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ニンジャスレイヤーTRPG第2版シナリオ『協定違反ザイバツ勢迎撃』

この記事はタイトル通り、ニンジャスレイヤーTRPG第2版用のシナリオ案です。ニンジャスレイヤーTRPGに関するコンテンツに限り、DHTLSの規約と常識の範囲内で自由に使用してください。なお、このシナリオは以下の原作エピソードをもとにしています

また、立ち絵として以下の素材を使用させていただいております


◆シナリオサマリー

対象:3人の名声20~成長限界級のソウカイニンジャもしくはアマクダリニンジャ
難易度:HARD
キャラロスト:あり
余暇:標準(4スロット)

◆これまでのあらすじ◆
緊急事態だ。不可侵条約を破り、ザイバツ・シャドーギルドの大部隊がマルノウチ・スゴイタカイビルを目指して現在進行中。すぐさま現場に急行し、この行動の真意を確かめよ。

◆ダンゴウ

12月24日。クリスマス。

街はイルミネーションに彩られ、本来であれば勤勉な日本人もひと時働くことを忘れる聖夜といえどニンジャである君たちに休息はない。時速666kmでキャノンボールめいてマルノウチ・スゴイタカイビルへと向かう家紋タクシーに揺られるのは、他でもないあなた達と――

「まったく、ザイバツの連中も風流貴族を気取っておきながら、よりにもよってクリスマスの日に協定違反とは」

瀟洒なシルクハットにマント、メンポをつけずバラクラバめいたドクロのフェイスペイントというジゴクめいた出で立ちのニンジャ――フューネラルであった。

◆フューネラル (種別:ニンジャ)
カラテ    9  体力   17
ニューロン  15  精神力  24
ワザマエ   12  脚力   6/N
ジツ     7  万札   30

攻撃/射撃/機先/電脳 10/13/15/15
回避/精密/側転/発動 15/12/12/23

◇装備や特記事項
ステッキ(カタナと見なす)伝統的礼装
☆カナシバリ・ジツLV3 ★コブラ・ゲン・ジツ ★★グレーター・マインドブラスト・ジツ
★★モウドクダート ★★★デッドリー・ノロイ・ジツ
◉◉グレーター級ソウルの力 ◉◉アーチ級ソウルの力 ◉ニンジャソウルの闇 ◉不屈の精神 ◉翻弄
◉知識:ソウカイヤ ◉知識:オキナワ ◉知識:ヤクザの流儀 ◉交渉:煽り ◉交渉:駆け引き

※追記
公式でフューネラル=サンのデータができた!ヤッター!

「皆々様方もそう思うだろう?」

フューネラルが、剣呑アトモスフィア漂う家紋タクシーの空気を破るようにそう問いかける。無理もない、これからあなた達は死地に向かうのだ。

「これから我々は件のザイバツ勢と『話し合い』をするわけだが……そうさな、もう一度。最終確認をしておこうか」

フューネラルがそういうと、ワイヤーフレームで構成された簡素な3Dマップが備え付けのプロジェクタから空中に投影される。それにはオスモウフォントでマルノウチ・スゴイタカイビル前広場見取り図、と書かれており、ミニチュア人形めいたCGグラフィックスですさまじい数の敵戦力の想定図が展開されていた。

「事の起こりは1時間ほど前。まったく、いつも通りどこから湧いたか……ザイバツ勢の一団が確認された、が……今回はこれまでに例を見ない大戦力を展開してきた」

「装甲車、儀仗バイク、武装リキシャーにウキヨエトレーラー、そしてエトセトラ、エトセトラ……まるでダイミョ行列めいて、我々の支配地域であるマルノウチ・スゴイタカイビル前の広場に展開している」

「当然、こちらとしてもこれを見過ごすわけにはいかんワケだが……問題は、奴らのニンジャ戦力だ。」

「まずは、このネオサイタマで以前から活動が確認されており、おそらくこちらに駐屯している部隊の指揮官級であろうニンジャ、『ワイルドハント』=サンとその腹心の部下『インペイルメント』=サン」

「そして二枚盾の使い手であるガーディアン=サン、古代ローマカラテの使い手プリンセプス=サンを始めとするニンジャ数体……」

◆ガーディアン (種別:ニンジャ)
カラテ    7  体力   9
ニューロン  5  精神力  5
ワザマエ   4  脚力   4/N
ジツ     3  万札   5

