ニンジャスレイヤーTRPG第2版シナリオ集『AOSニチョームキャンペイグン』第9話『ニチョーム・ウォー: ティンカー・テイラー・ソルジャー・スパイ』
この記事はニンジャスレイヤーTRPG第2版においてのロングキャンペーンシナリオの第9話となります。各種データ等はDHTLS公式の定めるガイドライン内において、自由に使用・改変していただいて構いません。データには多分にプラグインデータおよびデータ実験場のβ段階のデータが含まれるため、NMおよび参加者はTRPGメンバーシップへの加入を推奨します。
なおキャンペイグンのまとめページはこちら
この記事では以下の素材集の立ち絵を使用させていただいています
◆シナリオサマリー◆
◆シナリオ本編◆
◆ニチョーム・ウォー:ティンカー・テイラー・ソルジャー・スパイ◆
このところニチョームそのものには問題がなかった。キュアはニチョームは既に従順であり、逃げ込んだザイバツの手勢もいつハイデッカーに検挙されるかびくびくしているだけで事を起こす力もない、と報告し続けていたためだろうか。既にヤグラ337は地下に高性能UNIXサーバー群を備えたニチョームの指令拠点と化しており、地下でヴィジランスやストーカーなどはオムラ残党やらバシダなどと何かをやっている。しかし、まだカスミガセキに対する攻撃は始まっていない。ナンシーは準備があると言っていたが……どうやってネットワークから切り離されたUNIXサーバとやらをオンラインにするのだろうか……
しかしながら、別段やることがないワケではない。あなたたちはこのところネオカブキチョで起こっていたオイラン連続殺人事件を追っていた。これにはニンジャの影があり、実際ザクロやナンシーはニチョームに対するなんらかの工作の一環ではないか……と疑っていたのだ。そして今あなたたちはその犯人をネオカブキチョの一角の空き地で追い詰めた!
「ドーモ、レッドハッグです」
「ドーモ、ジャッジメントです」
「ドーモ、アサガイです」
あなた達と共にこの件の捜査に当たっていたニンジャたち……女傭兵ニンジャ『レッドハッグ』、コムソ装束のニンジャ『ジャッジメント』、ムテキ・アティチュード使いと協力しその後ろからヤリを投げることによってだいたいのイクサにおいてほぼ無傷で勝利する事ができると豪語するニンジャ『アサガイ』が、犯人に対してアイサツをする。
「兄さん、コイツら、ニンジャだヨ」「素敵だ……」
「ドーモ、マサクリストです」「マサクレンドです」
「今日から僕らがきみたちの長男と次男になってあげるネ……」
双生通り魔ニンジャはそういうと身を沈め、同時に襲いかかった!
ぼこぼこにしましょう
「「イヤーッ!」」
「グワーッ!」
同時に襲い掛かられ、アサガイが切り裂かれる!
しかし!
「イヤーッ!」「イヤーッ!」
レッドハッグが斬り込む! 恐るべき暗殺武器トバシ・ケンの使い手ジャッジメントも閉所では得意のトバシ・ケンは不利とみてカラテだ!
「「サヨナラ!」」
変態双生異常切裂殺人ニンジャマサクリスト、マサクレンドは……
爆 発 四 散 !
