まさか大嫌いな物で子供との仲がさらに
届いてしまった"シロモノ"。その名もルービックキューブ。
私がドキドキしてるのも知らないで、ヤマトはソッコー持ってきてくれた。
てっきり私は、届いたダンボールを階段とかにポンっと置いておいて(2階へ上がる階段は何かと物置に便利だよねw私だけ?)数日後に開封式をするのかと思ってたけど、そんな余韻は全くなく、待ってましたと言わんばかりに長女がビリビリと段ボールを外箱を破っていく。
仲間の話から、ユーチューブでやり方が分かる事までは理解していたので長女がカチャカチャし始めてい横で私は動画を物色し始めた。
まだまだ抵抗があったから、やり方動画ではなく関連動画を娘と2人で観た。" 何秒で出来るか"みたいなそんな世界大会レベルのやばい人たちがカチャカチャやってる動画がたくさんあった。
娘と2人、楽しそうだねとかすごいねとか速いねとか言いながら観る。
なんというか、そうやって過ごせただけで「ルービックキューブ買って良かったかも」とふと思った(そんな事はルービックキューブには秘密しておく)。
そして、一通り見終わったところで解説動画に入る(ゴクン)。
ソッコー、案の定、わけがわからない!!
わけが分からない!!
「最初はそんなもんだけど、不思議とそれが数日経つと…なので、お楽しみに」なんていうアドバイスっぽいものをもらったので、しばらく私はもがく事にした。
それなのに!!!!
嘘だろ。。
11歳になったばかりの長女が、スルッと進んでいく。悔しいくらい進んでいく。脳内イメージでは、私が動画で学んで楽しんでる姿を見て子供も興味持って一緒にできたらさらにいいな♪みたいな、そしてカチャカチャ出来る姿を見せつけてやろう(ニヤり)と思ってたのに、ガチャガチャとその夢が砕ける。
子供との真剣勝負が始まる。
数日経てやっと十字の一つ二つが揃い始めた私なのに、長女は意味が分からないところまで進んでいる。
そんな子供を見ながら、そして取り合いながら家の中で「なんで出来無いんだー!!!!」とか「そこまで進まんでよー!!!!!!」とめちゃくちゃ叫ぶ日々が始まった。
というか、子供との時間の中で新しい習慣が始まった。
一つのものに対し同じ目標を持ちお互い真剣に向かっていく。向き合っていく。
そして!!
家いっぱいに響き渡るほど叫ぶ。
子供は、壁にぶつかりソファからうなだれるように落ち、その壁を乗り越えられて嬉しくてまたソファから落ちていた。
気付けば、「子供はこども」という認識が変わってる。「子供=まじですごい可能性とか才能とかめちゃくちゃ持ってる人」みたいに見えてきている。親として守らないといけない存在ではあるんだけど、あの人達体が小さいだけで、相当やばい能力をめちゃくちゃ秘めてる。
大人は、それを知るためにも子供と一緒になってルービックキューブをやったほうがいいと思い始めた。w