惚れ惚れしてたのを思い出します。それ以来、学校でも土日の休みの日でもよくつけてました。体育の時間には教室においてる間に盗られたりしないか気になったり、ちょっとキズがついたら落ち込んだりしてました。
それから学生時代を通じて、大学受験、大学での試験や大学院入試にも相棒として一緒でした。就職の面接にもつけて行ってたので、本当に人生のいろんな節目を一緒に乗り越えてきました。電池を何度も交換してるうちに防水性能は無くなってしまいましたし、キズもたくさんついてますが、今もアメリカに一緒にやってきてます。アメリカのショップで電池交換するのが嫌なので今は止まってしまってますが、帰国したらまた電池を替えてあげて、元気な姿を見たいと思ってます。
機械式時計
時計が好きになってからいつか自分でも買ってみたいと思っていました。どんなのがいいか調べると、やっぱり機械式時計の情報がたくさん入ってきます。自然と機械式に憧れて、社会人になったら買いたいと思ってました。
初めて買ったのは社会人になって4年目くらいで、機械式の手巻き時計を買いました。Hamiltonのカーキフィールドの38mmです。ミリタリーウォッチのシンプルな見た目でカジュアルに使えそうだと気に入りました。デザインも好きですし値段も当時は5万8000円と今よりさらにお手軽だったので、初めて機械式時計を持つのにはいいかなと思って買いました。
手巻きは手間がかかるという話もあるのですが、ストレスを感じたことはないです。むしろ巻いてる時間はなんだか落ち着きます。また、電池が切れて止まることもないので手巻きの方が安心だったりします。
次の年にももう一本時計を買いました。同じHamiltonのジャズマスター Open Heartです。これも買ったときは12万円くらいでしたが、今は少し値上がりしてるみたいです。今度は手巻きではなく自動巻きです。文字盤もなかなか綺麗なブルーで、なかのムーブメントの動きも見えるのでよく眺めていたりします。ビジネス系の仕事のときやプライベートでスーツやジャケットを着るときにつけています。この時計を買ってからは以前ALBAをつけていたシーンでこちらをつけることが多くなりました。
ジャズマスターを買ってからは5年ほど機械式時計を買っていないので、そろそろ次のものを買いたくて、今は時計ブティックを回るのが趣味になってます。気になってるのはLonginesのHydroconquest GMTの41mm。 ダイバーズウォッチに興味があるというのと、海外拠点との仕事もある生活なのでダイバーズ+GMTの組合せに惹かれています。またラバーストラップの時計というのも公私共にいろんなシーンで使えてよさそうです。
もうひとつは少しフォーマルな場で使いたいと思っているIWCのポルトギーゼ オートマティック40です。これは時計が好きになってからずっと憧れの時計で、いつか所有できる日がくるのを夢見ています。金針、青針あるのですが、個人的には金針派かなあ…と思ってます。このまえでた新色のホライゾンブルーもとても綺麗なので惹かれてるのですが、使いたい場面を考えるとやっぱりホワイト文字盤でしょうか。
https://www.iwc.com/jp/ja/watch-collections/portugieser/iw358303-portugieser-automatic-40.html
おわりに
この記事を書く時にそういえば時計のどんなところが好きなんだろうと考えました。
腕につけた瞬間や、文字盤をみるときに毎回小さな高揚感が得られるので、腕にのせた感触や時計のデザインに惹かれているとは言えそうです。
一方でものすごい高級時計に搭載されるような複雑機構や宝飾にはあまり興味がありません。機能もデザインもシンプルなほうが好きです。あくまで時計は実用品としてみていて、まずは自分のライフスタイルや装着シーンにあった必要な機能を持っている時計を探して、その上でデザインや仕上がりの美しさに惹かれれば、その時計が好きになります。
ブランドについても気にはなります。いわゆる三大時計ブランドや五大時計ブランド、それ以外の実用時計でいうとロレックスなどが有名だと思いますが、今は知名度というよりは"しっかりしている"、"大人(年齢)にふさわしい"といったようなイメージのブランドに惹かれます。たぶん、自分がなりたい、憧れている人間像にあったものを選びたいのだと思います。良い時計をつけて人間的に成長するわけではないでしょうが、ある種のセルフブランディングの要素もあるように思います(クルマを選ぶ時も同じような感覚があります)。
自分に合った良いものを大切に使う、という経験が人生に充実を与えてくれます。大切な時計は過ごす時間を少し特別にしてくれます。
そういえば石橋貴明さんは娘さんに"時間を大切にしなさい"という言葉を添えて時計をプレゼントされたそうです。
なんだかとりとめもなくなってきたので、そろそろ終わりにしたいと思います。読んでくださった方々、ありがとうございます。また別の記事でもお会いできたらと思います。