「フーッ、変な奴だったがこれで事件解決かねェ。しかしこりゃアマクダリとやらの仕業ってよりは、ハイデッカーの怠慢だね……さすがに今のやつらがセクト構成員ってこたないだろ。どっちかというと狩られるほうじゃないか?」
「ヌウーッ……ムテキ・アティチュードの使い手さえいればこの程度の相手無傷で勝利できたのだが……フーリンカザンを欠いたな。ニチョームにはムテキ使いはおらんのか?」
「…………これにて任務終了だな」
レッドハッグが刀を収める。アサガイも傷は浅いようだし、ジャッジメントも歴戦傭兵だけあって負傷はない。
「あ、ありがとうございます! ありがとうございます!」
と、その場に座り込んでいたオイランがあなたたちにやや恐る恐るだが感謝を述べてきた。例のマサクレンド、マサクリスト兄弟の次なる犠牲者……になるはずだった女性だ。あなたたちは凶行を寸でのところで阻止することができたのだ。
「ケガは無いかい? じゃ、もう行きな。最近はハイデッカーの取り締まりが厳しいからね。オイランが夜歩いてるだけでもいちゃもんつけられちまうよ」
「は、はい。ありがとうございます……」
レッドハッグがそう伝えると、オイランは去って行く。事件解決。結局はただの異常者による犯行であり、それも排除された。問題なしだろう。さっさとニチョームへと戻ろう。
◆ 次の日・絵馴染 ◆
あなた達は例の事件の解決を報告するために、絵馴染を訪れた。
「ドーモ、レンゾク・コウゲキです。早速だが、俺は傭兵ニンジャで、実際ハイデッカーに目を付けられて困っており、ニチョームに住まわせていただきたいのだが……」
「フーン、レンゾク・コウゲキ=サンね。聞いてるわ。闇の傭兵ニンジャだってね。でも、別にウチは来るもの拒まずさる者追わず。過去に何をやっていたかはこれ以上聞かない。だけど、ニチョームにはルールがある。奥ゆかしくそれを守って頂戴。いいわね?」
「わかっている。俺とて清廉潔白とは口が裂けても言えぬ身の上。ネオンの光でできる闇の中にかくまってもらえれば十分だ。夜の街で騒ぐニュービーニンジャのような真似はせん」
「結構。では、ヤモト=サンがとりあえずのアパートまで案内してくれるから、ついていってね。落ち着いたら別の好きな家を探すなりしてちょうだいな」
バーカウンターでは、車いすながらも最近は裏方仕事だけでも、といって慣れないテッコと痛む体を押して復帰したザクロが新たにニチョームを訪れたニンジャにこの街のルールを簡単に話し、ヤモトに住居へ案内させていた。レンゾク・コウゲキなる腕をサイバネ置換したニンジャは退出する際、あなた達とすれ違いドーモ、と軽く会釈して絵馴染から出ていく。
「フー! このところどんどんニンジャがニチョームに逃げ込んでくるわね……アラ、アータ達いらっしゃい!」
ザクロはあなたたちに飲み物を出そうとしたが、まだサイバネ腕の感覚がつかめておらず、結構グラスを割ってしまうので、すまないけれど適当な飲み物を選んで飲んでね、という。
「で、最近入ったニンジャちゃんたちはどう? やっていけそう?」
最近入ったニンジャ。つまり、レッドハッグ、アサガイ、ジャッジメントである。例のオイラン連続殺人事件捜査にこの3人を連れて行ったのは彼らニチョーム・ニュービーの素行調査という面もある。(レッドハッグなどは以前からニチョームで良く飲んでいたが)ニンジャソウルの暗黒面に堕ちる者が少なくないように、超人的な力と同時に狂気的なメガロ妄想や力におぼれる者もニンジャには多い。過剰な残虐性や凶暴性、不協調などのあるニンジャは遅かれ早かれ何かしらの事件を起こすし、そうなればニチョームから追放されるものの……ニチョームはこれまで『ヘイヴン』として来るもの拒まず去る者追わずの精神でやってきた。そしてそれを失えばニチョームはヘイヴンと名乗れないが、同時にハイデッカーに目を付けられるような者は基本的にアウトロー。社会のつまはじき者であり、善良な者よりも悪人が圧倒的に多く、そうした『悪貨』が紛れ込まぬように注意深く目を光らせているのだ。
「ふむふむ。とりあえずは大丈夫……かしら……レッドハッグ=サンはまあ最初から疑ってないけれど……」
と、その時であった。
「ザクロ=サン! 大変だ、TV! つけてくれ! 早く!」
「え、テガタ=サン??? 一体なに!? そんな血相変えて……」
「TVだよ! 見ればわかる。大変なんだ!」
絵馴染に飛び込んできたテガタは、慌ててまくしたてる。ザクロはなんとかリモコンを壊さずにTVのスイッチオン!
「「サヨナラ!」」
変態双生異常切裂殺人ニンジャマサクリスト、マサクレンドは……
爆 発 四 散 !
