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耶馬溪〜やまなみハイウェイ〜大観峰ライド|2022/5/4

耶馬溪から200kmくらい乗りたい、というお誘いがあって、めちゃくちゃ坂を登るルートを走ってきました。197km、3964mUp。


出発地点は耶馬溪の道の駅、耶馬トピア。山口県から結構近くて、2時間内で到着です。

耶馬トピアの駐車場

5時30分の日の出とともにスタート。まずは深耶馬溪の山の中を登って行きます。谷沿いは日がささなくて、とても肌寒い。

少し道を迷いながら、耶馬溪のメイン道路に合流して、一目八景に到着。まだお店は開いていなかったので、写真だけ撮りました。

一目八景からの景色
お店はまだ開いてません。そば饅頭が気になる

そこからは気持ちの良い渓谷沿いを南下して、玖珠を目指します。

桃太郎のオブジェ

道の駅童話の里くすに到着。昨年末のブルベで、スマートフォンを忘れたところです。車中泊している車でいっぱい。GWですね。

玖珠からはやまなみハイウェイを目指して、本格的なヒルクライム開始です。

遠くに見えるのは由布岳かな

まずは10kmの長い坂を淡々と登りました。「九重夢大橋まで●km」と「筋湯温泉まで●km」という表示が、いっこうに縮まりません。。。

そして、この坂で早速苦しむことになるのですが、今回のルートは、「下るよ下るよ詐欺」が頻発でした。
 どういう詐欺かというと、延々と坂を登ったところで、「下り勾配●%」という標識を見ると、「ようやく下りか・・・」と思いますよね。ですが、ほんのちょっと下った先に「上り勾配●%」という標識があって、「まだ登るんかい!!」という詐欺です。
 体力があったら、下りの勢いを利用して、登るという力技もできるところだと思いますが、温存気味に走っていたので、毎回毎回タラタラ登り返しました。

少し景色が良いところで、「撮影のため」小休止

そんな感じで、登って、登って、下って、登ってを繰り返して、ようやくやまなみハイウェイに到着。早速やまなみハイウェイらしい絶景が待ってました。
 この景色が見たくて、今回のルートを考えたようなものでしたので、この時点で大満足です。

飯田高原
長者原

ここから牧ノ戸峠に向けて、さらに登ります。登山客とその路上駐車が多いこと。何かがあって自転車に乗れなくなったら、登山もいいなーと思いました。

麓が遠くに見えます
牧ノ戸峠に到着

牧ノ戸峠で、カレーの誘惑を断ち切って、瀬の本へ下ります。ここで食べちゃうと、折り返して帰ってしまいそうでした。

少し下ったところから、今度は阿蘇方面の絶景

瀬の本で少し早めのお昼ごはん。ドライブインはまだ開いていなかったので、向かいの農家レストランに寄って、赤牛丼を食べました。副菜も含めておいしいご飯でした。

赤牛丼

お昼ごはん後は、もう少し下りをこなして、大観峰へ。車もバイクも人も溢れかえっていて、駐車場の手前で写真を撮って折り返してきました。

大観峰からは、小国へ向けて、10kmくらい一気に下って、コンビニで小休止。ここから先は山の中を突っ切っていく予定なので、補給もしっかりしておきました。

次は、小国の町を抜けて、個人的にこの旅で一番楽しみにしていた、スカイファームロードひたへと登ります。7kmくらいの登りです。
 先ほどまでとは打って変わって、車もバイクも少なくて登りやすく、景色も良いいい道でした。

そこから天ケ瀬へと一気に下り、天瀬高原を抜けて耶馬渓へ向かいます。

この頃には、気力も体力も削がれていて、少しでも楽に早く帰るために、ちょっとだけルート変更しました。というか、もともと最後の最後で、2kmの激坂を登ろうとしていたので、そちらの方が無理がありました。
 ただ、新しいルートは、どこまで登るのか全然わからない・・・まだ登るのか、さすがにそろそろ下るのか、と思いながら、走りました。

結局さらに4kmくらい登って、ようやく下りになりました。

ずっと標識に出ていた、立羽田の景

やまなみハイウェイや阿蘇のダイナミックな絶景を見ていると、朝に通った耶馬渓の景色が霞んでしまい、戻ってきたときにはどのように感じるのかなと、走りながら考えていました。
 耶馬渓らしい景色が見えてきて、湧いてきた感情は、「ようやく帰ってきた・・・」という安堵感でした。

裏耶馬渓を一気に下って、ようやく山国川に到着。ここからはメイプル耶馬サイクリングロードをゆるゆると走って、ゴール地点を目指します。
 このサイクリングロードは、かつての耶馬渓鉄道の線路跡を活用したサイクリングロードで、ゆったりと走るにはとても気持ちの良い道でした。こういう旅の終わり方も良いな。

こんな感じのトンネルがたくさんあります

とここで、サイクリングロードの途中、ゴールまで残り1kmのところでしたが、唐揚げ屋さんに吸い込まれてしまいました。

待つこと10分。出てきた揚げたての唐揚げを口にした瞬間、大変だったライドが頭をよぎったのか、身体が油とタンパク質を欲していたためか、涙が出そうなくらい、感動してしまいました。びっくりです。

唐揚げを食べた後は、青の洞門を見て、2件目の唐揚げへ。

川辺精肉店というお店で、スタート地点(=ゴール地点)から1kmも行かないところにあり、朝から気になっていたところです。

精肉店の隣の焼き肉屋

このお店は、地元の人がひっきりなしにやってくる、繁盛店でした。骨付き唐揚げ(手羽先と手羽元)と、鶏のたたきを食べましたが、どちらも絶品。また機会があったら、来たいと思えるお店です。

注文を待っている間に、地元のおじさんと少し会話。そのおじさんに聞いたおすすめの温泉に入って、地域密着っぽいラーメン屋さんでラーメンを食べて、帰宅。


1週間分どころか、1ヶ月分くらい自転車に乗った感じの、ビッグライドになりました。阿蘇や九重は、何度でも来たいと思える、良い景色でした。
 今回特に感じたのは、どこを走っていても、地元とはちょっと違う空気感。標高が少し高いから、植生が違うのかな、というくらい、木々の色とか生え方とかが違う気がして新鮮でした。あと、どこを走っていても、似たような景色の連続でした。
 やっぱり個人的には、海の絶景よりも山の絶景の方が好きだなと思いました。次の山は四国カルスト再訪かな。

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