攻撃/射撃/機先/電脳 7/4/4/4
回避/精密/側転/発動 7/4/4/-

◇装備や特記事項
☆ムテキ・アティチュードLV3 ☆◉瞬時の解除 ◉頑強な肉体
◆プリンセプス (種別:ニンジャ)
カラテ    9  体力   9
ニューロン  6  精神力  6
ワザマエ   7  脚力   6/E
ジツ     0  万札   5

攻撃/射撃/機先/電脳 9/7/6/6
回避/精密/側転/発動 9/7/7/-

◇装備や特記事項
◉◉タツジン:古代ローマカラテ(ジュー・ジツ) ◉常人の3倍の脚力

「そして……問題なのが」

「泣く子も黙る『ザイバツ・グランドマスター』、ダークドメイン=サン……」

「まったく、ブルタルな面子を集めたものだが、どうやらやつらの目的は『我々ではない』らしい。示威行為にしては意味がなさすぎるし、戦争を吹っ掛けるにしてもこんなものは悪手も悪手だろうに」

「実際、協定を破ってまでこのような行為をするその真意を聞き出す必要もあろうさ。その辺も、一応頭には入れておいてくれ――と、そろそろ到着のようだ。さあ諸君、仕事にとりかかろう!」

◆マルノウチスゴイタカイビル前広場

マルノウチ・スゴイタカイビル前広場は、クリスマス前の催しが行われており、はしゃぐ子供に、それをなだめる父親、はやくショーが始まらないかなと話すカップル、買い物帰りの老夫婦など多数のモータルでごった返している。

モータルたちは物々しく展開するザイバツのクローンヤクザ部隊をアトラクションかショーの出し物だと思っているらしく、遠巻きにして眺める者が多数。

そこに、乗り付けたのはあなたたちの乗る家紋タクシーだ。

「ザイバツの皆さん、ゴキゲンヨ!」

「ドーモ、フューネラルです!」

まず、車外に悠然と歩み出たフューネラルが物怖じすることなく、ザイバツ勢に気障なアイサツ。

NMはPCにアイサツをするよう促す

「ドーモ、我が名はプリンセプス! 古代ローマカラテの使い手です!」

「ドーモ、ザイバツシャドーギルド。ガーディアンです」

「ワイルドハントです、そしてこいつはインペイルメント=サン」

「フーンク!」

剣呑アトモスフィアを充満させながら、たがいにアイサツをする2つの勢力のニンジャたち……

「なンでまた、こんな豪華なカーニバルで遊びにいらっしゃった?」

フューネラルがステッキを弄びながら、挑発的に言い放つと。

「マルノウチ・スゴイタカイビルにネズミが逃げ込んでな……それを捕らえに参った」

武装リキシャーや装甲ビークルの奥で守られたザイバツ側家紋タクシーから、ジゴクの奥底めいた冷たい声が響き、尊大なまでにゆっくりと姿を現すのはまるで光をもすべて吸収してしまうような、漆黒のマントに身を包んだ威圧的フルメンポのニンジャ――ザイバツ・グランドマスターの中で最も危険な男の異名をほしいままにする――

「ドーモ、ダークドメインです」

ダークドメイン、その人であった。

「ナルホド、ネズミ退治。しかし、ここまでやるのですから……不可侵協定は破られた……とみてよろしいですな?」

「……邪魔をするのなら貴様らも始末するだけの事」

「フゥーム、なんともはや」

大げさな所作で、悲しんだ様子のしぐさを取るフューネラルであったが……
その表情は、すぐに笑みへと変わり……

「それでは、モータルの皆さんも集まっておりますし、ショーの開幕としゃれ込みましょうや!」

号令一下!戦端が開かれる!

NMは以下の勝利条件を提示する

・ダークドメインの撃破

◆戦闘MAP

戦闘MAPは上記URLからコピーして使用してください

◆戦闘終了

あなたたちは、ザイバツ勢との熾烈な戦いを終えた。

敵指揮官であるザイバツ・グランドマスター『ダークドメイン』はあなたたちとの戦闘で爆発四散。残ったザイバツ勢は這う這うの体でいずこかへと撤退し、今回の構想は幕を下ろす……

ザイバツ・グランドマスターを撃破するほどのカラテを見せたあなた達の名声はとどまることを知らず、これからもソウカイヤの守り神として名をはせていくことだろう……

ソウカイヤはPCの所属に応じて適宜アマクダリと読み替える

◆リザルト

・ダークドメインのみならず、ザイバツニンジャを全滅させた

名声+5 万札プール+120 余暇4日

・ダークドメインを撃破した

名声+3 万札プール+90 余暇4日

・善戦したが途中で撤退した

名声+1 万札プール+40 余暇4日

・負け犬めいて逃げ出した

名声+-0 万札+-0 余暇2日

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