Valse Brillante Op.34-1(ヴェルクマイスターIII)

Valse Brillante Op.34-1(ヴェルクマイスターIII)

F.Chopin
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調律:ヴェルクマイスターIII(第1技法第3番)、ストレッチなし

聴き比べと言いつつポピュラーなウェルテンペラメントがないのはどうかと思い、(なぜかバッハに絡めて未だに信者の多い)ヴェルクマイスターIIIでも鳴らしてみました。とはいえ流石ヴェルクマイスター。純正5度の多い領域なので響きも割とすっきりしていて、曲中にH-Gesの狭い5度も使われていないのでかなり相性はいいです。
キルンベルガー第1と同様に最も支障の出るD-Aの5度も上手く処理されているので気になりません。途中のFの和音も完全な純正ではないにしろ透明感があるため、キルンベルガー第1と似たような効果を出せます。
ヴェルクマイスターは変ニ長調がピタゴラス音律になるため、中盤で本領を発揮します。飛び跳ねるようなリズムの音型と曲の山場になる最高音のFも、より華々しく鳴ることでしょう。

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