【時々エッセイ】猫の手ざわりは魔法でできている 57
猫様たちには安全で快適な生活をして長生きしてほしい。
これが全猫飼いの願いです。
猫にとって有害なものは家から排除。
と思っていても、人間にとって必要な物はそうはいきません。
歯痛止めその他の為に置いてあるエッセンシャルオイル。
そのままだと揮発して空気中に成分が出てしまうので、必要な時以外はジップロックに入れて厳重密封のうえ戸棚の奥深くに保管しています。
玉ねぎ、ネギ、アヴォカド。
なぜか猫たちは床に落ちた物は自分の物と考えるところがあるので、調理の際は床に落ちないよう細心の注意を払い、皮、芯、その他の非可食部は可食部から離れた瞬間に蓋つきのゴミ箱にイン。
毒の部分を鍵のかかるゴミ箱に入れるフグの調理師のように、毒(この場合猫にとっての)は間髪を入れずに処分です。
お灸。貼るタイプのせんねん灸。
これは猫には害がありません。
線香やアロマオイルと混同して害になると言っている人もいますが、成分が違います。
実際、高齢や病気の猫に棒灸をしてあげている動画もたくさんあります。
うちのジョルジュも高齢猫なので、どこか不調になったら棒灸してあげようと思っています。
そのためにも慣れていてもらった方がいいです。
肩や腕が痛い時に私が貼るタイプのお灸をしていても、かまわず膝にのってくれるので、多分ニオイ的には大丈夫です。
うっかり灰を落としたらその記憶が残ってお灸が嫌いになってしまうので、そこは気をつけます。
失敗して服に焦げ穴を作ったことはありますが、猫様に熱い思いをさせたことがないのでOKです。
服ならツギを当てればいいし、なぜそうなったか自分でわかっていますから自分が納得すれば誰かに対して説明や説得の必要はありません。
猫の心は繕えないし、理由がわからなければ恐怖しかありません。
恐怖や不安はストレスになって寿命遺伝子を傷つけますから、長生きの大敵です。
だから、絶対にドッキリは仕掛けないし、家の中の変化も極力避けます。
マンネリ上等。
相も変らぬ穏やかな日常です。