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高見ダムへの新規ルート探索
静内ダムの左岸林道は高見ダムに続いている!
10年前の私は
『ホントに!?地図には載っていないが、、、』
と思っていた。
それから情報を集め、この道の存在を知る事ができた。7Gさんのブログやふ〜ちゃんさんの山行記に掲載されていたり、はたまた北電の従業員さんから話を聞いたり、、、。
しかし!
路面状況や林道自体の画像などは少なく、その存在を疑ってはいないが、頭の中にはボンヤリと幻の林道とのイメージが出来上がっていた。
これは一度調査に行くしかない!
自称、静内川流域山域のマニアとしていても立ってもいられなくなり、桜舞い散る5月の上旬に南へと向かった。
例によって浦河町で車中泊をして、翌朝8時に静内ダム着。
日高横断道路はGWも休まず通行止中!ご苦労様です。
ダム堤体を渡り、旧静内湖キャンプ場を通過。
ここから数百メートル地点に
『東の沢左岸林道ゲート』
があり、車はここまで。林道脇にはピセナイ山に向かったと思われる登山者の車がびっしり。
ザックを背負いスタート。この日は夕方に用事があり、12時半までに駐車場へ戻らなくてはいけない短時間勝負。とにかく行けるところまで行こう、、、。
林道脇の小さな滝を通過して数百メートル進むとピセナイ沢のインレットが見えてきた。
そして目の前に現れたのはコレ!
完全に路盤が落ちており、ジムニーでも進むのは無理な状態です。
ピセナイ沢を渡り、ピセナイ林道分岐点へ。ここは左側の小沢から土砂が流れてきため、完全に林道が埋もれています。
分岐点を左に曲がり、東の沢左岸林道を進みます。
昨年春の大雨は想像以上のダメージ。
東の沢左岸林道第2ゲート。
ゲートからすぐ先も路盤がありません。
崩れ放題!
壊れたゲートを通過。
シュットク2号線分岐点。この林道も地図には掲載されていない造材道路です。
これを見て驚いた!2年前は大きな岩が転がっていたのに!
きっとハンターさんが何かしらの手段を使い、大岩を除去したと思います。ハンターさん恐るべし、、、。
この画像が2年前の秋です(汗)。
驚きと感動で震えたままさらに先へと進みます。
静内湖のバックウォーター付近まで来ました。対岸には綺麗すぎるオフロード、日高横断道路が見えます。
三つめのゲートが近づいてきました。
これが高見ダムへと続く地図に載っていない
『シュットク1号線』
です。
ゲートを通過すると下り坂。そして目の前にはコレ!
砂防ダム???
アレっ、林道はどこ、、、?
なんと
砂防の下には橋がなく、沢を渡るしかありません(汗)。
雪解けの水が加わり、普段より水量が多い。こーなったら仕方ない、水没覚悟で大きな石の上を歩くしかないか、、、。
慎重に歩を進めるものの、そんな努力も虚しく
、、、ドッポーン!
靴がずぶ濡れでございます(汗)。
やっと対岸に渡り、気を取り直して進むが20メートルに渡り激しく崩れているではありませんか。。
か
画像ではわかりにくいですが、心臓破りの坂が続きます。
自転車だと押して登るレベルです(汗)。
ついさっき歩いた林道が遥か遠くに見えるほど。。
ヒィ〜!!!なんちゅークネクネ道&急勾配!
高見発電所からの放水口が見える。
目梨別橋が近づいてきたが、、、
残念!シュットク1号線、登りのピーク(標高350m)でタイムオーバー。ここまで2時間半かかりました。
泣く泣く引き返します。。
砂防ダムの内側を通過。往路で水没したため、半ばヤケクソで沢をジャブジャブと歩きます。
大好きな日高横断道路。指を咥えながらトボトボ歩きます。
このようにじっくりと東の沢左岸林道を眺めると、あらためて酷い崩れ方だと思います。果たして治す日は来るのでしょうか?
少し寄り道をしてピセナイ林道ゲートへ。
狩猟期間に貼られた林班図。×印が通行不可の場所です。
車に戻り二十間道路へ。青空と桜がとても美しかったです。
【高見ダムへの道のり】
東の沢左岸林道からだとおよそ3時間半〜4時間は要すると思います。
もしかすると、三石ダム左岸の美河林道ゲートから高見林道経由のルートと大差ないかもしれません。
いずれにしろ勾配ある林道を進み、山を一つ越えなくてはいけないため、体力と時間を要します。
仮に日高横断道路を歩けたら、静内ダムゲートから高見ダムまで1時間半くらいの距離なのですが( ;∀;)
高見ダムへの道のりは遠く険しい、、、。