絵本『おじょらぽん』/読み聞かせ
「おやすみなさい ひよこちゃん
おじょらぽん おじょらぽん
ねんねんねん」
いろいろな動物の子どもが、
柔らかな月灯りの中、
親に見守られながら眠っています。
心地よい言葉と、優しい色合い。
寝る前のお布団の中で読みたい絵本です。
0才から。
つむぐ 2才6か月
夜、ねんねのお部屋で布団に入ると、
つむぐは絵本を読んでほしがります。
僕は、『おじょらぽん』で
寝てもらおうと思って、
読み始めました。
おやすみなさい こがもちゃん
おじょらぽん おじょらぽん
ねんねんねん
僕:おやすみなさい こがもちゃん。
つ:つむぐだよ!
僕が前の日に、
「ひよこちゃん」も「こやぎさん」も
ぜーんぶ「つむぐくん」と変えて読んだのが
面白かったようで、こんなことを
言うようになってしまいました。
しかたがないので、
ご希望に添ってもう一度。
僕:おやすみなさい つむぐくん。
つ:ちがうよ。はとだよ!
おいおい、めんどくさいな。笑
僕:こがもちゃんだって。
つ:はとだよ!
僕:こがもちゃんらしいよ。
つ:はと!
わかったよ。はとでいいよ。
おとーさんこだわらない。
この日はつむぐの元気が有り余っていて、
全く寝てくれませんでした。がーん。
なので、別の日、
つむぐが少し眠そうなときに
読んでみました。
すると、じーっと静かに聞いていて、
いよいよ最後のシーンまできました。
おやすみなさい ゆーくん
おじょらぽん おじょらぽん
ねんねんねん
僕:おやすみなさい ゆーくん。
つ:・・・つむぐだよっ。
僕:おやすみなさい つむぐくん
おじょらぽん おじょらぽん
ねんねんねん。
つ:・・・べあちゃんは。
つむぐがいつも一緒に寝ている
テディベアにも言ってほしいようです。
僕:おやすみなさい べあちゃん
おじょらぽん おじょらぽん
ねんねんねん。
おやすみなさい チャールズ
(つむぐの大好きな男の子のお人形)
おじょらぽん おじょらぽん
ねんねんねん。
みんな みんな
ねんねんねん。
つむぐは、心地よさそうに
眠りにつきました。
『おじょらぽん』
はせがわせつこ文、さいとうとしゆき絵
福音館書店、2004年