本物のホロスコープ
先日、今まで教えられていた出生時間と母子手帳に書いてある出生時間が10時間もの差があったことが判明した。
実は母子手帳は占星術始めた頃に、母から譲り受けていたのに、口頭で言われた時間を参考にしていて、全く見ていなかったので、そんな自分にも驚いた。
でもそれをきっかけに色々考えてたら、出生時間に厳密にならなくてもいいんでは、という気持ちも湧いたので、その事について書こうと思う。
前にも似たような事書いたけど。
占星術のしくみ
出生時間10時間の違いというのは、占星術をやっている方にはわかってもらえると思うけど、そうでない方のために書くと、下記のような感じで衝撃だった。
占星術では、生まれた瞬間の星の配置から、運勢や、身の周りに起きる出来事を読んでいく。生まれた時、太陽が地上より上に出ているのか、どの位傾いているのか、という、地上からどう見えているのか(あるいは見えていないのか)というのを図にしたのがホロスコープ。
ホロスコープは12の部屋に分割されていて、それぞれがテーマを持つ。どの部屋に星があるかで、実際にどういった事が起こるか、という要素を読むことができる仕組みになっている。(1室と7室の始まりを結ぶ線が地平線になる。7〜12に太陽があれば昼生まれ。1〜6に太陽があれば夜生まれになる)
例えば6室の「健康、仕事、ルーティン」の部屋に、現在の星が運行していれば、それらについてのアクションが起きやすい時、と言うような感じで読む。
この部屋割りは1時間違くても大きく動いていくので、10時間もズレれば、全く違うものになる。
という事は、星の運行で読む、変化が起きるテーマが変わってくる。
これは結構衝撃だった。
だってずっと、自分の部屋割りではない運勢を一生懸命読んで、時に「当たってる!「あんまり当たってない。。」と一喜一憂していたので。
出生時間と太陽星座
でも、出生時間が分からない、という場合、生まれたその日の太陽の位置を起点にしてホロスコープを作る事もできる。
雑誌などの星占いはそれを用いて作っている。それはそれで「全く当てはまらない」という事もないと思うが、生まれた時間がハッキリしていると、より具体的に星占いの「当たってる〜!」感が実感できる(という事になっている)ので、そのために出生時間を求めるのである。
満を辞して手に入れた「本物の」ホロスコープ。嬉しい。
というわけで、石井ゆかりさんの「3年の星占い」を太陽星座起点「射手座」のバージョンと、出生時間起点「双子座」のバージョンとを買ってみた。
当たってるか?と言われると、双子座の方を読んでいて、かなり具体的にそのまんまかも。。と思えた。でもやっぱり射手座の方も納得感はある。
太陽を起点に持ってくるパターンの部屋割りは、「自分の手で充実感を得るぞ!」と頑張っていた場合、この部屋割りで読んでもしっくりくる部分が多いのではないかと思う。
太陽は「自分で主体的に発展させたい部分」を指す天体であり、占星術は、太陽の動きが中心となっているので、この部屋割りでも間違ってないというか。
対して出生時間を起点とする部屋割りでは、特に何か意識する事なく過ごしている場合に起こりうる出来事を示しているように思う。
生まれた時間を自分で決めることができない様に、起こる出来事や心境も、受動的でナチュラル。故に「運命」っぽく実感しやすい。
占い記事を読もう、となっている時って「なんか、頑張ってるのにうまくいかないな」という時も結構あるのではないかと思う。そういう時は、太陽が働いてるんじゃないかと思うので、1番目の「太陽起点」パターンでも十分読み応えがあるのではないかな。
そして結局は、読んでて「よし、頑張ろう」とか「ちょっと今は休むことも意識してみよう」とか少しでも前向きになれるような文章に触れられるかどうかの方が大事だと思う。
結果的に「まさに当たってた!」という実感はなくとも、その時勇気づけられてる「太陽起点」の占いで十分その役割を果たしているのでは、と思った。
実は、(仮)だった出生時間と、今回ハッキリした出生時間はちょっと特徴的な部分がある。
元の出生時間の部屋割りは、前述した、太陽を起点にした部屋割りとほぼ一緒だったので、結果としては、そっちも「当たってるな〜」と思う根拠が十分ある、ということ。
そして今回ハッキリした出生時間は、その配置のほぼ真反対の配置になり(2室射手座が8室射手座になった)対向のサインや部屋はお互いを補完し合うような関係なので、実際に起こる出来事、扱う事象に共通点が多い事もあるだろうな、ということ。
なので、完全な思い込みのみで「当たってる!」となってたわけではないんじゃないか、と思った。
とはいえ!
この事件をきっかけに、思い込みで簡単に「当たってる!」と思いがちな自分を改めて自覚したので、「ホロスコープ的にこういう運勢」という事に対して、「でも自分の実感的にはこうだな」という感覚大事にしとこう、と、より強く思うようになった。
出生時間分かっている方は、そんな風に2方向で12星座占いを活用してみたら、面白いかと思います。
ちなみに出生時間に気づいたのは、獅子座新月の直前。
射手座からすると「8室:継承」→「9室:教養」の部屋、双子座からすると「3室:勉強」→「4室:居場所」の部屋あたりに月があった。
「譲り受けたものから教養を得て、既に持っていた知識を駆使して、居場所を自覚する」という読み方をすれば、そのまま今回のエピソードになる。
本日は、その日から対向の水瓶座満月。
ということで、それを発信してみました。
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