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アメリカ移住|娘がアメリカに嫁ぐ母の思い

アメリカ人の彼との結婚を決め、今年8月にまだ仮初ではあるものの新婚生活をスタートしました。

ただ国際結婚について、いろいろ大変なことは多く悩みはつきません。

彼と交際を始めたのは3年ほど前。最初は結婚するなんて思っていませんでした。特にアメリカに永住することなんて考えられなくて、二人の未来があるのか、不安な気持ちでした。

結婚を意識し始めたとき、彼が日本に来るという選択肢はあったものの、日本語が話せないことを考えるとどうしても私がアメリカに来るほうが現実的でした。

駐在でアメリカに住んだこともある私にとっては、むしろアメリカの方が住みやすいくらい感じていたのに、いざ一生住むかもしれないと思うと重みが違います。

彼が失業してしまったら?暴力を振るうようになってしまったら?

何かしらの理由で一緒に暮らせなくなった時、自分はどうなるんだろうか、と何度も考えました。

今日本での仕事も辞め、キャリアがストップしてしまっているので余計にその怖さを感じます。

また、自分のことよりも心配なのが、両親です。
一人っ子なので両親にとって助けが必要な時に頼れるのは私だけ。

しかも両親は事実上離婚をしているのでとても不安です。

二人とも私が幸せになるなら、と受け入れてくれていますが、すぐには首を縦に振ってくれたわけではありませんでした。

でも最後には二人とも

「あなたが幸せになるなら」

と言ってくれました。

でもそれはいろんな思いを抱えながら、あえて私に負担にならないように選んだ短い言葉だったんだと思います。言い聞かせているようにもきこえました。


私も、本当は

必ず幸せになる!

と言いきれたらかっこいいですが、私も普通の人間なのですぐ心が折れることも多々。。


アメリカに来てもう3か月近くたち、生活もかなり落ち着いてきました。

そんな中、彼が出かけている間に、

母と電話で話をしていたときに、一つ彼の愚痴をこぼしてしまいました。

コロナで体重が増えてしまった彼。

健康診断で高血圧など、色々と指摘され薬を服用するようになったのです。

それでも夜食を辞めない彼。

健康に気を使ってほしい私としては、注意もするのですが、どうしても食べてしまう彼にどうしたらいいか悩んでいると話していたのですが、、、

それが私の母からすると何かの糸が切れたようにヒートアップしてしまいました。


大事な娘をアメリカにやったのに、何をやっているんだと、

もし病気になって家庭を支えられなくなったらどうしてくれるんだと、、


そのあとも母の本心が聞けました、、

そういった不安もあると思うし、

逆に

私がこれから新生活を歩んでいく場面や、孫ができた場面など、

幸せな時も共有できない悲しさも、

あると思います。

私も言い切れない思いがあります。

彼に対して当たる気持ちも十分にわかります。

私からすると、アメリカに来ることで確かに犠牲にしてしまったこともたくさんあって、

私と結婚することで、実家から離れアパート暮らしに変わっただけの彼と比べると、なんだか不公平感があると思うのは否めないです。

彼や彼の家族がその気持ちを理解してくれるのかというと、100%はわかってもらえないかもしれない。

でも、それぞれの気持ちを100%汲み取るのって本当に難しいなと感じています。

彼は彼で私が来たことで、私が働けるまで一人で家計を支えなければいけないわけで、プレッシャーもあるだろうし、

実家暮らしからのいきなりのジャンプアップで出費の多さにびっくりしていると思います。



だからこそできることといえば自分の選択を信じて、これからの生活を一生懸命生きるのみ。

もうこれのみ。

これのみです。


寂しい思いをさせている両親には申し訳ない気持ちもあるけれど、

それでも受け入れてくれたことに感謝して、

幸せを見つめたいなと、改めて思いました。


100%歓迎されない結婚は珍しくないだろうし、

難しい人生を歩んでいる人はたくさんいるだろうし、

ぐちもあるけれど、、

幸せを感じたとき、

いろんな人の支えがあるからだと、

忘れないようにしたいなと改めておもいました。











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