「この会議、もうちょっとましにならんかな…」と思っているあなたへ
noteマガジン「パートナーシップを磨く」は、(職場や学校や家庭で)安心で安全に話し合える関係と環境を創り出したい人が、その土台となるパートナーシップについて探究できるフィールドです。研修やセッションで扱っているエッセンスを届けています。
連投122日目。
【会議】
意味:関係者が集まって、意見交換して、物事の決定をする集まり
さて、あなたが参加する会議は、機能しています?
わたしは、その組織のパートナーシップの質は、会議に顕著に表れるなぁって思っています。
まず、上述したように、会議は、①関係者が集まる、②意見交換する、③物事の決定をするーという機能をもっています。なので、この3つがきちんと機能しているかどうかを振り返ってみましょう。
①関係者が集まる
・関係者が揃わないことが、常態化している
・遅れる人がいたり、資料の準備がまにあわず、時間通りに始まらない
・会議中に、外部から連絡が入ったりして、途中でその場を離れる人がいる
・会議終了前に出て行く人がいる
・やむを得えず欠席した人との会議の共有が資料配付だけになっている 等
②意見交換する
・詰問される場、申し開きをする場になっている
・「こんなこと言っていいのかな」と迷って言わないまま終わることがある
・「どういうこと?」と疑問に思っても質問しないままにすることがある
・声が大きい人の意見に左右されがちである
・会議が終わればあれこれ言うが、会議中には意見を言わない人がいる 等
③物事の決定をする
・社長や会長など組織の決定権をもつ人の意見ひとつで、物事が決まる
・前回、保留した内容について、質問しないと進捗状況が共有されない
・前回、検討するとした内容が、検討されていないことがある
・決定したことが、実行されない
・決定したことが、会議以外の場で覆されることがある 等
さぁ、いかがでしょう。いくつあてはまりましたか?
「あるある〜」と思いながら読んだ人もいれば、「こんなことある?」と思いながら読んだ人もいるでしょうね。
これ、ぜ〜〜〜〜んぶパートナーシップに関わることなので、思い当たることがあった人は、おそらく一つだけじゃなく、いくつも当てはまっていたのではないかしら?
会議って、会社の方向性を決めたり、結果を出すための方法なんかを決める場でしょ?
その場が機能しないってことは、その会社は組織として機能していないってことです。
人がいきいき働いていなかったり、言われたことしかしなかったり、言われたことも文句言いながらしたり、面倒くさいとかややこしそうというムードを判断基準にしたり、気分次第で怒鳴ったり褒めたり・・・挙げ句の果てには、人を採用しては辞めるを繰り返すーという始末になる。
どうでしょう? 組織をつぶすのって簡単に思えてきたでしょ?(笑)
裏を返せば、パートナーシップのある組織を創るのも、簡単なんですよ、実は。
上の点検項目がすべてではありませんが、会議をもっと有意義なものにしたいのであれば、先ほどひっかかった項目から、まずは一つ選んで、違いをつくり始めてみましょう。
※明日も会議を切り口に書く予定です。