TVを付けた瞬間、飛び込んできたのはマサクリスト、マサクレンドが爆発四散する光景だった。後方から隠し撮りされたようなアングルで、レッドハッグ、アサガイ、あなたたちがはっきりと映り込んでいる。そして現場の片隅でおびえたように座り込むオイランの姿も。本来なら常人では認識できないほどの速さで行われるニンジャ戦闘がスローモーション再生加工され、重サイバネ者同士の戦いとして説明されているようだ。
「……いかがでしたか? これはニチョームに所属するヤクザ・バウンサー・ヨウジンボの抗争の様子です! 見てください! 巻き込まれたオイラン! きっとこのオイランをめぐって下らぬケンカで殺し合いをしているに違いない!」
不自然にボリュームのある髪型の人気司会者ミチグラ・キトミが断定的に切って捨てる。
「損傷して、引火爆発するような火器やサイバネを身体に内蔵するような危険人物がね。もしもっと大きな場所……たとえばマルノウチ広場ですとかでケンカになったらと思うだけでブルタルですよ。ニチョームにはこういった危険分子が集まっている。実際、アブナイだ。ハイデッカー検挙マッタナシでしょう」
社会派スモトリコメンテーターがさらに続けると、スタジオの観覧席からもコワイ!という声が巻き起こる。
「…………ブッダ。やられたわね……」
ザクロが顔をしかめ、呟いた。
◆ そしてまた時間は流れる ◆
それから一週間がたった。以前、ニチョームバッシングの高まりと同時にハイデッカーの監督官が置かれたときと同様……いや、それ以上に状況は悪くなった。さすがのキュアのごまかし工作もこれ以上引き延ばしできず、ニチョームを隔離するようなバリケードが配置され、ニチョーム住民の町からの出入りは厳しい管理下に置かれるようになった。当然、もはや観光客は来ないし、ニチョーム周辺にはさらにハイデッカー詰め所が増設され、ほとんど包囲攻撃下にある要塞のよう。バリケードにはニチョームを嫌う者たちによって『ニチョームが悪い』『お先に失礼します』『慈悲はなく爆破だ』などの威圧的なショドーが貼りつけられたが、特段ハイデッカーはそれをとがめない。
……あきらかに、ニチョーム攻撃の準備のように思えた。
そして……
KABOOOOOOOM!!!!!!
あなたたちがニチョーム内で思い思いに過ごしていた時、突如爆発音!
爆発箇所は……ニチョーム東側!? 駆けつけろ!
◆ ニチョーム東側・【小規模発電所】 ◆
「グワーッ! 火グワーッ!」「クソ! 早く消火器を持ってこい!」「アイエエエエ!」「アイエエエエ!」「グワーッ!グワーッ!」「アイエー!!!」
アマクダリ・セクトに対抗し、もし電力を止められてもサイバネクリニックやサーバ群など最低限の施設を動かせるよう、ニチョームニンジャやハッカーが集めてきた小型発電機を置いていたビルが黒煙を吹きあげながら、激しく炎上している。既に数人のニンジャや自治会員があつまり、消火活動にあたっているが……発電所爆発。まさか、アマクダリの仕業なのか?
「イヤーッ!」
炎が燃え移った別のビルから、数人の市民を抱えて飛び出してきたのはレッドハッグ!
