お粥が嫌いな人の為の病気の時のご飯〜ポタージュ〜
息子は幼い頃から「お粥」が苦手。
だけど子供って熱を出したり、お腹壊したりするので
どうしても「病気中の食事」に頭を悩ませる事になりますよね。
私が色々な食材の本を見て作った、家族が病気の時に作る定番のスープのご紹介でもしようかな?と思います。
今日は、現在息子の風邪の症状から導き出した「病気中のスープ」となります。
応用編は最後らへんに記しておきますので参考にしてみて下さい。
現在の息子の風邪の状態
☆お腹がくだってる(くだってた)
☆吐き気有り(吐き気があった)
☆食欲は無し
☆発熱
☆頭痛
☆腰痛
です。
使用するお野菜は
・ジャガイモ……中サイズ2個
・人参……2分の1
・玉ねぎ……小1個
お腹の症状を訴えているので
お腹に優しい炭水化物で
でんぷんを多く含み
また、病気の時に率先してとりたいビタミンCがでんぷんに守られている為
加熱調理をしても壊れにくい性質をもっているジャガイモをメインとして使用しました。
それぞれの野菜の皮を剥き、適当にカット(薄く切れば早く煮えます)
お鍋に入れてヒタヒタのお水を注ぎ中火にかけます。
野菜のアクが出てきたら取り除いてください。
煮込んでる間に
・ささみ……1枚
・酒……小さじ2分の1
・冷ご飯……ごはん茶碗半分
・マギーコンソメ……1本
を用意します。
ささみは筋を取り、細かく切って酒をまぶしておきます。
冷ご飯は、水で洗いぬめりやお米の臭みをとっておきます。
今回のお出汁はマギーコンソメを使用します。
我が家にあるものは塩分控えめタイプでしたが、もしもあるのであれば無塩タイプのブイヨンや自家製のスープストックでもOKです。
お鍋が煮立ってきたら、冷ご飯とささみとマギーコンソメをくわえ
野菜が柔らかくなるまで煮込みます。
ささみを入れた事で再びアクが出ますので丁寧に取り除いてください。
お米を入れたので、お米がスープを吸って膨らみます。
まめに様子を見て焦げ付かないようにかき混ぜてください。
具材が煮えたら、火を止めてブレンダーで滑らかにします。
ポタージュベースが出来上がりました。
今回は、お腹の症状を訴えている為
牛乳では無くお湯でといたスキムミルクを使用しました。
・スキムミルク……大さじ3
・お湯……180ml
再び火をつけます。
焦げやすくなっているので弱火でかき混ぜながら調味していきます。
・塩(ぬちまーす)……適量(塩加減はお好みで)
病中なので薄めの味付けにします。
病気中に汗をかいたりして失われやすくなっているミネラルを、ミネラルが含まれているお塩で足してあげる感じです。
今回は、お腹の症状に合わせたので「油脂」「脂肪分」を抑えました。
例えば
発熱・喉の痛み有りだけどお腹は平気で食欲がある
という場合は
全ての材料(冷ご飯以外)をバターで炒めてコクを出し
スキムミルクは牛乳にチェンジして満足感を出す。
油脂分でノドの通りが良くなるのでノドの痛みにも優しいです。
また
発熱、咳がある、喉の痛み有り、お腹は平気だけど食欲が無い
という場合は
ブレンダーをかける前の段階で「すりおろしたレンコン」をくわえます。
レンコンには咳止め効果があります。
お腹の症状が無ければ
ジャガイモを
・サツマイモ
・カボチャ
・サトイモ
にチェンジして作ることも可能です。
ジャガイモも全くないわけではないのですが
サツマイモ・カボチャ・サトイモに比べれば「食物繊維」が少なめなので、お腹の症状がある時はジャガイモ一択なのですが
そうでなければ色々なポタージュを作れます。
お肉も、今回はお腹の症状があったので低脂肪なささみにしましたが
皮を取り除いた鶏胸肉や鶏モモ肉でもOKです。
お肉を入れずに、お豆腐でも良いかと思います。(ブレンダーでペーストにするので形は残りませんが)
お米を何故入れるのか?なのですが
野菜のポタージュだけより、お米を入れた方が「腹持ち」が良くなります。
お薬を飲んで安心してぐっすり眠って1日でも早く治してあげたいので、お米は少量でもいいので入れると良いかと思います。
病気の時の睡眠は1番のお薬だと思います。
今回は冷ご飯を使用しましたが、洗った生米0.5合をくわえて煮込んでもOKです。
我が家の「病気の時の定番ポタージュ」
病気の時はもちろんの事、歯が痛い時にも、適度なトロミがあるので(濃度は調節してください)介護食にも。
そして味付けをしなければ(その際はマギーブイヨンでは無く離乳食用のお出汁)離乳食にも使えますので、是非作ってみてくださいね。
息子よ
早く良くなれ!