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2024年振り返りー本①ー
ごきげんよう❀
今回は昨年の振り返り「本」編です!
(「本編」ってしちゃうと前のが「予告」みたいになっちゃいますね……)
2024年は、2023年よりも本を読むことが多かった気がします。それまで読んでこなかったジャンルに手を出してみたり、相変わらず好きな作家さんの新作を読んだり。その中で一押し・印象的な作品を挙げていきます。なんだかふと思い出すような作品もありそうなので、一応、タイトルに「①」をつけさせていただきました。
※全て個人の感じ方なので、これから読む本を参考にしようとしている方がいらっしゃったら、やめておいた方がよろしいかと思います。
◯アーネスト・ヘミングウェイ『老人と海』
ヘミングウェイといえば『誰がために鐘は鳴る』が特に有名だと思います。とはいえ『老人と海』もだいぶ有名作なようで。私は本屋さんで見かけるまで知らなかったのですが、表示に惹かれて購入しました。
劇的な何かがあるわけでもない……いやあったのか…?あの場面が一番の盛り上がりだったかな?
って思うような内容でした。
が!
初夏に読んだこと、たまたまその時期はゆっくりした曲調の曲をよく聴いていたこと、この状況が重なったことで、本の内容が生き生きと私の脳内で繰り広げられ、明らかに目立つ展開とかはないにも関わらずページを捲る手が止まりませんでした。むしろオチや伏線を意識するような読み方ばかりしてきたもので、逆に展開をアレコレ考えて勝手にハラハラしていたのかも…?とも思いますが、やはり名作。そして良い訳文。予想していた以上に読了後の満足感がありました。というわけで真っ先に挙げます。(ちなみに今回の記事のサムネ写真もこの本のイメージに近いものをお借りしました。)
◯彬子女王『赤と青のガウン』
続いては自己紹介でも挙げた、彬子女王のオクスフォード留学記です。暫く前に話題になっていたこと、文庫化したことから手に取りました。元々旅行動画が好きなので、海外での生活や大学について知れるかなっていう期待から読み始めました。
ところか天皇家ならではの事情が垣間見えて、これはこの作者にしか書けない留学体験記だろうなって思います。勿論、博士課程まで出られているので、研究内容や取り組み方なんかもユニークで面白いです。
友人や父にもオススメして、結構好評だったので、皆さんも良かったら読んでみてください。かなり読みやすい文体で書かれているので、普段小説読まないよって方でも楽しく読めると思います。
◯小林泰造『ティンカー・ベル殺し』
もうね。この方の作品は以前から好きなんですが、好きすぎるあまり、読むのも勿体なくて途中でこの本読むのもストップさせていたんです。読んだらこのシリーズ終わってしまうって思って…
ただやっぱり気になるものは気になるので、〇〇殺しシリーズの他作品を一から読み直して、『ティンカー・ベル殺し』も読み終えました。
本当に巧妙に伏線をはられる作者なので、毎度驚かされるのですが、この作品の後半ではちゃんと自分で、「あれ…?いまのところ…?」と重要な部分で引っかかることができたんです!!!!(それでも真相まではたどり着けなかった…)自分の成長を感じるとともに読み終えたときの寂寥感みたいなものもありましたね。
あとは原田マハ先生の本も読んでみて面白かったです。話題になっていましたし、モネの作品を扱っている作品もあったので、逆に遠ざけていた先生の作品。このあたりはまた今度ご紹介したいですね。
◯あとがき
Twilight Rougeの談話室は良い感じに落ち着いているので、紅茶を飲みながら読書して過ごす…なんていうのも良いかもしれません。
「過ごし方はあなた次第」な談話室なので、本を読むも良いし、お酒を楽しむでも良いし、候補生と盛り上がるのも良いのです。あなたならどう過ごすのが理想ですか?
それではまた✿