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Berceuse Op.57(キルンベルガー第1版)
F. Chopin
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音源:Garritan CFX Concert Grand
調律:キルンベルガー第1法(A=436.05Hz)
1844年作曲、翌年出版。エリーズ・ガヴァール嬢に献呈された曲で、改訂前の曲名は「変奏曲」。 -Wikipediaより
変ニ長調、Andante。常にpp~pで鳴らされる。左手はほぼ同じシーケンスフレーズに終始する一方、右手は種々の変奏が繰り広げられる。中盤のせわしなさには思わず「何が子守歌じゃ」とツッコミを入れたくなる。
変ニ長調で右手も声部が少なく旋律的フレーズが多いことから、当時主流だったウェルテンペラメントの調性とも一致する。もちろん平均律やショパンが用いていたかもしれないラモーの音律でもそれなりに鳴ってくれる。(※聞き比べできるようにしました。下のリンクからどうぞ)
今回鳴らした調律はキルンベルガー第1法。D-Aに純正律のウルフが存在するが、曲中では全く抵触せず、なおかつ共鳴がとても美しい。もしかするとガヴァール嬢のピアノもキルンベルガー系だったかもしれない。
曲中のトリルは初出箇所の19小節目を除き、ショパンの解釈に従って補助音から始めている。この解釈なら43小節目もスムーズに流れていく。
他の調律と聞き比べるのもいかがでしょう?
ラモー版: https://note.com/pekatan158/n/n358e264f1d10
平均律版(長い戯言付き): https://note.com/pekatan158/n/n0a9790bd7f61
調律:キルンベルガー第1法(A=436.05Hz)
1844年作曲、翌年出版。エリーズ・ガヴァール嬢に献呈された曲で、改訂前の曲名は「変奏曲」。 -Wikipediaより
変ニ長調、Andante。常にpp~pで鳴らされる。左手はほぼ同じシーケンスフレーズに終始する一方、右手は種々の変奏が繰り広げられる。中盤のせわしなさには思わず「何が子守歌じゃ」とツッコミを入れたくなる。
変ニ長調で右手も声部が少なく旋律的フレーズが多いことから、当時主流だったウェルテンペラメントの調性とも一致する。もちろん平均律やショパンが用いていたかもしれないラモーの音律でもそれなりに鳴ってくれる。(※聞き比べできるようにしました。下のリンクからどうぞ)
今回鳴らした調律はキルンベルガー第1法。D-Aに純正律のウルフが存在するが、曲中では全く抵触せず、なおかつ共鳴がとても美しい。もしかするとガヴァール嬢のピアノもキルンベルガー系だったかもしれない。
曲中のトリルは初出箇所の19小節目を除き、ショパンの解釈に従って補助音から始めている。この解釈なら43小節目もスムーズに流れていく。
他の調律と聞き比べるのもいかがでしょう?
ラモー版: https://note.com/pekatan158/n/n358e264f1d10
平均律版(長い戯言付き): https://note.com/pekatan158/n/n0a9790bd7f61