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撮影記録 p.39 雪化粧の嵐山

2月8日の朝、寒さのせいかいつもより早めに起きて外を見ると、雪が予想外に積もっていた。前日の夜から雪は降っていたけど、降り続く様子はなかった。まさか積雪が数センチになるまで降るとは思ってなかった。すぐに準備をして行きやすい嵐山に向かった。到着したときには吹雪いていたけど、次第に視界が晴れていった。

渡月橋の撮影を一通り終えて、次は渡月橋から西に進み、亀山公園の展望台に向かった。紅葉シーズンでもだいたいこの順番で撮影していく。何度も行き来している道でも雪が積もっていると初めて来た道に思えてしまった。

展望台に到着したけど、また吹雪いてきてはっきりと見えなかった。

しばらくして雪が一旦弱まり、辺りが明るくなってきた。それでも風はまだ強く吹いていた。多くの人は渡月橋辺りで撮影していて、この辺りまで来ている人はかなり少なかった。ひとりで楽しむ雪景色は最高だった。

ふと木々を見ると枝から枝に飛び移る小鳥がいた。数秒でもいいから枝に止まってくれたら、雪と一緒に撮ることができたのに素早すぎて無理だった。風や小鳥によって葉や枝に積もっていた雪が落とされザザーっという音が広がり、非日常的でとても美しい光景だった。

竹林の方にも撮りに行ったけど、すでに多くの人が集まっていて良いのは撮れなかった。やはり日本人よりも外国人が多かった。

最後は宝厳院の前にある「嵐山羅漢」を撮影した。もう少し撮り続けたかったけど、この日は他の予定があったからここで終了した。

雪の日の撮影は移動が大変な所があるけれど、撮った満足はかなり高い。京都市は連日雪が降ることはない。だからこそ、この日を、この瞬間を大切にしたい、残したいという思いが湧いてくるのだろう。撮影をする予定ではなかったけど、撮りに行くと決めてすぐに行動に移せたことはとても良かったと思う。来週の天気を見てみると、気温はかなり低く雪マークもある。また雪が降るのだろうか。撮影の時間が取れるだろうか。次はどこに行こうか。


これまでに撮影した雪が降った日の嵐山をまとめてみた。

2022年12月
2021年12月
2021年1月
2019年1月
2019年1月
2008年ごろ(フィルムカメラで撮影)
2008年ごろ(フィルムカメラで撮影)
2008年ごろ(フィルムカメラで撮影)


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