「ブッダ!とにかく消火だ!クソ!」
スカラムーシュが数本の消火器を抱えて走ってくる。
あなたたちもこの消火救出活動にあたり、なんとか1日かけてビル火災を消し止めた。
◆ 絵馴染 ◆
「幸い、死人は出なかったけれど、発電機はほとんどダメね……そしてこの攻撃は……ニチョーム内に裏切り者がいる。そう考えるほかない」
翌日、ひそかに絵馴染に集められたあなた達は深刻な顔をしたザクロにそう切り出される。
そして、ザクロはビニールに入れられた鉄製のフレームと機械パーツのなにかを見せる。焼け焦げがひどく、明らかに火災現場にあったものだ。
「発電所の跡地で燃え残った爆弾のパーツとみられるものが見つかった。粗製爆弾なんかじゃなく、使われているパーツや構造からしてプロの作ったものか、軍用のもの。誰かがそれを仕掛けて、発電所を爆破した」
「……ニチョームの理念とか、理想とか。そういう話はあるかもしれないけれど、とにかく今はこの内通者を探さなければならない。もし、犯人が捕まらなければ、これからどれだけの破壊工作が行われるかわからないし、アタシたちも互いを疑いながら戦う羽目になる。疑心暗鬼は組織を崩壊させるわ」
「……あなたたちは信頼できるニンジャだと思っている。だから、この話をした。出来る限り迅速に、犯人を見つけ出してちょうだい」
「犯人を見つけ出して。頼んだわ」
◆ 発電所ビル ◆
発電所はほぼ焼け落ち、鉄骨と炎でボロボロになったコンクリート壁がわずかに残るのみ。未だかすかに白い煙が立ち上っており、爆発で吹き飛んだ瓦礫やらがあたりに散乱している。現場はニチョーム自治会のテガタらによって封鎖されているが、あなたたちがザクロからたのまれ調査していると言えば問題なく通ることができるだろう。
◆レッドハッグのアパート
レッドハッグのアパートはボロい安アパートだ。ニチョーム周辺にはこういう物件がよくあるため、ニチョームに来たニンジャはとりあえずこうした物件を自治会から与えられ、それから自分の希望するグレードの物件があれば引っ越す形となっている。
「ウェーゲホゲホ、ドーモ、レッドハッグです。で、何……? 昨日煙と消火剤吸い過ぎたせいか気持ち悪くて寝てたんだけども……」
ドアをノックすると、少し経ってラフな服装のレッドハッグが出てきた。
・セリフ例
「いや、まぁ……なんで来たかはだいたいわかるさね。昨日の爆発の聞き込みだろ。ありゃ……うーん、アタシの手落ちだなあ。もうちょっと気ィ張ってりゃ気づけたろうに。ヤキが回ったもんだよまったく」
「いやその……警備中にサケはまずいかなと思って我慢してたんだけども……そのう……何回かタバコ吸いに裏に行きはしたよ。あ、そうそう。その間にジャッジメント=サンが来たらしい。戻ってきたらレンゾク・コウゲキ=サンとスカラムーシュ=サンがスシ食ってたし……あたしも食ったけど」
◆スカラムーシュ
スカラムーシュを探すと、爆発現場の近くの電柱に背中を預け、野球帽を深くかぶった彼を見つけることができた。現場の方にちらちらと視線をやっているようにも見える。
・セリフ例
「変わったこと……そうだな。レッドハッグ=サンがちょくちょくタバコを吸うって言って、外に出てったよ。あとは……昼前に、レンゾク・コウゲキ=サンと出前でも取るか、あるいは交代で飯でも食いに行くかという話をしてたら、ジャッジメント=サンが来てスシを置いて行ったんだ。俺は礼にチャでも出そうと思って、2階のスナックの跡の水道がまだ使えたからそこでチャを入れたんだが、ジャッジメント=サンはもう帰ってたよ」
「たぶん、最近ジャッジメント=サンとレンゾク・コウゲキ=サンは仲がいいから差し入れに来たんだろう。あの2人、結構有名な傭兵だしな……意気投合したんだろう」
「いや別に……俺がここで気にしてたって、怪我したやつの治りが早くなるわけじゃないんだが……責任、あるだろ。やっぱり。そう思うと、居てもたってもいられなくなっちまって……情けねえ」
◆レンゾク・コウゲキのアパート
レンゾク・コウゲキのアパートはかなり古く、階段なども今にもきしんで外れてしまいそうだ。ニチョーム近辺によくある、ほとんどまともな契約もなしに借りられる安アパートである。
しかし……レンゾク・コウゲキの部屋はカギが開いており、不用心にもドアも締まり切っていない。さらには、新聞配達が来なくなったので、ニチョームの有志が適当にその日あったニュースを紙に印刷して、各所に配っている手作り新聞が3日分ほど溜まっている
部屋の中に入ると、まだ荷解きされていない段ボールがいくつか、タンスなどの家具、UNIX、そしてチャブの上にはメモ帳や多数のパーツと共に、腕部サイバネと思われるものがメンテナンス途中で置かれている
◆コクサイテキ娯楽セントラルビル
コクサイテキ娯楽セントラルビル。名前の威勢はいいが、元はマージョン・カジノやらマグロ紳士クラブなどが入っていたものの、ニチョームへの締め付けによってヨニゲし空きビルとなったニチョーム端の建物である。
