カナダの大学選び~なぜアルバータ大学へ?
How's it going?【海外で高校教師を目指す19歳】のぺいとんです。今日は以下のフォロワーの質問を「詳しく」答えるとともに、大学選びで重視するべきことについて語りたいと思います。
フォロワーからの質問
(画像をクリックすると私の質問箱を見ることができます!)
カナダの大学といえば
・トロント大学 ・マギル大学 ・UBC
などアルバータ大学よりレベルの高くて有名な大学はいくつもあります。そしてエドモントンという都市はトロントやバンクーバーと比べたらあまり特色がない州都。そんな中、なぜぺいとんはアルバータ大学進学を選んだのでしょう。ぜひみなさんもカナダの大学選びの参考にしてみてください。
大学選びの基準
カナダの大学選びの基準はいろいろあります。
結論から言えば、入りたいプログラムでアルバータ大学を選びました。
Bachelor of Education in Secondary Education Mathematics Major, Second Languages - Japanese Minor
というプログラムに入っています。つまり、教育学部の中等教育科で数学を第1教科、日本語を第2教科として勉強しています。
そうです!僕の目標は
カナダで高校教師になること!
*中等教育とは日本の中学校・高校にあたる Grade 7 - 12 のこと
でもカナダで高校教師になるなら、
カナダのどの大学でもいいんじゃないか?
と思うかもしれません。しかし、アルバータ大学に決めた理由があります。
私のプログラムの特徴
僕が今やっているアルバータ大学のプログラムの特徴は2つあります。
1) 4年で先生になれる!
2) 日本語を指導教科として選べる!
1) 4年で先生になれる!
BC州やオンタリオ州など、カナダのほとんどの大学では教員免許取得まで5~6年かかってしまいます。
しかしアルバータ大学だと4年でアルバータ州教員免許が取得できる!そしてアルバータ州の教員免許があればカナダの他州でも教えることができます。国外生の学費を払わないといけない私としてはやはりすぐ卒業して就職したほうがいい。なのでアルバータ大学で教育学士を取ることにしました。
2) 日本語を指導教科として選べる
外国語としての日本語はカナダの中学校・高校ではあまり盛んではないため、それを指導教科として選べる大学は少ないです。自分の調べだと、UBC・ビクトリア大学とアルバータ大学のみです。その中で4年で教育学士を取れるアルバータ大学を選びました。
ちなみに、アルバータ大学で日本語が学べるということは日本語を学んだり、日本文化に興味を持つ他の学生にも多数出会えるというメリットがあります。また、ボランティアTAとして実際に大学の日本語の講義で手伝う機会もありました!
他の条件は?
さきほど見た大学選びの基準を参考に、アルバータ大学に進学を決めた他の理由を挙げていきたいと思います。
1.コスト
アルバータ大学の学費はカナダの大学のなかでは安いほうです。入学した当時の学費は1年で30単位取った場合、$25 000くらいでした。200万円代です。これは400万や500万するUBCやトロント大学よりもかなり安い!
※学費に関する注意 2021年度入学の国外生は学費の値上げ及び学費の計算が単位制→登録制に変更ため、取得単位数に関わらず1年 $27 000 以上 払うことになります。
アルバータ大学のキャンパスがあるエドモントンまではバンクーバー経由で行けます。航空券は時期にもよりますが、12万円前後が目安です。(以下 Google Flights の例)
ちなみに寮費はミールプラン含めて当時は1か月15万円ほど。これは入学を決めるまであまり見ていませんでした笑
ミールプランとは寮にある食堂を1日何度も制限なしで使えるシステムのこと。詳しくは Lister Residence (1年生寮)のサイトを確認!
2.場所・キャンパス
高校はバンクーバー郊外で過ごしたので、また新しい土地に行きたい気持ちがありました。なので、お隣のアルバータ州にお邪魔することにしました。
2019/9撮影
実はアルバータ大学にもすばらしいキャンパスがあります!キャンパスは市街地から電車で10分と、かなり近い。さすがに市街地にキャンパスを構えるトロント大学やマギル大学にはかないませんが、市街地までバスで30~40分かかるUBCやビクトリア大学よりは好立地といえるでしょう。
エドモントンは州都なだけにレジャーや娯楽など、できることはかなりあります。しかしバンクーバーやトロントと比べたら物足りない印象。なので誘惑が少ない街と呼んでいいかもしれません笑
エドモントンのあるアルバータ州はバンクーバーのあるBC州のすぐ東にあるので(以下参照)高校時代を過ごしたバンクーバーもすぐ行けます!距離で見ればトロントやモントリオールよりも断然日本に近いです。(ノバスコシア州に留学している人は飛行機が大変そう...)
3の「プログラム」は上記の通りです。
4.課外活動
注目していた課外活動のひとつはアルティメットというスポーツです。バンクーバー郊外の高校に通っているときに始め、大学でも続けたいと思っていました。大学にはそのチームがあり(カルガリー大学などチームのない大学のほうが多い)エドモントンには社会人リーグもあります。
大学の他学年・他学部の人と友だちになったり、大学チームではバスで片道8時間かけてレジャイナでの地方大会に参加したり(下写真)、カルガリーでインドアの大会に出て楽しい思い出ばかりです!
5.ランキング
日本に帰って就職したり、他の国で就職する場合は大学のランキングや知名度を気にするかもしれません。私は教員になるため、ランキングはあまり重視していなかったものの、アルバータ大学はカナダでトップ5と言われております。ランキングが高いだけに、いい教授にもたくさん出会えます。もちろん当たり外れはありますけど笑
ちなみに世界ランキングでは150位以内、私が在籍している教育学部はカナダでトップ3です。
学校の下見は行ったの?
高校はカナダ・バンクーバーの郊外で3年間過ごしましたが、実際に見に行ったことのある大学は UBC とサイモンフレイザー大学(SFU)くらいで、いま行っている大学は一度もキャンパスの写真すら見ずに踏み入れました。しかしふたを開けてみれば、緑が多くてレンガ造りの建物もあったり、居心地のいいキャンパスに感じました。
結論:わざわざキャンパスの下見をしなくても、有名なところなら大丈夫な気がします笑
(この部分は 6/26 追記)
まとめ
アルバータ大学は:
1. 教育学士取得までの早さと指導可能教科
2. 学費面
3. 課外活動 (アルティメット)
4. 日本・バンクーバーに近い新しい土地
で選びました!しかし立地やキャンパスもすばらしく、みなさんにもアルバータ大学を留学先におすすめしたいです。定番のトロントやバンクーバーとは外れますが、エドモントンも大都市なのでやることはいっぱいあります。
さいごに
参考になりましたでしょうか?
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ぺいとん