親子のパートナーシップ6:つい口出ししたくなる衝動
連投158日目。親子のパートナーシップ第6弾。
パートナーが欲しいアシストをするのは、パートナーシップのひとつです。
親が子どもがやりたいことをできるように、会費を払ったり、道具を購入したり、練習場に連れて行ったりするのは、まさにアシストそのものですね。
そして、子どもが、懸命に練習している姿、翌日の試合に向けて道具を準備している姿、逆に試合に勝って喜んでいる姿など、子どもがイキイキしている様子を目の当たりにして、親としての喜びも感じていることと思います。
そんなアシストをしていると、親としてはもっと頑張ってほしい、もっと順調であってほしいと願ってやみません。
その延長線上で、ついつい何かと口出しをしたくなる衝動が湧いてくるときあるでしょう?
・宿題やったの?
・ゲームばかりせずに練習したら?
・さっさと準備しなさい
親としては、親心から言わずにいられないのだと思います。この言わずにいられない言葉って、結構な頻度で繰り返し、同じタイミングで言ったりするので、子どもにも累積ポイントが溜まっていきます。
しかも、累積されていく場所が意識の深い部分になるからややこしいんです。
・宿題やったの?▶︎どうせ宿題していないでしょ…
・ゲームばかりせずに練習したら?▶︎どうせ練習していないんでしょ…
・さっさと準備しなさい▶︎どうせ準備していないんでしょ…
この「▶︎◯◯」の方が、相手には蓄積されていく恐れがあります。
お気づきかもしれませんが、この「▶︎◯◯」に共通している質は、「わたしはあなたを信頼していない」というメッセージです。
「信頼していない」とはひと言も言っていないけれど、「信頼されていないんだ」という意識を育むことになるんですから、ちょっと危険ですよね。
いや、もちろん、必ずそうなると言っているのではありませんが、その可能性を知らずにやっている人が多いので、あえて強調しています。はい。
信頼していることを示しつつ、相手に言いたいことが言えるようになる。これがまさにパートナーシップそのものです。
親子だから許されることもあるけれど、親子だから修復できないこともあるので、読者の皆様にはくれぐれも注意を払っていただきたいと心から願っています。
つい、口出ししたくなっている自分に気づけたら、少し立ち止まってみましょう。
自分のターンが終わっちゃうかのように焦ってコミュニケーションを続けると、ろくなことがありません(笑)
「自分でやれるようになることを心から応援しているよ」
本当に伝えたいことの本質はここにあるんじゃないでしょうか?
良いコミュニケーションが皆さんの周りにあふれますように。
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