周囲にはあまり飲食店などはなく、待ち合わせするにも便利でも目立つ場所でもない。
内部……おそらくガレージか、物置であっただろうやや広いコンクリート壁のスペースに奇妙なものがあった。比較的新しい銃弾である。そして、何かの爆発した痕跡。破砕したサイバネパーツのかけら……
銃弾を調べると(難易度HARD。知識:銃器や公僕の流儀でボーナス)これが湾岸警備隊の正式採用弾薬であることがわかる。爆発跡では(ニューロン+ジツUH)これがレンゾク・コウゲキのソウル爆発四散痕であることが判明するほか、サイバネパーツを調べると(難易度HARD。レンゾク・コウゲキの部屋でサイバネを調べていた場合は判定無で良い)これがレンゾク・コウゲキの腕サイバネパーツであったことがわかる。(部屋にあったのは改造用および予備の腕だったのだ)
ジャッジメントのアパート
ジャッジメントのアパートもこれまでのご多分に漏れず、ニチョーム・ニュービー用の安アパートである。
「……ドーモ、ジャッジメントです。何か……?」
ドアから顔を出したのはコムソ装束のジャッジメント。
「おい、誰か来たのか?」
部屋の中にも誰かいる……
「ドーモ、レンゾク・コウゲキです」
◆ 犯人特定 ◆
「………………」「………………」
「「イヤーッ!!!」」
ジャッジメントとレンゾク・コウゲキは突然、窓を突き破り部屋から脱出!逃げていく!やはり彼らが内通者……裏切り者であったのか!? ジャッジメントとレンゾク・コウゲキは二手に分かれ逃げていく!
あなた達も二手に分かれなければならない。どのように分かれますか?
NMはPCを二手に分かれさせて追跡させる。2・2で別れなくとも、3・1で別れてもいい。(どちらかだけを追うことはできない)
◆カメレオン◆
しかしあなたたちも二手に分かれ、それを追う。そして……!
レンゾク・コウゲキに追いついたあなたたち。すると、まるでグニャグニャと形を変えるようにレンゾク・コウゲキが変形!
「ドーモ、カメレオンです」
それは特徴のないが、厭味ったらしい笑みを浮かべた女ニンジャとなった!
◆ヘヴィレイン◆
しかしあなたたちも二手に分かれ、それを追う。そして……!
ジャッジメントに追いついたあなたたち。ジャッジメントはコムソ装束を投げ捨てる!
下から出てきたのは……湾岸警備隊戦闘服!
「ドーモ、ヘヴィレインです」
◆ヘヴィレイン (種別:ニンジャ)
カラテ 6 体力 11
ニューロン 7 精神力 9
ワザマエ 10 脚力 5/N
ジツ 0
攻撃/射撃/機先/電脳 6/16/9/9
回避/精密/側転/発動 11/10/10/-
◇装備や特記事項
▶︎生体LAN端子LV1、▶︎クロームハートLV1+▷自爆装置
湾岸警備隊仕様カスタムアサルトライフル ダメージ1、射撃NORMAL、連射3 時間差・マルチ可
赤外線複合式自動ゼロインホロサイト カスタムパーツ。射撃ダイス+4
ダムダム弾、パルスグレネード、バクチク・グレネード
軍用サイバーサングラス、ニンジャブレーサー、テックレガース
◉◉タツジン:スナイパー、◉頑強なる肉体、◉タクティカル移動射撃、◉シャープシューター、
◉ウィークポイント射撃、◉忠誠心:アマクダリ
◉咄嗟の投擲
このニンジャは手番開始フェイズに瞬時行動として各種グレネードを使用できる。
◉◉タツジン・スナイパーは以下を参照
◆カメレオン (種別:ニンジャ)
カラテ 3 体力 10
ニューロン 9 精神力 14
ワザマエ 7 脚力 4/N
ジツ 5
攻撃/射撃/機先/電脳 3/9/10/9
回避/精密/側転/発動 10/7/7/12
◇装備や特記事項
軍用サイバーサングラス、タクティカルスーツ、ニンジャブレーサー、テックレガース、
湾岸警備隊制式グレネードベルト
赤リン配合特殊スモーク・グレネード
種別:グレネード。使用者は即座に回避ダイス+2を得るとともに、
このターンのみ敵をすり抜けて移動できる。また同様にこのターンのみ、
使用者に対する射撃のサイバネアイおよび、その追加パーツによる効果を打ち消す。
トクシュブタイ仕様暗殺タケウチニードルガン:
銃器、拳銃、連射3、時間差・マルチ可。ダメージ1+毒属性ダメージ1+精神力ダメージ1、
隣接射撃可。内臓武器ではないがサイバネ暗器ルール適用。さらにこの銃器による
射撃を回避できなかったニンジャはカラテ・ニューロン・ワザマエ-1
『●時間差』、『●マルチターゲット』
『☆謎めいたニンジャソウル』『★★ツツモタセ・ジツ』『◉魅了』
『◉タクティカル移動射撃』『◉ニンジャアドレナリン強化』
『◉咄嗟の投擲』
このニンジャは手番開始フェイズに瞬時行動として各種グレネードを使用できる。
サイバネ暗器ルールは以下を参照のこと
ツツモタセ・ジツは以下を参照のこと
NM向け戦闘指針・ロールプレイ情報
◆戦闘終了◆
あなたたちは敵ニンジャを爆発四散させた。しかし……
KABOOOM!KABOOOOM!
