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10/22 【京丹後、万歳。】

今年の5月末、自分なりに大きなものを背負って、およそ2年暮らした京丹後を去った。26年間、愛知県から出たことがなかった他所を知らない青年には、とても刺激的な2年間だった。人も、食も、海も山もとても肌に合っていた。そんな素敵な街だった。

たった4ヶ月しか経っていないものの、今回のイベント帰省?笑 は今の自分のタイミング的にもベストだった。話したいことが山ほどある。会いたい人がたくさんいる。片道4時間なんてワクワクであっという間に過ぎ去っていった。

久々に感じる、愛知とは違うスローな空気感と不安定な天候が沁みてくる。あれだけ文句を言っていた曇天さえ、今は噛み締めてしまう。京丹後大宮ICの看板をくぐり抜けると、ふっと体の力が抜けていくのが分かった。

天女の里まで車を走らせる道中も、あまりにエモかった。よく行っていた温泉のセントラーレの横を通り過ぎ、変わらない大通りを颯爽と抜けていく。車の量もやっぱ少ねえなあ〜と感心しつつ、五箇に向かう。

久々に蒸に到着すると、見慣れたみんながそこにいた。嬉しい。イベントの準備運営で死にそうになっていたけれど。笑
やっと帰ってきた実感がさらに湧いてきた。

イベントは自分が関わっていた去年よりもめちゃパワーアップしていて、感心となぜか悔しさが込み上げてきた。単純に羨ましい気持ちにもなっていた。正直、去年もゴリゴリに忙しくてもう当分いいっす、、とは思っていたものの、やっぱあの全力疾走している感は充実以外の何ものでもないと思う。マラソン的な。苦しみの先に得られるものってやっぱ多いもんね。

イベントが終了して数日丹後に滞在して、会いたい人たちにも会えて、今は帰る前にKISSUIENのコワーキングで色々思い出しながらキーボードをカタカタしてる。

自分にとって今の丹後とは逃げ場であり、救いを求められる地に変貌した。住んでいた時は一員として目一杯丹後を楽しんでいたけれど、少し空いた距離がまたすごく心地いいものになっていると実感した。ただ、やっぱりすごく羨ましくもあった。そして甘えてしまう。みんなが優しくて、迎え入れてくれる環境にどうしても揺れる思いがありつつ、ここはたまにふらっと帰ってくる場所なんだと自分にムチを打った。

愛知で、正直帰ってからあまり物事がうまく進まずに燻ってしまって、毎日の余計な時間に悩んだり、自分の実力の無さに愕然として塞ぎ込んでしまっていた。けれども、丹後で戦友たちが頑張っていたり、お世話になった人たちに話を聞いてもらったり、このタイミングで整理する時間が取れたのはめっちゃ良かった。色んな選択がある中で、結局自分で正解に近づけていくしかないと言われている気がした。

次はいつ帰ろうか。僕も、もうちょっと頑張ってみて、みんなで盛大に乾杯したいな。


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