悲しい。

京都市の研修に参加して来ました。

誰か知り合いに合わないかなと思いながら席に着くと、「坂さん、僕のこと覚えてる？」と、同じグループのテーブルに座っていた男性から、突然、問いかけられた。

ヤバい！思い出せん！向こうが名乗ってくれて、6年くらい前にグループホームにいたリーダーだった。

私には、何も言わずに自由にやらせてくれて、黙って仕事をカバーしてくれるいいリーダーだったから、忘れてしまっていた。

そのリーダーがいた施設から私は別の施設が多量の離職者を出したから助けてくれと言われて、私が移動した先にいた仕事をバリバリ頑張っていた「Aリーダーは、元気ですか？」と訊ねると、一言。

「死んだ」
「えっ？」
余りにもあっさり言うものだから、彼が放った言葉が理解出来ない。

「本当に？」
「死んだ」

朝からテンション高めで、夜勤とかバリバリこなして、早めに仕事場に来ていたAリーダー。私よりも10歳以上も若いのに。

健康診断で、「200もあった」と言って、血圧の薬を飲み出したは良かったが、ビールと某お店の春巻きが大好きで、餃子か、春巻きか。どれも油っぼいし。

心配して「大丈夫ですか？」と訊ねても、「大丈夫、大丈夫」と元気だった彼の言葉が思い出される。

「いつ亡くなったの？」
「2年前。部屋で倒れていた」という話しだった。

私が辞める時、エビスのロング缶を3缶選別に渡してくれた。コロナ禍でなかったら、一瞬に酒を酌み交わしたい人でした。余りにも早い。若過ぎる。戦友の死でした。

R.I.P