四方八方から爆発! 確認できるだけでも、ニチョーム正面のゼン・トランスから火の手が上がっている!
そして……
「こちらはハイデッカー長官ムナミ・シマカタ。ニチョームのテロリストどもに告ぐ。今すぐ投降せよ。そうすれば名誉あるセプクを保証する。しかし、抵抗するならばニチョームは灰燼に帰し、貴様らのオナーももはや守られまい。一族子々孫々にいたるまで、恥を受けることになるだろう。今すぐ投降せよ」
威圧的なメッセージがニチョーム上空にいつのまにか飛来したツェッペリンから発せられ、無数の『秩序』漢字サーチライトが放射。
同時に、空挺部隊めいてニンジャがニチョーム各地にエアボーンする!
「ドーモ、ヴァルキリーです」「フォースカインドです」「モナークです」「カッツバルゲルです」「アドミラルです」「エクイテスです」「ペイバックです」「ガルーダです」「ターボアサシンです」「アルバレストです」「スパイカーです」「スコージです」「ソードモンガーです」「メタルベインです」
「「「「「「「「「「「「イヤーッ!!!!!!」」」」」」」」」」」」
戦争が、はじまる
◆ニチョーム・ウォー:ティンカー・テイラー・ソルジャー・スパイ◆
おわり
◆余暇・セッション終了処理◆
NMはPC全員にセッション報酬を手渡す。万札・余暇等は
キャンペーンのレギュレーションに沿って各自設定してほしい。
なお、実際にこのキャンペイグンが行われた際の報酬は、
万札15、名声+1、余暇2日、知識・交渉スキルを1つ無償で獲得であった
◆シナリオ後の状況
ネオカブキチョでニンジャによると思われる連続オイラン殺人事件が発生。
これをなんらかのニチョームに対する陰謀ではないかと考えたザクロとナンシーはPCたちに解決を依頼するが……それはただの変態双生異常切裂殺人ニンジャの犯行であると思われた。
しかし、実際これはアマクダリによる世論誘導工作の一環であり、
マサクリスト・マサクレンド兄弟はアマクダリ・セクトによって誘導されネオカブキチョに知らず知らずのうちにやってきており、それを撃退しようとするであろうニチョーム自治会へのバッシング材料撮影のためであった。
戦闘映像を引き金にニチョームバッシングが強まり、ついにはニチョームは包囲攻撃下の要塞めいて、隔離されてしまう。武力攻撃まで最早秒読みか。そんな中で、ニチョームのインフラ施設に対するテロ攻撃が発生。PCたちの捜査により、この犯人を特定、排除するも……
既にニチョーム各地に仕掛けられていた爆弾が爆発。同時に、ツェッペリンから多数のアマクダリニンジャがニチョーム各所にエアボーンし……ついに戦争が始まった。
◆死亡した原作ニンジャ◆
マサクリスト、マサクレンド、ジャッジメント、レンゾク・コウゲキ、ヘヴィレイン、カメレオン