蟹の巨大化を後押しする魚
録画してたNHKスペシャルのパンデミックについて3人の知識人が話す番組をみた。未曾有の危機を歴史学者、政治学者、経済学者に今起きていることをどう捉えているか語る、というもの。
インタビュアーの不安な気持ちを表した質問を受け止めて、慎重に、危機感を持って語る様子は大分、占い師と客、という感じがした。
人は不安になると知識のある人に教えて欲しくなる。
一番印象的だったのは「利他的であることは利己的であることに繋がる」という話。
やっぱりここでも蟹座、と思った。
蟹座の象意のひとつ「共感して、共同体とみなせば何がなんでも守ろうとする。」が拡大するっていうことだな、と。
利他的、というと
水瓶座の象意のひとつ「個人の利益と関係ない場所で働く」が連想される。
どうもやっぱり今は気になる水瓶座。
次の時代にやってくるこの星座の象意をもう少し深められそう、と思った。
蟹は何がなんでも自分の内側を守ろうとする。
水瓶は自分の外から入ってきたものと戦って、納得できたら変化する。(白熱した議論の後に、飲み交わすお酒、みたいなイメージ)
占星術で、この二つの星座の相性はあまり良くない。
「要素が異なりすぎてお互いを無視し合う」という関係だ。
主張が交わらず「平行線」の関係。お互いを宇宙人だと思っている、みたいな。(特に蟹からみたらそうだろう。瓶だし!)
どっちも同じく水を内側に湛えながらも、うまくいかない。
なんでかっていうと、蟹は自分の中の「水」(=感情)を守る為に殻を脱ぎ捨て巨大化していくことができるが、水瓶は瓶が成長することはないので自分の中の「水」を取り換えることで変化するから。
守る部分が大きく違うのだ。
「共同体の範囲を広げる」と「外から来たものと戦う」って部分だけピックアップすると徒党を組めば、うまくやれそうなんだけど。
で、なんとかこの二つが仲良くできないか?考えてみた。ここの間を取り持つことができる唯一の星座に働いてもらうとうまくいくかもしれない。
それが魚座だ。
魚座と水瓶座は先輩後輩の関係(セミセクスタイル)。
魚座と蟹座は同じ感覚を持ちつつ、アプローチの仕方が異なり、阿吽の呼吸で協力して前進しやすい関係(トライン)にある。
魚座の象意は、「すべてを包み込むものすごく広い心」だ。
未知数。全ての可能性、要素を持っている。持ったまま漂う。個がはっきりせず、全体の中にいつもいて、そこから、何かをスッと掴んで目の前に取り出すことができる。全体の範囲が、家族、会社、社会、国、人類、を超えて全生物、全宇宙。ぐらいの全体となっているので、何が出てくるかわからない。
魚はもはや内外を隔てる殻を持たず、広大な海の中に漂う小さな存在、である。でも魚の種類の多さと、この星座の強さはつながってる気がする。
あとはスピリチュアル、アート、音楽とも縁が深い。伝播していくようなこととも。目に見えないもの全般は魚座の領域だ。
「共同体の範囲を広げることができる」というのは実は蟹座の「隠された」能力なのかもしれない。「広げよう!」という積極的な行動は普段は蟹座にはないのではないか。小さくまとまっていた方が、自分の利益になる、と信じている。
魚座は蟹座よりももっともっと広い範囲の共感力を持つ。博愛精神。
その力に蟹座は逆らえず、ちょっとずつ自分の隠れた能力「共同体の範囲を広げること」ができるのかもしれない。そして水瓶座は魚座のやり方に畏怖の念を持ちつつも、理屈が通じないので手が出せない。
うーん。だからやっぱり、この状態って、「共同体の巨大化」に焦点が当たっているんだな。
いつもは気づかなかった、隣にいる誰かに共感して、自分の守る範囲をもっと広くしていく意識を持つこと。「利他的=利己的」に気づけること。
そしてそうあることは、「不平等のない社会」を目指す水瓶意識とも唯一繋がる糸なんじゃないかな。
と、そんな風に思った。
そして大きくなった蟹は、水瓶精神と魚座パワーで本来の優しさを発揮して欲しい。
注:
上記の星座の話は個人の星座占いとは関係ありません。
あくまで12星座の象意を使って、ちょっと世の現象を考えてみているだけです。
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